< IFA2007レポート: LOEWE>デザイン・コンシャス上等!何とBDプレーヤーも登場
こちらもIFA 恒例のLOEWE(レーべ)コレクション。デザイン・コンシャスな薄型ディスプレイ/ホームシアターシステムを提供するブランドだ。真っ白な広い空間に佇まいの美しい製品がズラリと並ぶ。ブランド腕時計のムーブメントが時計専業メーカー製であるように、プラズマ、液晶パネルがどうのこうのというレベルを飛び越えて、デザイン命のデジタルAVブランドだ。
中でも毎年楽しみなのは「デザイン・スタディ」という試作展示だ。今年、もっとも来場者の目を引いたのは「CONNECT ROUNDBOARD」という、丸いお盆のようなテレビ台だ。台上にお椀のような穴が開いている。小物入れ(?)と思って、つまみを大きく回すと、光ディスクが現れる。マルチハブ機能のドッキングステーションと呼んでいる。他にもデザイン試作がたくさん並んでいたので写真でご覧いただきたい。
一方で、レーベらしからぬ異質なものを感じたのは、液晶テレビの「倍速(100Hz)駆動デモ」だ。いわゆる動画応答速度の改善技術だが、こういうデザイン・コンシャスな会社が「画質」や「音質」を唱えたところで、客はそんな説明を求めていないと思うのだが。バックヤードでクオリティは追求しても、前面に出して訴える必要はない。
逆に「クオリティや操作性を軽視はしていない」という宣言だと前向きに捉えると、今年のレーベは最新技術を搭載したモデルが多い。まずは壁に音を反射させてサラウンド効果をもたらすサウンドプロジェクターが登場した。その名前からヤマハの開発した技術を採用したと思われる。当然、レーベは液晶テレビとのデザインマッチングを図った商品を作り上げた。ヤマハのサウンドプロジェクターの効果を体験された方の中には、このデザインを見て、むしろレーベを買いたくなるかもしれない。
そして目玉は、ブルーレイディスクプレーヤーの登場だ。ピアノフィニッシュ(ブラック)モデルとシルバークロームモデルがある。どちらも同社のINDIVISUALシリーズにデザインマッチさせている。フロントパネルがシースルーで、内側にあるBDのロゴが青く浮き上がる。シルバークロームモデルの展示では同サイズとカラーでデザインされたサブウーファースタンドに載せられていた。スペックは第1世代機相当で 1080/24p出力対応だが、HDオーディオまではサポートしていない。中身はサムスン製と想像される。
レーベの美しいデザインに憧れる方は公式ホームページもどうぞ
http://www.loewe.de/
(月刊 AVレビュー編集部 永井)
[IFA2007REPORT]
中でも毎年楽しみなのは「デザイン・スタディ」という試作展示だ。今年、もっとも来場者の目を引いたのは「CONNECT ROUNDBOARD」という、丸いお盆のようなテレビ台だ。台上にお椀のような穴が開いている。小物入れ(?)と思って、つまみを大きく回すと、光ディスクが現れる。マルチハブ機能のドッキングステーションと呼んでいる。他にもデザイン試作がたくさん並んでいたので写真でご覧いただきたい。
一方で、レーベらしからぬ異質なものを感じたのは、液晶テレビの「倍速(100Hz)駆動デモ」だ。いわゆる動画応答速度の改善技術だが、こういうデザイン・コンシャスな会社が「画質」や「音質」を唱えたところで、客はそんな説明を求めていないと思うのだが。バックヤードでクオリティは追求しても、前面に出して訴える必要はない。
逆に「クオリティや操作性を軽視はしていない」という宣言だと前向きに捉えると、今年のレーベは最新技術を搭載したモデルが多い。まずは壁に音を反射させてサラウンド効果をもたらすサウンドプロジェクターが登場した。その名前からヤマハの開発した技術を採用したと思われる。当然、レーベは液晶テレビとのデザインマッチングを図った商品を作り上げた。ヤマハのサウンドプロジェクターの効果を体験された方の中には、このデザインを見て、むしろレーベを買いたくなるかもしれない。
そして目玉は、ブルーレイディスクプレーヤーの登場だ。ピアノフィニッシュ(ブラック)モデルとシルバークロームモデルがある。どちらも同社のINDIVISUALシリーズにデザインマッチさせている。フロントパネルがシースルーで、内側にあるBDのロゴが青く浮き上がる。シルバークロームモデルの展示では同サイズとカラーでデザインされたサブウーファースタンドに載せられていた。スペックは第1世代機相当で 1080/24p出力対応だが、HDオーディオまではサポートしていない。中身はサムスン製と想像される。
レーベの美しいデザインに憧れる方は公式ホームページもどうぞ
http://www.loewe.de/
(月刊 AVレビュー編集部 永井)
[IFA2007REPORT]