マランツ、HDMI Ver1.3a搭載のAVアンプ「SR8002」「SR7002」を発売

マランツ コンシューマー マーケティングは、HDMI 1.3a端子を搭載し、ドルビーTrueHDやDTS-HD MAなど、HDオーディオのデコードに対応したAVアンプ「SR7002」「SR8002」2機種を11月中旬に発売する。

価格はSR7002が148,000円、SR8002が198,000円（いずれも税込）。

2機種とも、HDMI 1.3a端子を入力4系統/出力2系統装備。2系統の出力は切り替え式で、同時出力はできない。1080pリピーター入出力、Deep Color、x.v.Color、オートリップシンクなども備えている。

HDMI端子から入力した、ドルビーTrueHD、DTS-HD MA/HRA、ドルビーデジタルプラスなどのビットストリーム信号のデコードが可能。デコードにはTI社のDSP「TMS320DA708」が用いられる。

アンプは7chで、各チャンネルの定格出力はSR8002が125W、SR7002が110W（8Ω時）。パワーアンプはコンプリメンタリー・プッシュプル回路を使った電流帰還型を採用。 後段の電流・電圧変換増幅部には高域まで低歪で増幅するウィルソン型カレントミラー回路を備えている。

A/DコンバーターとD/Aコンバーターはどちらもシーラスロジック社製で、192kHz/24bit仕様。ADCには「CS5361」が、DACには「CS4382A」が採用されている。

また、MP3/AAC/WMAなど圧縮音声の高域成分を補間するM-DAX（Marantz Dynamic Audio eXpander）も搭載。デュアルコアにより動的に減衰分を感知し補間するもので、圧縮音声だけでなくラジオなどのナローバンドの信号にも適用できる。自動音場補正機能として「Audyssey MultiEQ」を採用している。

筐体は、突起部を含む奥行きが396mmで、設置性を高めた。またリモコンは、メインリモコンと簡易リモコンの2種類が付属し、どちらも学習機能を備えている。

上位機種のSR8002は、アンプ出力がSR7002に比べて大きいほか、音質や機能を高める仕様が盛り込まれている。まず、トランスはSR7002が大型EIトランスを採用しているのに対し、SR8002は大型トロイダルトランスを採用。また、電源回路部に音質を吟味した特注のブロックコンデンサーを搭載しているのもSR8002のみの特徴となる。

またSR8002は、金メッキ端子と透明スクリューによるスピーカー端子を全チャンネルに搭載しているほか、シャーシにも銅メッキが用いられ、高周波ノイズを抑制。さらに、マルチルーム機能も強化されており、マルチルームアナログ音声出力を2系統装備するほか、マルチルームコンポーネントビデオ出力も1系統備えている。

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（Phile-web編集部）