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12月開催の米CineGridワークショップにて

慶応大学とNTT、4K超高精細映像による多地点テレビ会議の実演に成功

公開日 2008/12/25 18:14 Phile-web編集部
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慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(略:DMC機構)、ならびに日本電信電話(株)は、先頃米国で開催されたイベントにおいて、4K超高精細映像による多地点テレビ会議の実演に成功したことを発表した。


4K超高精細映像による多地点テレビ会議実験の概要

テレビ会議実験の模様
両者は今回、カリフォルニア大学サンディエゴ校、およびイリノイ大学シカゴ校の協力の下、12月8日から10日まで米・サンディエゴで開催された超高速ネットワーク環境における超高品質メディアの応用を実証する国際的な研究コミュニティである「CineGrid」のワークショップにて今回の実演に成功した。

今回の実演は、米国のワークショップ会場と、東京のDMC機構、イリノイ大学シカゴ校の3地点を10GbpsのIPネットワーク経由で接続し、4K超高精細カメラ映像による双方向多地点テレビ会議を世界で初めて実現したというもの。4Kデジタル動画カメラで撮影されたライブ映像は、毎秒60フレーム・プログレッシブの4K映像のJPEG2000によるリアルタイムストリーミングが行われた。

今回の実演の成果により、将来は地球規模のIPネットワークを介して複数拠点間で超高精細映像をリアルタイム共有する遠隔協調環境、あるいは移動に伴う環境負荷を低減しつつ、学術・教育・医療・文化・娯楽など幅広い分野での新たな協業活動の実現可能性が実証されたという。

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