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ボーズ、iPod用スピーカー「SoundDock」がポータブルに - 高音質はそのままにコンパクト化・軽量化を実現

公開日 2007/09/27 19:22
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ボーズ(株)は、アップルのポータブルオーディオプレーヤー「iPod」に対応するオーディオシステム「SoundDock Portable」を11月1日に発売する。


SoundDock Portable(ブラック)

SoundDock Portable(ホワイト)
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色が用意され、価格はともに46,200円(税込)。

本機は同社が2004年に発売したiPod用オーディオシステム「SoundDock」(製品データベース)に充電式の専用バッテリーを搭載し、電源のない場所でも使えるポータブル仕様となった点が、据え置き型のSoundDockからの最大の変更点となる。


iPod用ドッキングコネクター

コネクター部は未使用時には回転して本体に収納できる

背面には外部入力端子を搭載
本体にiPodを接続するためのドックコネクターは前面底部に搭載。iPod接続時以外はドック部分は回転させ、本体に収納できる構造としている。iPodはDockコネクターを装備する全てのモデルが接続できるほか、第1・2世代のiPod、およびiPod shuffle、並びに他社製のDAPなどは本体背面に搭載する外部入力端子に接続して楽しめる。ドッキング時にはiPodの充電も行える。


充電式の専用バッテリーは着脱可能
電源には着脱が可能な充電式の専用バッテリーを採用。AC電源での駆動の他、コードレスでも使うことができる。交換用のバッテリーは近日別売りのオプションとして発売が予定されており、価格は10,290円(税込)。

コンパクトな筐体に豊かな低音再生能力を実現する独自技術「アコースティック・ウェーブガイド」を採用。「アコースティック・ウェーブガイド」の構造を変更し、SoundDockよりもさらに本体をコンパクト、かつスリムにしている。スピーカーユニットは新開発の「ネオジウムマグネット」を採用した、60mmのフルレンジドライバーを2基搭載する。


本体背面には取っ手を設けている

側面にはタッチセンサーを搭載。指でタッチしてボリュームの操作が可能だ

本機のリモコン
本体には独自技術による最新のDSPを搭載。iPodなどの音楽再生にベストマッチするようチューニングするアクティブイコライザーや、小音量でも最適な音響バランスを実現するP.A.P.回路、あらゆる音量レベルで歪みのないクリアなサウンド再生を実現するコンプレッション回路などを制御する。

専用のカードリモコンでは本体の操作だけでなく、iPodの基本操作、iPod内のプレイリストの選択も可能だ。

本体背面には取っ手が設けられ、持ち運びも簡単に行える。また近日別売オプションとして専用のキャリングバッグも6,930円(税込)で発売予定だ。

■新製品開発者インタビュー

本日同社が行った新製品発表会の会場にて、新製品のプレゼンテーションのためボーズ米国本社より来日した、Product Manager Home Entertainment DivisionのBeth H. Cohen氏に、「SoundDock Portable」の開発背景をうかがった。


Bose Corporationより来日したBeth H.Cohen氏
━━2004年に発売されたボーズのiPod用オーディオシステム「SoundDock」の“次の進化”には多くのファンが期待していたところだと思いますが、その回答が“ポータブル”となった背景についてお聞かせ下さい。

Cohen氏:SoundDockは米国でも大きな成功をおさめ、市場にiPod用のHiFiシステムという新しいカテゴリを創り出したヒットモデルとなりました。多くのユーザーが獲得できたことで、当社が行ったユーザー・リサーチからも多種多様な回答を得ることができました。その中でも、「家庭内の様々な部屋で使いたい」であるとか、「旅行時にも使いたい」といった、ポータビリティの改善を望むユーザーの声を多くいただいたことが、今回の“ポータブル”機能の実現へとつながりました。

━━開発時に最も苦労されたポイントはどちらになりますか。

Cohen氏:今回ポータブル機能を実現するにあたって、音質が損なわれては全く意味がないと考えました。独自のアコースティック・ウェーブガイドを進化させ、充電式電池の技術を洗練させるなど検証を重ね、据え置き型のSoundDockの高音質をキープしながら、本体をコンパクト、かつ軽量化することができました。

━━アメリカでも高音質なポータブルオーディオ用の外部スピーカー市場が盛り上がっているのでしょうか。

Cohen氏:そうですね。その中でも、当社の「SoundDock Portable」がトップクラスの音質と性能を実現することができたと思います。

━━デザイン面で工夫されたポイントはありますか。

Cohen氏:今回の製品では、持ち運びやすいように本体背面に取っ手を設けていますが、こちらはアコースティック・ウェーブガイドの音の出口となるポートも兼ねています。こちらも最高の音質とポータブル機能を両立させるために工夫したポイントになります。


【問い合わせ先】
ボーズ・インフォメーションセンター
TEL/0120-039-780

(Phile-web編集部)

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