PS3は前年比2倍以上の売り上げ
ソニー、第2四半期決算は営業利益が前年比9割減に
ソニーグループは、2008年度第2四半期の連結業績を発表した。
まず連結業績については、売上高が2兆723億円で、対前年同期比で0.5%の減収となった。減収については円高による影響が大きく、前年同期のレートを適用した場合は5%の増収となるという。
営業利益については、前年の1,116億円から今期は110億円と、9割以上の減益となった。営業利益の減収について同社は、国内の株式相場下落でが400億円程度の減収要因となったほか、前年に旧本社跡地の一部の売却益を607億円計上していたことを理由に挙げている。純利益については208億円と、前年の7割減の水準を計上した。
事業別に見ていくと、エレクトロニクス分野の売り上げは1兆6,533億円と、前年同期比0.6%の微減となった。BRAVIAやVAIO、αなどが海外を中心に売り上げを伸ばしたものの、円高がマイナス要因になった。一方、営業利益は前年同期比40.5%減の756億円となった。単価の下落による原価率の悪化、ソニー・エリクソンに関する持分法による投資利益の減少を主な減益要因と説明している。
ゲーム事業の売上高は、PS3とPSPのハードウェア販売がいずれも好調で、前年同期比10.3%増の2,685億円となった。特にPS3は、第2四半期に243万台を販売し、前年の112万台の2倍以上を記録した。ソフトウェアについては、PS3とPSPは増収となったものの、PS2用ソフトが減収となったことにより、全体では減収となった。なお、ゲーム事業の営業損失は395億円で、前年の967億円から600億円近く改善した。
映画事業は好調。売上高は前年比3.4%増の1,961億円、営業利益はほぼ200%増の110億円となった。全世界でヒットした「ハンコック」や、「Step Brothers」、「Pineapple Express」などの劇場公開作品のヒットが貢献した。
なお同社は、10月23日に2008年度通期の連結業績の見通しを修正し、売上高は1%増の9兆円、営業利益は前年度比亜58%減の2,000億円としていたが、この見通しは1ドル100円前後、1ユーロ140円前後という想定為替レートをもとに作成したもの。見通し発表後の為替レートの大きな変動が、上記の修正した見直しに、さらなる悪影響を与える可能性があるとも指摘している。
まず連結業績については、売上高が2兆723億円で、対前年同期比で0.5%の減収となった。減収については円高による影響が大きく、前年同期のレートを適用した場合は5%の増収となるという。
営業利益については、前年の1,116億円から今期は110億円と、9割以上の減益となった。営業利益の減収について同社は、国内の株式相場下落でが400億円程度の減収要因となったほか、前年に旧本社跡地の一部の売却益を607億円計上していたことを理由に挙げている。純利益については208億円と、前年の7割減の水準を計上した。
事業別に見ていくと、エレクトロニクス分野の売り上げは1兆6,533億円と、前年同期比0.6%の微減となった。BRAVIAやVAIO、αなどが海外を中心に売り上げを伸ばしたものの、円高がマイナス要因になった。一方、営業利益は前年同期比40.5%減の756億円となった。単価の下落による原価率の悪化、ソニー・エリクソンに関する持分法による投資利益の減少を主な減益要因と説明している。
ゲーム事業の売上高は、PS3とPSPのハードウェア販売がいずれも好調で、前年同期比10.3%増の2,685億円となった。特にPS3は、第2四半期に243万台を販売し、前年の112万台の2倍以上を記録した。ソフトウェアについては、PS3とPSPは増収となったものの、PS2用ソフトが減収となったことにより、全体では減収となった。なお、ゲーム事業の営業損失は395億円で、前年の967億円から600億円近く改善した。
映画事業は好調。売上高は前年比3.4%増の1,961億円、営業利益はほぼ200%増の110億円となった。全世界でヒットした「ハンコック」や、「Step Brothers」、「Pineapple Express」などの劇場公開作品のヒットが貢献した。
なお同社は、10月23日に2008年度通期の連結業績の見通しを修正し、売上高は1%増の9兆円、営業利益は前年度比亜58%減の2,000億円としていたが、この見通しは1ドル100円前後、1ユーロ140円前後という想定為替レートをもとに作成したもの。見通し発表後の為替レートの大きな変動が、上記の修正した見直しに、さらなる悪影響を与える可能性があるとも指摘している。