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50数社が出展

「オーディオってやっぱり楽しいよね」 − 九州ハイエンドオーディオフェア イベントレポート

公開日 2009/04/21 19:27 ホームシアターファイル編集部
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■福田屋イベントが大盛況!

18日13:00からは、オーディオ評論家・福田雅光氏を迎え、オーディオアクセサリーを体験する実演イベントが開催された。イベントブースには40人の定員に対し、100人以上がつめかけた。

オーディオ評論家・福田雅光氏を迎えたイベントも行われた

今回はシステム全体の入り口にあたる電源系の見直しによる音質改善に焦点が当てられた。フルテックやサエク、アコースティックリバイヴ、オヤイデ電機、クリプトン、オーブなど各メーカーの電源ケーブルや電源タップを使用し、終盤には接点系のアクセサリーとしてバナナプラグなども登場。

「アクセサリーの効果を実際に体験できたからでしょうね、イベント終了後は氏が推薦したアクセサリーがよく売れました。比較試聴になるので、基本的に同じ曲をかけなければいけない。福田先生も大変気を遣われて、テーマごとに曲を変えていらっしゃいましたが、お客さまは最後までかぶりつきで試聴されていたようです」(フルテック 柴田 郁氏)。

フルテック 柴田 郁氏

「お客様が大変熱心なのが印象的でした。普段本の中で見ている評論家が、実際にアクセサリーの効果を聴かせて解説してくれる。滅多にない機会ですよね。オーディオシステムを持ちながら、灯を入れない人がいる。アクセサリーひとつで音がよくなれば、改めてもう一度やってみようという気にもなりますよね。こうしたイベントでもう一度オーディオの魅力に気づいてもらえたら、うれしいですね」(大原氏)。

イベント後は福田氏は多数のファンに囲まれ、質問やサインにも快く応じていた。よりよい音でよい音楽を聴く、オーディオの醍醐味を伝えるイベントは成功を収めたようだ。

■寺島靖国氏も東城、北九州ジャズオーディオサミット

19日には、北九州ジャズオーディオサミットが主催し、後藤誠一氏、和田寛市氏、など山本博道氏など、名だたるジャズオーディオ愛好家が参加した。寺島靖国氏も自ら進んで参戦した。ECLIPSEのTD712zやアヴァンギャルドを使った本格的なデモ、推薦盤の視聴はもちろん、主催者たちのウィットにとんだコメントの応酬も見所のひとつ。雑誌や本では読めないオフレコトークも満載だった。お勧めディスクはジャズ批評誌に掲載されているので、参考にしてほしい。

北九州ジャズオーディオサミットにも多くの来場者が集まった

同イベントを終えた、主催者たちのコメントを紹介しよう。

「オーディオについて何かを言ったり書いたりする人間は、できるだけ多くのリスナーに会ってみるべきですね。これが少ない、いいことは決して言えない。リスナーに直接会うことの大切さを感じました」(寺島氏)。

「オーディオの基本はよい音でよい演奏を聴くということ。目を閉じると本物が歌っている、夢と現実の境界をなくす、それがオーディオだと思っています。今日来てくれた人には、オーディオのデジタル化という潮流の変わり目を体験していただけたんじゃないでしょうか」(後藤氏)。

「機材と場所を提供する側として、オーディオファイルの視点で企画したこうしたイベントは嬉しいですしおもしろいですね。今後もぜひ参加をお願いしたいと思います」(大原氏)。

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