11年度スマホ国内シェア1位をねらう
シャープがスマホブランドを「AQUOS PHONE」に統一、DLNA機能も大幅強化
シャープ(株)は本日、スマートフォン事業に関する説明会を開催。同社執行役員 通信システム事業本部 本部長の大畠昌巳氏が出席した。
大畠氏は冒頭、「今後スマートフォンがますます人気を集め、Androidのシェアも高まる。ユーザーニーズに応えることで、Androidは我々が想定する以上の成果を収めるのではないか」と市場を俯瞰。その上で「一方でユーザー獲得競争が激化していく。市場競争に対してどう取り組むかが課題になる」と指摘した。
また大畠氏は、国内シェアについて、2010年度は国内携帯電話の出荷台数シェアで6年連続1位(22.8%)を獲得したことを報告。スマートフォンに限ると、下期に6モデルを発売し、年間では200万台出荷を突破したと説明した。
2010年度のスマートフォン国内シェアは、1位がアップルの37.8%、2位がシャープの24.3%という結果だったが、大畠氏は「2011年度は国内だけで、十分500万台を超えられると考えている。スマートフォンもシェア1位を獲得すべく邁進していく」と語気を強めた。
続いて大畠氏は、シェア1位を実現するための施策として、スマートフォンのブランドを「AQUOS PHONE」に統一することを表明。また国内シェアのさらなる向上を図る考えや、スマートフォンをグローバル展開する計画などを紹介した。
■スマホブランドは「AQUOS PHONE」に統一
従来、同社のスマートフォンはブランドネームが通信キャリアごとに異なっていたが、今夏のスマートフォン新モデルはこれを統一。すべて「AQUOS PHONE」という名称にした。
名称を統一しただけでなく、液晶テレビAQUOSやAQUOSブルーレイとの連携機能を強化。AQUOSブランドの機器同士をつなぐ新機能「スマートファミリンク」を備え、ネットワーク機能を強めた。
スマートファミリンクはDLNAをベースにした機能で、Android向けのDLNAアプリを自社で開発した。
このアプリはDLNAのサーバー、コントローラー、プレーヤーとして動作する。フリックで直感的な操作が行える点も特徴だ。
プレーヤーとしてはDTCP-IPにも対応し、DLNAサーバー機能搭載のAQUOSブルーレイから配信されたデジタル番組を、AQUOS Phoneで直接再生することが可能になった。
なおプレーヤー機能はMPEG-2 TSのDRモードとAVCモードに両対応し、レコーダー側で録画したデータをそのまま配信。スマホ側でデコードして表示する仕組みだ。このため処理負荷は高く、ハイビットレートのAVC録画番組などでは、状況によって若干コマ落ちする可能性もあるという。
また、開発したDLNAアプリを用いて、AQUOSブルーレイ内の動画を液晶テレビAQUOSに表示させることも可能。この場合はスマートフォンがDLNAのコントローラーとして動作する。今後発売される予定というDLNAレンダラー機能対応の液晶テレビAQUOSに、レコーダー内のメディアコンテンツを配信させる仕組みだ。
なお、スマートフォン自体をDLNAサーバーとして活用し、DLNAプレーヤー機能を備えたAQUOSから、スマホ内のメディアを再生することも可能。配信は静止画と動画に両対応しているが、3D動画の配信は行えない。
なお配信を受けている液晶テレビAQUOSでは、画面右下の「AQUOSインフォメーション」欄に、配信を受けている機器の名称を表示することもできる。さらにAQUOSインフォメーションでは、メールの受信を表示する機能なども備えている。
■スマホのハード/サービスをさらに強化
また大畠氏は、今夏モデルがスマートフォンの基本性能を強化したことも強調。OSは最新の2.3で、1.4GHzのSnapDragonを採用した。また4.2インチのQHD液晶を備え、高画質エンジンも搭載。さらに反射防止パネルを備えたことなどで画質強化を図った。加えてワンセグやおサイフケータイなど、いわゆるガラケー機能も強化した。
3D機能を強化したことにも大畠氏は言及。3D液晶ディスプレイを搭載したことや、ツインカメラを搭載して3Dの撮動画/静止画が撮影可能になったこと、また世界初のワイヤレス充電機能を備えたことなどもアピールした。
また大畠氏は「サービス展開もスマートフォン端末の魅力の一つ」とし、サービス連携を強化することも説明。「TSUTAYA GALAPAGOS」のアプリを2011年夏モデル以降のシャープ製スマホにプリインストールし、電子書籍との親和性を高める。
なおTSUTAYA GALAPAGOSの、現在の書籍コンテンツ数はコミックを含め26,000件だが、大畠氏は「2011年上期に5万件を目指す」と、短期間でコンテンツを大幅に増やす計画を明らかにした。
さらに海外の取り組みでは、スマートフォンを米国、中国、インド、欧州などグローバルに展開していく計画を披露。これを実現するため、すでにシリコンバレーに事務所を構えたという。
また、中国向けのスマートフォン投入を本格化することも強調。2011年3月から、テンキー付きスマホや3Dスマホを投入しているが、今月にはツインカメラ搭載機も投入予定という。
大畠氏は冒頭、「今後スマートフォンがますます人気を集め、Androidのシェアも高まる。ユーザーニーズに応えることで、Androidは我々が想定する以上の成果を収めるのではないか」と市場を俯瞰。その上で「一方でユーザー獲得競争が激化していく。市場競争に対してどう取り組むかが課題になる」と指摘した。
また大畠氏は、国内シェアについて、2010年度は国内携帯電話の出荷台数シェアで6年連続1位(22.8%)を獲得したことを報告。スマートフォンに限ると、下期に6モデルを発売し、年間では200万台出荷を突破したと説明した。
2010年度のスマートフォン国内シェアは、1位がアップルの37.8%、2位がシャープの24.3%という結果だったが、大畠氏は「2011年度は国内だけで、十分500万台を超えられると考えている。スマートフォンもシェア1位を獲得すべく邁進していく」と語気を強めた。
続いて大畠氏は、シェア1位を実現するための施策として、スマートフォンのブランドを「AQUOS PHONE」に統一することを表明。また国内シェアのさらなる向上を図る考えや、スマートフォンをグローバル展開する計画などを紹介した。
■スマホブランドは「AQUOS PHONE」に統一
従来、同社のスマートフォンはブランドネームが通信キャリアごとに異なっていたが、今夏のスマートフォン新モデルはこれを統一。すべて「AQUOS PHONE」という名称にした。
名称を統一しただけでなく、液晶テレビAQUOSやAQUOSブルーレイとの連携機能を強化。AQUOSブランドの機器同士をつなぐ新機能「スマートファミリンク」を備え、ネットワーク機能を強めた。
スマートファミリンクはDLNAをベースにした機能で、Android向けのDLNAアプリを自社で開発した。
このアプリはDLNAのサーバー、コントローラー、プレーヤーとして動作する。フリックで直感的な操作が行える点も特徴だ。
プレーヤーとしてはDTCP-IPにも対応し、DLNAサーバー機能搭載のAQUOSブルーレイから配信されたデジタル番組を、AQUOS Phoneで直接再生することが可能になった。
なおプレーヤー機能はMPEG-2 TSのDRモードとAVCモードに両対応し、レコーダー側で録画したデータをそのまま配信。スマホ側でデコードして表示する仕組みだ。このため処理負荷は高く、ハイビットレートのAVC録画番組などでは、状況によって若干コマ落ちする可能性もあるという。
また、開発したDLNAアプリを用いて、AQUOSブルーレイ内の動画を液晶テレビAQUOSに表示させることも可能。この場合はスマートフォンがDLNAのコントローラーとして動作する。今後発売される予定というDLNAレンダラー機能対応の液晶テレビAQUOSに、レコーダー内のメディアコンテンツを配信させる仕組みだ。
なお、スマートフォン自体をDLNAサーバーとして活用し、DLNAプレーヤー機能を備えたAQUOSから、スマホ内のメディアを再生することも可能。配信は静止画と動画に両対応しているが、3D動画の配信は行えない。
なお配信を受けている液晶テレビAQUOSでは、画面右下の「AQUOSインフォメーション」欄に、配信を受けている機器の名称を表示することもできる。さらにAQUOSインフォメーションでは、メールの受信を表示する機能なども備えている。
■スマホのハード/サービスをさらに強化
また大畠氏は、今夏モデルがスマートフォンの基本性能を強化したことも強調。OSは最新の2.3で、1.4GHzのSnapDragonを採用した。また4.2インチのQHD液晶を備え、高画質エンジンも搭載。さらに反射防止パネルを備えたことなどで画質強化を図った。加えてワンセグやおサイフケータイなど、いわゆるガラケー機能も強化した。
3D機能を強化したことにも大畠氏は言及。3D液晶ディスプレイを搭載したことや、ツインカメラを搭載して3Dの撮動画/静止画が撮影可能になったこと、また世界初のワイヤレス充電機能を備えたことなどもアピールした。
また大畠氏は「サービス展開もスマートフォン端末の魅力の一つ」とし、サービス連携を強化することも説明。「TSUTAYA GALAPAGOS」のアプリを2011年夏モデル以降のシャープ製スマホにプリインストールし、電子書籍との親和性を高める。
なおTSUTAYA GALAPAGOSの、現在の書籍コンテンツ数はコミックを含め26,000件だが、大畠氏は「2011年上期に5万件を目指す」と、短期間でコンテンツを大幅に増やす計画を明らかにした。
さらに海外の取り組みでは、スマートフォンを米国、中国、インド、欧州などグローバルに展開していく計画を披露。これを実現するため、すでにシリコンバレーに事務所を構えたという。
また、中国向けのスマートフォン投入を本格化することも強調。2011年3月から、テンキー付きスマホや3Dスマホを投入しているが、今月にはツインカメラ搭載機も投入予定という。