CES2009レポート
<MERIDIAN>家庭用4K2Kプロジェクター登場!/HDMIの音声・映像を分離するプロセッサーも
英MERIDIANもVenetian Towerのスイートルームを借り切り、革新的な製品を紹介している。
■家庭用の4K2K DLPプロジェクターを展示
まず、家庭用(!)の4K2Kプロジェクター「810 REFERENCE VIDEO SYSTEM」についてお伝えしよう。価格は185,000ドルで、日本円に換算すると1,700万円弱と言ったところだろうか。北米ではすでに発売を開始しているという。なお表示デバイスには,4,096×2,400画素のD-ILA素子を採用する。
4K2Kの映像ソースは一般には手に入れることができないので、ソースは1080pまでのものを利用し、これをアプコンすることになる。デモではPS3が再生機として使用されていた。
写真のプロジェクターの上に置かれたボックスがスケーラーで、SD信号やフルHD信号を4K2Kにアプコンすることができる。ボックスの中には5つのMarvell Electronics社製LSIが内蔵され、これを使ってアプコン処理を行うのだという。このため、背面にはDVI入力端子を4つ装備。それぞれに同一のフルHD映像を入力し、それを内部でアプコン処理する。
なお本機のレンズは、背面投写用の超短焦点レンズと長焦点レンズの2種類から選択することができる。
■独自仕様のHDMI機器やネットワークシステム、F80なども展示
また、HDMIオーディオプロセッサー「HD621」も発表された。本機は6入力1出力のHDMIスイッチャーだが、最大の特徴は、HDMI出力からは映像信号しか出力しないこと。音声信号は内蔵プロセッサーで解像度を上げた後、イーサネットから出力し、同社のDSP/アンプ内蔵スピーカー「DSP8000」などに入力することができる。パイオニアのBDプレーヤー「BDP-LX91」は、2系統HDMI出力を備え、映像/音声を独立して送出できるが、それとは全く異なるソリューションだ。
また本機はHDオーディオデコーダーを内蔵していないため、プレーヤーから出力する場合は、プレーヤー内のデコーダーでリニアPCMに変換する必要がある。
家庭内ネットワークオーディオシステム「Sooloos」も同社ブースで公開された。本システムは、音楽データをためておくサーバー、ネットワークプレーヤー、コントローラーから構成される。サーバーやプレーヤーは複数用意されているほか、コントロールは専用機器のほか、PCやクレストロン、iPhone/iPod touchなども利用可能。
実際に専用コントローラーで操作を行ってみたが、マルチタッチに対応していないため、大量の楽曲から目当てのものを探すのにはかなり苦労しそうだ。アルファベットでの検索機能も備えているが、使い勝手はiTunesなどに比べて優れているとは言えない。
そのほか同社ブースでは、こちらのページでくわしくお伝えしているフェラーリ認定のオールインワンエンタテインメントシステム「F80」も展示。CD/DVDの再生機能に加え、FM/AMチューナーやアラームクロック機能、また同社が本機専用のオプションとして発売するiPodドック「i80」と組み合わせることで、iPod再生などが楽しめる。
■家庭用の4K2K DLPプロジェクターを展示
まず、家庭用(!)の4K2Kプロジェクター「810 REFERENCE VIDEO SYSTEM」についてお伝えしよう。価格は185,000ドルで、日本円に換算すると1,700万円弱と言ったところだろうか。北米ではすでに発売を開始しているという。なお表示デバイスには,4,096×2,400画素のD-ILA素子を採用する。
4K2Kの映像ソースは一般には手に入れることができないので、ソースは1080pまでのものを利用し、これをアプコンすることになる。デモではPS3が再生機として使用されていた。
写真のプロジェクターの上に置かれたボックスがスケーラーで、SD信号やフルHD信号を4K2Kにアプコンすることができる。ボックスの中には5つのMarvell Electronics社製LSIが内蔵され、これを使ってアプコン処理を行うのだという。このため、背面にはDVI入力端子を4つ装備。それぞれに同一のフルHD映像を入力し、それを内部でアプコン処理する。
なお本機のレンズは、背面投写用の超短焦点レンズと長焦点レンズの2種類から選択することができる。
■独自仕様のHDMI機器やネットワークシステム、F80なども展示
また、HDMIオーディオプロセッサー「HD621」も発表された。本機は6入力1出力のHDMIスイッチャーだが、最大の特徴は、HDMI出力からは映像信号しか出力しないこと。音声信号は内蔵プロセッサーで解像度を上げた後、イーサネットから出力し、同社のDSP/アンプ内蔵スピーカー「DSP8000」などに入力することができる。パイオニアのBDプレーヤー「BDP-LX91」は、2系統HDMI出力を備え、映像/音声を独立して送出できるが、それとは全く異なるソリューションだ。
また本機はHDオーディオデコーダーを内蔵していないため、プレーヤーから出力する場合は、プレーヤー内のデコーダーでリニアPCMに変換する必要がある。
家庭内ネットワークオーディオシステム「Sooloos」も同社ブースで公開された。本システムは、音楽データをためておくサーバー、ネットワークプレーヤー、コントローラーから構成される。サーバーやプレーヤーは複数用意されているほか、コントロールは専用機器のほか、PCやクレストロン、iPhone/iPod touchなども利用可能。
実際に専用コントローラーで操作を行ってみたが、マルチタッチに対応していないため、大量の楽曲から目当てのものを探すのにはかなり苦労しそうだ。アルファベットでの検索機能も備えているが、使い勝手はiTunesなどに比べて優れているとは言えない。
そのほか同社ブースでは、こちらのページでくわしくお伝えしているフェラーリ認定のオールインワンエンタテインメントシステム「F80」も展示。CD/DVDの再生機能に加え、FM/AMチューナーやアラームクロック機能、また同社が本機専用のオプションとして発売するiPodドック「i80」と組み合わせることで、iPod再生などが楽しめる。