<CEATEC2008:ドルビージャパン>最新のドルビーHDR技術を披露 − Dolby Theaterでデモも実施
ドルビージャパンのブースには、一般的な展示コーナーのほか、デモを体験できる「Dolby Theater」やブースの横に併設された視聴室「Dolby Room」が設けられている。
「Dolby Theater」では1時間に4回ほど約10分間のプレゼンテーションが行われ、NECのプロジェクター「NC800C」で投射された映像とともにドルビーTrueHD、ドルビーボリュームのデモを体験することができる。
「Dolby Theater」の上演が終わると隣の「Dolby Room」へ誘導される。Dolby Roomでは昨年のCEATECで初登場した、同社独自のLEDバックライトのエリア駆動技術「ドルビーHDR(High-Dynamic-Range)」を搭載した試作機が展示されている。
LEDバックライトをブロック分割し、表示画像の輝度分布に応じて各ブロックの輝度を制御する局所輝度制御を採用した独自技術により、高コントラストを達成している。またLEDバックライトと液晶パネルの両方を制御する同社独自の制御アルゴリズム、デュアルモジュレーションの採用も高コントラストに貢献しているという。
今回登場した試作機は、イタリアの映像機器メーカー・SIM2社と共同開発を行ったもので、昨年披露されたドルビー独自開発のデモ機と比べ画質をさらに向上させたという。また昨年のディスプレイは37インチだったが本デモ機は46インチとサイズアップを図っている。
「Dolby Room」ではドルビーTrueHDのデモスペースも設けられている。使用機材はスピーカーシステムがヤマハのNS-310シリーズ、AVアンプはヤマハのDSP-AX763、BDレコーダーは三菱電機のDVR-BZ200、パナソニックのDMR-BW730。
展示スペースではドルビーの様々な音声フォーマットを紹介している。ドルビーボリュームは聴覚心理学モデルを応用しソース音声のラウドネスを測定、解析することで、番組間、入力ソース間で生じる音量レベルの差を自動調節する技術。今年東芝の液晶テレビ“REGZA"ZH500/ZV500シリーズに始めて採用され話題を集めた。先日発表されたばかりの“REGZA"最新モデルでは上位機種ZH7000/Z7000/FH7000シリーズに搭載され、CEATEC会場には「52ZH7000」が展示されていた。
ドルビーモバイルは音の広がり間を高める処理や低域の自然な拡張、音量レベルの自動調整、モノラルからステレオへの変換機能などが盛り込まれた技術で、SH706i/SH906iシリーズなどシャープ製の携帯電話で採用されている。ヘッドホンを装着するだけで携帯電話やデジタル・オーディオ・プレーヤーなどでサラウンドを体験できるというもの。数台の携帯電話が設置され視聴できるようになっている。
PCでサラウンド再生が可能なドルビーPCエンタテイメントエクスペリエンスは、ソニーの“VAIO"「Type A」、東芝の“Qosmio"「GX/79G」、日本エイサー“Aspire"「8930G」など最新の対応PCがラインナップ。
ソニー“ハンディカム"「HDR-TG1」やパナソニック「HDR-SR11」などのビデオカメラも並ぶ。これらの機器はドルビーデジタル5.1クリエイター対応機種で、コンシューマー製品ながら音声を5.1chサラウンドで記録することができる。
そのほかドルビープロロジックIIやドルビーオートモーティブエンタテイメントプログラムなどが紹介されていた。
(Phile-web編集部)
「Dolby Theater」では1時間に4回ほど約10分間のプレゼンテーションが行われ、NECのプロジェクター「NC800C」で投射された映像とともにドルビーTrueHD、ドルビーボリュームのデモを体験することができる。
「Dolby Theater」の上演が終わると隣の「Dolby Room」へ誘導される。Dolby Roomでは昨年のCEATECで初登場した、同社独自のLEDバックライトのエリア駆動技術「ドルビーHDR(High-Dynamic-Range)」を搭載した試作機が展示されている。
LEDバックライトをブロック分割し、表示画像の輝度分布に応じて各ブロックの輝度を制御する局所輝度制御を採用した独自技術により、高コントラストを達成している。またLEDバックライトと液晶パネルの両方を制御する同社独自の制御アルゴリズム、デュアルモジュレーションの採用も高コントラストに貢献しているという。
今回登場した試作機は、イタリアの映像機器メーカー・SIM2社と共同開発を行ったもので、昨年披露されたドルビー独自開発のデモ機と比べ画質をさらに向上させたという。また昨年のディスプレイは37インチだったが本デモ機は46インチとサイズアップを図っている。
「Dolby Room」ではドルビーTrueHDのデモスペースも設けられている。使用機材はスピーカーシステムがヤマハのNS-310シリーズ、AVアンプはヤマハのDSP-AX763、BDレコーダーは三菱電機のDVR-BZ200、パナソニックのDMR-BW730。
展示スペースではドルビーの様々な音声フォーマットを紹介している。ドルビーボリュームは聴覚心理学モデルを応用しソース音声のラウドネスを測定、解析することで、番組間、入力ソース間で生じる音量レベルの差を自動調節する技術。今年東芝の液晶テレビ“REGZA"ZH500/ZV500シリーズに始めて採用され話題を集めた。先日発表されたばかりの“REGZA"最新モデルでは上位機種ZH7000/Z7000/FH7000シリーズに搭載され、CEATEC会場には「52ZH7000」が展示されていた。
ドルビーモバイルは音の広がり間を高める処理や低域の自然な拡張、音量レベルの自動調整、モノラルからステレオへの変換機能などが盛り込まれた技術で、SH706i/SH906iシリーズなどシャープ製の携帯電話で採用されている。ヘッドホンを装着するだけで携帯電話やデジタル・オーディオ・プレーヤーなどでサラウンドを体験できるというもの。数台の携帯電話が設置され視聴できるようになっている。
PCでサラウンド再生が可能なドルビーPCエンタテイメントエクスペリエンスは、ソニーの“VAIO"「Type A」、東芝の“Qosmio"「GX/79G」、日本エイサー“Aspire"「8930G」など最新の対応PCがラインナップ。
ソニー“ハンディカム"「HDR-TG1」やパナソニック「HDR-SR11」などのビデオカメラも並ぶ。これらの機器はドルビーデジタル5.1クリエイター対応機種で、コンシューマー製品ながら音声を5.1chサラウンドで記録することができる。
そのほかドルビープロロジックIIやドルビーオートモーティブエンタテイメントプログラムなどが紹介されていた。
(Phile-web編集部)