キヤノン、AVCHD第2弾となるHDDビデオカメラを発売 − 高画質HXPモードを搭載
キヤノンは、AVCHD方式によるハイビジョン撮影が可能なHDDビデオカメラ“iVIS”「HG10」を9月上旬より発売する。価格はオープンだが140,000円前後での販売が予想される。
本機は容量40GBのHDDを搭載したビデオカメラで、同社AVCHD方式採用製品としてはDVDビデオカメラ「HR10」(関連記事)に続く第2弾モデル。HR10の基本性能を踏襲しながら、画質や使い勝手の向上を図っている。
撮像素子はHR10と同様の1/2.7型CMOSセンサー「キヤノン フルHD CMOS」を採用。1920×1080画素で読み出しを行い、1440×1080画素で記録する方法を継承している。また、光学10倍ズームの「キヤノン HDビデオレンズ」、高性能映像エンジン「DIGIC DV II」も踏襲している。
記録方式は、画質劣化が少なく圧縮効率の高いAVCHD High Profile。ブロックサイズが一定なAVCHD Main Profileに対し、絵柄に応じてブロックサイズを可変する本方式を採用することで、人間の視覚特性にあわせた処理を実現し、より画質劣化の少ない映像記録を可能にしている。
撮影モードは、HR10で最高画質だった「XP+」モードの代わりに「HXP」モードを新搭載。記録ビットレートは12Mbpsから15Mbpsに向上し、さらなる高画質撮影を可能にしている。その他のモードは「XP(9Mbps)」「SP(7Mbps)」「LP(5Mbps)」。40GB HDDへの記録時間は、HXPで約5時間30分、LPで約15時間となっている。なお、本機はSD画質での撮影モードは搭載しない。
被写体照度は、従来機同様に最低3ルクスを実現。暗いシーンでもノイズの少ない撮影を可能にしている。またオートフォーカス機能は「外測センサー」と「CMOSセンサー」を使った「Hi-Speed AF」を継承。素早く高精度なフォーカスを実現している。
HDD部は、高効率の放熱処理と小型化を実現するため「セパレートヒートウェイシステム」を採用。放熱版を多用することで、上方向と左右方向に熱を効率良く拡散させることが可能になったという。
また本機は、HDDを衝撃から守るための「スリーウェイHDDプロテクション」技術を搭載。落下衝撃を吸収する「耐衝撃ダンパー」や落下を検出するセンサーを使った「磁気ヘッド退避システム」、磁気ヘッド退避中の撮影映像を一時的に蓄積する「バッファメモリー記録」の3つの機能を装備している。
操作面では、2.7型ワイド液晶ディスプレイの横に、新たに「クイックセレクトリング」を搭載したのが特徴。撮影した映像の確認や各種設定の操作などを、より直感的に行うことが可能となった。
PC用アプリケーションは、HR10同様に「Corel Application Disc」を同梱。AVCHD方式で記録した動画のPCへの保存や、ビデオカメラへの書き戻しを簡単に行うことができる。また、記録動画の簡易編集やスタンダード画質への変換、DVDディスクの撮影なども行うことができる。
【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/050-555-90003
(Phile-web編集部)
本機は容量40GBのHDDを搭載したビデオカメラで、同社AVCHD方式採用製品としてはDVDビデオカメラ「HR10」(関連記事)に続く第2弾モデル。HR10の基本性能を踏襲しながら、画質や使い勝手の向上を図っている。
撮像素子はHR10と同様の1/2.7型CMOSセンサー「キヤノン フルHD CMOS」を採用。1920×1080画素で読み出しを行い、1440×1080画素で記録する方法を継承している。また、光学10倍ズームの「キヤノン HDビデオレンズ」、高性能映像エンジン「DIGIC DV II」も踏襲している。
記録方式は、画質劣化が少なく圧縮効率の高いAVCHD High Profile。ブロックサイズが一定なAVCHD Main Profileに対し、絵柄に応じてブロックサイズを可変する本方式を採用することで、人間の視覚特性にあわせた処理を実現し、より画質劣化の少ない映像記録を可能にしている。
撮影モードは、HR10で最高画質だった「XP+」モードの代わりに「HXP」モードを新搭載。記録ビットレートは12Mbpsから15Mbpsに向上し、さらなる高画質撮影を可能にしている。その他のモードは「XP(9Mbps)」「SP(7Mbps)」「LP(5Mbps)」。40GB HDDへの記録時間は、HXPで約5時間30分、LPで約15時間となっている。なお、本機はSD画質での撮影モードは搭載しない。
被写体照度は、従来機同様に最低3ルクスを実現。暗いシーンでもノイズの少ない撮影を可能にしている。またオートフォーカス機能は「外測センサー」と「CMOSセンサー」を使った「Hi-Speed AF」を継承。素早く高精度なフォーカスを実現している。
HDD部は、高効率の放熱処理と小型化を実現するため「セパレートヒートウェイシステム」を採用。放熱版を多用することで、上方向と左右方向に熱を効率良く拡散させることが可能になったという。
また本機は、HDDを衝撃から守るための「スリーウェイHDDプロテクション」技術を搭載。落下衝撃を吸収する「耐衝撃ダンパー」や落下を検出するセンサーを使った「磁気ヘッド退避システム」、磁気ヘッド退避中の撮影映像を一時的に蓄積する「バッファメモリー記録」の3つの機能を装備している。
操作面では、2.7型ワイド液晶ディスプレイの横に、新たに「クイックセレクトリング」を搭載したのが特徴。撮影した映像の確認や各種設定の操作などを、より直感的に行うことが可能となった。
PC用アプリケーションは、HR10同様に「Corel Application Disc」を同梱。AVCHD方式で記録した動画のPCへの保存や、ビデオカメラへの書き戻しを簡単に行うことができる。また、記録動画の簡易編集やスタンダード画質への変換、DVDディスクの撮影なども行うことができる。
【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
TEL/050-555-90003
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドCANON
- 型番HG10
- 発売日2007年9月上旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格140,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:40GB(1.8インチ) ●映像記録規格:AVCHD ●カード記録メディア:miniSDメモリーカード ●撮像素子:1/2.7型 CMOSセンサー(総画素数:約296万画素) ●撮影レンズ:光学10倍レンズ、デジタル併用40倍/200倍 ●ファインダー:0.27型ワイドカラー液晶 ●液晶モニター:2.7型ワイドカラー液晶(約21.1万画素) ●入出力端子:HDMIミニ端子、AVミニ端子、コンポーネント端子、USB端子、外部マイク入力端子 ほか ●電源:DC 7.4V(バッテリーパック)、DC 8.4V (DCIN) ●外形寸法:約81W×75H×129Dmm(グリップベルトを除く) ●質量:本体 約505g、撮影時 約565g