HOME > ニュース > 日立、2009年3月期の連結業績予想を再修正 - 緊急構造改革施策も発表

営業黒字維持も最終損失7,000億円に

日立、2009年3月期の連結業績予想を再修正 - 緊急構造改革施策も発表

公開日 2009/01/30 19:44 Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)日立製作所は本日、2008年10月30日に公表した2009年3月期の通期連結業績予想を再修正した。

連結業績では、営業利益を前回発表予想の4,100億円から400億円に下方修正。売上高も10兆9,000億円から10兆2,000億円に、7,000億円の売上げ減を見込む。営業利益を下方修正した理由として同社は、急速な売上高の減少、電力・産業システム部門やデジタルメディア・民生機器部門、高機能材料部門などの大幅悪化を上げている。なお、HDD事業は通期での営業黒字を達成したという。営業利益は黒字を保ったものの、持分法適用会社の業績悪化やリスト費用の計上、円高による為替差損、持株の評価損、さらには繰り延べ税金資産の評価損失計上などにより、最終損失は約7,000億円となる見込みだ。

分野別では、デジタルメディア・民生機器部門の売上高が、前回予想の1兆4,300億円から1兆2,700億円に、約1,600億円の減少を予想。これにともない、営業利益も従来予想の550億円の赤字から、1,090億円の赤字へと、赤字幅が拡大する。

2009年3月期通期の連結業績予想

今回の下方修正を受け同社では、緊急業績改善施策を行うと発表。デジタルメディア事業や自動車機器関連事業を中心に、2009年度末までに約2,000億円の固定費削減を行うほか、薄型テレビ事業を行っているコンシューマ事業グループでは、新たにグローバルベースで2009年度末までに約3,000名のリストラを行う。

分野別の営業損益

そのほか、グループ全体を上げてコスト削減を徹底的に行うほか、連結子会社数の削減、役員の賞与や月額報酬の減額なども実施。「急激に変化する経営環境に、徹底した構造改革で立ち向かう」としている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります