InterBEE 2008レポート
最新DTSエンコーダーやテクニカのマイクロホンなど注目のプロ用音響機器を展示
■ヒビノ
ヒビノは08年10月よりAKGのプロフェッショナル オーディオ機器の取扱いを開始したが、ブースには「K217 MkII」「K240 MkII」などAKGのスタジオ用ヘッドホン、コンデンサー・マイクロホンなどが展示されている。
また同社の取り扱うJBL PROFESSIONALの製品は、スタジオ向けのアンプやスピーカー、インストーラー向けの埋め込みスピーカーなどを多数展示されているが、新製品として設備用スピーカーシステム“AE Compactシリーズ"が紹介されている。“AE Compactシリーズ"は、2ウェイフルレンジスピーカーの8機種で展開するシステムで、キャビネットの幅を極限まで抑えたスリムなボディが特長だ。
JBL製品としてはそのほかにも天井埋め込み用スピーカーシステム2シリーズを参考出展している。「Control 40シリーズ」は、同軸2ウェイ・フルレンジスピーカー「42C」「47C/T」「47LP」「47HC」と、サブウーファー「47CS/T」で展開する。47ラインには、中域ドライバのスロット・ロードとして機能すると同時に高域の水平指向特性を滑らかにする技術「RBI(Radiation Boundary Integrator)」を搭載するハイグレードなシステムだ。店舗やホテル、ショールームなどの空間での設置を想定しているという。「Control 8100シリーズ」は2ウェイ・フルレンジスピーカー「8124」「8128」の2機種のラインナップ。コスト重視の設備用として展開していくという。
SHURE製品の中心はマイクロホン。会議室等で使用する埋め込みタイプのバウンダリマイクロホンやワイヤレスマイクロホンなどSHUREブランドのラインナップが揃う。
またヒビノのブースではグループ会社のヘビームーンも出展しているが、注目は同社が取り扱うマイクロホンメーカー DPA Microphones社の楽器用単一指向性マイクロホン「4099シリーズ」。ギター、バイオリン、サックス収音に最適で、DPAのクオリティーを71,400円(税込)という価格で実現したコストパフォーマンスの高いモデル。来年1月に発売を予定している。
■D&Mホールディングス プロフェッショナル・ビジネス・カンパニー
D&Mホールディングスのブースでは、プレイ操作をすると0秒で再生信号が出力されるCDプレーヤー「DN-962FA」や、ポータブルSDメモリーレコーダー「PMD661」が新製品として紹介されている。「PMD661」は48Vファンタム電源のプロ仕様で、96kHz、24bitでの録音に対応する。
また同社の取り扱うボストン・アコースティック社からは、車載スピーカーや、石の形をしたユニークなスピーカーシステム「RK5」などが展示されている。防滴対応のIPX5に準拠しており雨の日でも使用できる。カラーラインナップは川岩色、砂岩色、花岩色の3色。