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<HTP編集長・川嶋のCEDIAレポート>マランツその1〜HDオーディオ対応AVアンプやBDプレーヤーをキャッチ!

公開日 2007/09/08 18:11
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カスタムインストールの雄といえばマランツ。出自はピュアオーディオだが、いまではビジュアルからカスタムインストールソリューションまでウイングを広げる、ホームシアターのリーディングカンパニーである。

そのようなメーカーだけあって、ブースもピュアオーディオから、ビジュアル、カスタムインストールソリューションまで、多彩な魅力にあふれ、インストーラーの熱い注目を注がれていた。

マランツの揺るぎないフィロソフィーが感じられるブース正面

その隣にはマランツの現在(いま)が展示されている

会場のエントランスのすぐ近くに設けられたマランツのブースは、マランツ製品に加え、2年前から北米でマランツの取り扱いとなっているSnellのスピーカーで構成されている。

日本では導入が開始したばかりなのでまだあまり知られていないが、Snellは北米で定評のあるハイエンドメーカー。ハイエンドでありながらも埋め込みスピーカーを多数発売している

まず正面に向かうとマランツとSnellによるピュアオーディオのシステムと最新製品が展示されている。CEDIAはカスタムインストールの祭典だが、敢えてピュアオーディオを最も目立つ位置に展示しているのである。これはマランツに脈々と流れるクオリティへの徹底したこだわりなど、ピュアオーディオに対する哲学の表れだろう。

その隣には、マランツの現在(いま)ともいうべき、オーディオ・ビジュアルの展示がなされている。具体的にはDVDプレーヤーと、4機種発表されたAVアンプが薄型テレビと組み合わさって展示されているのである。

AVアンプは4機種が発表された。うち上位2機種のSR8002($2,099.99)とSR7002($1,499.99)は日本にも導入される予定。なお、上位2機種はどちらともHDMI1.3に対応している

AVアンプSR8002の背面端子部。マルチゾーンに対応していることがわかる

その脇には、カスタムインストールソリューションが展示されている。別項で詳細を報告するが、新製品の導入が発表されたカスタマイズリモコンとマルチリモコンが並べられており、インストーラーであふれかえる。その隣のコーナーはマランツの製品とクレストロンやAMXなど、各社のコントロール機器を組み合わせたシステムが展示されている。これらのインストールソリューションについては、別項にて詳報する。

インストールソリューションの展示では新製品RC9001の導入が話題を呼んでいた

マランツの製品とクレストロンやAMXなど、各社のコントロール機器を組み合わせたシステムが展示。最近ではビルダーからのシステム販売の要請もあるとか

さて、その隣にはSnellの埋め込みスピーカーが展示。Snellについても別項にて報告したい。

その隣には、日本ではCINEMARIUMの名で親しまれている、フロントサラウンドシステム「S.S.X.(Simple Surround Xperience)System」が展示され、その脇が最新のVP-15S1を体感できる視聴室となっている。

オーディオの音がいいと評判のフロントサラウンドシステム「S.S.X.(Simple Surround Xperience)System」(日本名CINEMARIUM)

視聴室の手前には、今回のCEDIAで発表された最新の製品群―HDMIスイッチャー「VS3002」、ブルーレイプレーヤー「BD8002」、そして昨日TIの記事でお伝えした「VP-11S2」―が並べられている。

HDMIスイッチャー「VS3002」。HDMI6入力、2出力であり、AVレシーバーと連携すれば、10入力に対応する

来春発売予定のブルーレイプレーヤー「BD8002」。価格は未定

マランツのカバーするジャンルは極めて広いが、それぞれ要領よくまとまっているためか、散漫な印象は感じられない。また、インストールのソリューションを数多く持っているが、基調に流れるクオリティへのこだわりが随所に感じられる。それが好感されたのか、ブースにはいつも人があふれ、活況を呈していた。

新プロジェクターVP-15S1は視聴室でデモが行われていた

昨日既に報告したDarkChip4を採用したマランツのプロジェクターVP-11S2

(ホームシアターファイル編集部・川嶋)

[CEDIA2007REPORT]

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