<IFA2008レポート>2日間のプレイベントが開幕−メッセ・ベルリン社がプレスカンファレンスを開催
世界最大のコンシューマー・エレクトロニクスショー「IFA2008」が現地時間29日にドイツの首都ベルリンで開幕する。27日・28日の2日間は一般公開に先駆け、大手メーカーのプレスカンファレンスなど、プレイベントが開催される。
初日の27日は、IFAを主催するメッセ・ベルリン社によるインターナショナル・プレスカンファレンスが午後13時より催された。
壇上に登ったメッセ・ベルリン社C.O.O.のChristian Goeke博士は、IFA2008の開幕に先駆けて、イベントの魅力を会場に集まったジャーナリストに向けて紹介し、今年のイベントにかける意気込みを語った。
2006年に開催周期を隔年から毎年に移して以来、今年のIFA2008は「毎年開催の2回目」の開催になる。昨年のIFA2007までは出展社の数や、ショー期間の売上高など、数々の記録を塗り替えてきたが、今年のイベントはその成長を確かなものとし、世界にその魅力をアピールするための、ひとつの正念場となる。
メッセ・ベルリン社はこれまでの成長をさらに加速させるため、IFA2008では従来のコンシューマー・エレクトロニクス・IT分野に加え、ホームアプライアンスにも出展内容の幅を拡大するという戦略を採った。この方針ついてGoeke氏は「一見すると結びつきが弱いようにみえるCEとホームアプライアンスだが、実際にはユーザーの生活の中で、互いが深く結びつくことで豊かさをもたらしている。IFA2008では、CEとホームアプライアンスの展示を一つの会場に集約させることで、その結びつき明確なかたちで来場者にみせていくことができれば、これまでにも“ライフスタイル提案”に注力してきたIFAならではの魅力を世界にアピールできるだろう」と意気込みを語った。
「IFAは単なる商品の展示会ではなく、コンテンツの魅力を含め、来場者に感動をもたらすイベントである」ことも、IFAの魅力としてGoeke氏が日頃よりアピールしているポイントだ。会期中はメーカー各社の商品・技術展示のみならず、著名アーティストによるコンサートや様々なセミナーやイベントが開催される。
今年のショーは展示スペースを総面積122,000平方メートルという、過去最大規模のスケールに拡大して行われる。出展社数も拡大し、世界63カ国から1,245社が集まる。その内訳については、「イベントの国際化は特に私たちが力を入れてきたポイント」とGoeke氏が語るように、海外からの出展社数が昨年から倍近くに増え、アジアや中南米の新規出展社も加わって、ますます国際色豊かな構成となっている。
AVエレクトロニクスの展示としては、総展示面積6,000m2の展示スケールをアピールするソニーに注目が集まっているようだ。ベルリンの市街地を歩いていると、そこかしこにソニーのIFA2008出展をアピールするティザー広告が目に飛び込んでくる。昨年のIFA2007では、同社の出展内容が、周囲の期待とはうらはらに、思いのほか見所が少なかったため、今年はどのように盛り上げてくれるのか、注目が集まりそうだ。もちろん、ソニーのほかにもメッセ会場の南エントランスに巨大な広告を掲げるパナソニックなど、AVエレクトロニクスメーカーによる力のこもった出展内容が期待できる。
28日にはソニーやパナソニック、ビクターをはじめ、国内・海外の大手メーカーによるプレス・カンファレンスも開催が予定されており、そこで発表される各社の戦略や最新商品が注目される。このプレスカンファレンスについても詳しいレポートをお届けする予定だ。
(Phile-web編集部・山本)
初日の27日は、IFAを主催するメッセ・ベルリン社によるインターナショナル・プレスカンファレンスが午後13時より催された。
壇上に登ったメッセ・ベルリン社C.O.O.のChristian Goeke博士は、IFA2008の開幕に先駆けて、イベントの魅力を会場に集まったジャーナリストに向けて紹介し、今年のイベントにかける意気込みを語った。
2006年に開催周期を隔年から毎年に移して以来、今年のIFA2008は「毎年開催の2回目」の開催になる。昨年のIFA2007までは出展社の数や、ショー期間の売上高など、数々の記録を塗り替えてきたが、今年のイベントはその成長を確かなものとし、世界にその魅力をアピールするための、ひとつの正念場となる。
メッセ・ベルリン社はこれまでの成長をさらに加速させるため、IFA2008では従来のコンシューマー・エレクトロニクス・IT分野に加え、ホームアプライアンスにも出展内容の幅を拡大するという戦略を採った。この方針ついてGoeke氏は「一見すると結びつきが弱いようにみえるCEとホームアプライアンスだが、実際にはユーザーの生活の中で、互いが深く結びつくことで豊かさをもたらしている。IFA2008では、CEとホームアプライアンスの展示を一つの会場に集約させることで、その結びつき明確なかたちで来場者にみせていくことができれば、これまでにも“ライフスタイル提案”に注力してきたIFAならではの魅力を世界にアピールできるだろう」と意気込みを語った。
「IFAは単なる商品の展示会ではなく、コンテンツの魅力を含め、来場者に感動をもたらすイベントである」ことも、IFAの魅力としてGoeke氏が日頃よりアピールしているポイントだ。会期中はメーカー各社の商品・技術展示のみならず、著名アーティストによるコンサートや様々なセミナーやイベントが開催される。
今年のショーは展示スペースを総面積122,000平方メートルという、過去最大規模のスケールに拡大して行われる。出展社数も拡大し、世界63カ国から1,245社が集まる。その内訳については、「イベントの国際化は特に私たちが力を入れてきたポイント」とGoeke氏が語るように、海外からの出展社数が昨年から倍近くに増え、アジアや中南米の新規出展社も加わって、ますます国際色豊かな構成となっている。
AVエレクトロニクスの展示としては、総展示面積6,000m2の展示スケールをアピールするソニーに注目が集まっているようだ。ベルリンの市街地を歩いていると、そこかしこにソニーのIFA2008出展をアピールするティザー広告が目に飛び込んでくる。昨年のIFA2007では、同社の出展内容が、周囲の期待とはうらはらに、思いのほか見所が少なかったため、今年はどのように盛り上げてくれるのか、注目が集まりそうだ。もちろん、ソニーのほかにもメッセ会場の南エントランスに巨大な広告を掲げるパナソニックなど、AVエレクトロニクスメーカーによる力のこもった出展内容が期待できる。
28日にはソニーやパナソニック、ビクターをはじめ、国内・海外の大手メーカーによるプレス・カンファレンスも開催が予定されており、そこで発表される各社の戦略や最新商品が注目される。このプレスカンファレンスについても詳しいレポートをお届けする予定だ。
(Phile-web編集部・山本)