3Dやワイヤレスの革新技術を展示
開催直前「IFA2009」の注目トピックスが明らかに − メッセ・ベルリン ハイテッカー氏が会見
16日に都内で行われたCEATEC JAPAN 2009開催概要発表の記者会見にて、イベントのグローバルパートナー展示会である「IFA2009」の開催概要が紹介され、メッセ・ベルリン社のイエンズ・ハイテッカー氏が登壇した。
今年は9月4日から9月9日まで、6日間に渡ってIFA2009がドイツの首都・ベルリンで開催される。イベントに関する開催概要と魅力について、メッセ・ベルリン社 インフォメーション・コミュニケーション統括本部長のイエンズ・ハイテッカー氏が説明を行った。
ベルリンの国際見本市会場(メッセ・ベルリン)を舞台に、今年も世界最大のコンシューマ・エレクトロニクスとホームアプライアンスの祭典であるIFA2009が開催される。昨年は世界63ヵ国より1,245社がイベントに出展し、総来場者数は約22万を突破。会期中の受注総額も30億ユーロを達成し、過去開催イベントで打ち立ててきた記録を塗り替えてきた。またドイツ国外からの出展社の割合が66%にも上り、トレードビジターの来場者は国別で126ヵ国を記録、全体の3分の1をドイツ国外のトレードビジターが占めることからも、非常に国際色が強いイベントであることがIFAの特徴のひとつとも言える。「今やIFAは世界各国のメーカー、トレーダー、メディアの方々にとって、国際的なミーティングポイントとしての位置づけを確立した」とし、ハイテッカー氏はメッセ・ベルリン社が取り組んできた、IFAの国際化への取り組みが成果を結んでいると語った。
今年については、6月16日時点でIFA2008と同じ規模の出展申込みを既に受け付けているという。ハイテッカー氏は「現時点で注目したいのは、エレクトロニクス、ホームアプライアンスともに大きな影響力を持つメーカーがIFA2009の価値を見いだし、早い段階から大規模な出展を計画していたことだ。どちらの分野にも新たな大手メーカーが参加することになるだろう。また昨年スタートしたホームアプライアンスも、今年は2倍の出展規模で展開される。通信分野でもメジャーブランドによる注目すべき出展内容が期待できる」と語り、成長への手応えをアピールした。
またハイテッカー氏は、IFAがヨーロッパ市場において強い影響力を持つイベントであることを、独自調査によるデータを用いながら説明した。「国別の来場者を見てみると、フランスからは全来場者の17%がIFAに訪れ、受注総額の16%に達するビジネスを展開している。IFAに出展することで、最も効率よく欧州市場での成功を勝ち取ることができるだろう。また欧州のエレクトロニクス市場で、最も強い影響力を持つと言われている専門小売業者のトレーダーが多く集まるのもIFAの特徴だ」とハイテッカー氏は述べた。
さらにハイテッカー氏は、昨今の世界的な経済不況の中にあって、欧州の市場自体が“元気”であると語る。事例のひとつとして、市場調査会社GfK、CEAの調査資料を示しつつ、2008年は薄型テレビ市場における欧州全体の成長率が堅調であったことを紹介。「薄型テレビは2009年も成長が見込めるアイテム」と位置づけた。また最先端技術を投入した薄型テレビやブルーレイなどのジャンル製品を「TCE(テクニカル・コンシューマー・エレクトロニクス)」と区分し、「2009年はグローバルで前年比4%アップとなる7,240億ドルの売上げが期待できる分野」とし、クリスマスマーケットを前に、本ジャンルの最新製品と技術をいち早くカバーできるIFA2009の優位性を強調した。
また欧州市場において安定した成長が続く背景についても分析したハイテッカー氏は、「欧州では市場の安定した成長が続いており、人々の購買意欲も衰えていない。例えばドイツでは、今後薄型テレビへの買い換え需要がさらに高まるという予測もあり、コンシューマーエレクトロニクスとホームアプライアンスの最新技術・製品への期待感が一般コンシューマー、トレーダーともに高いことが特徴だ」と語り、大きなマーケットポテンシャルを持つ欧州市場で、最も注目されているIFAへの参加を呼びかけた。
IFA2009では、本開催前の9月4日より先に、9月2日と3日にプレスデイが設けられ、出展各社のプレスカンファレンスなどが大々的に開催される。今年のイベントに出展が予想されるジャンル別のトレンドも紹介され、コンシューマー・エレクトロニクスでは「3Dディスプレイ」や有機ELを含む超薄型ディスプレイの革新技術と製品、ブルーレイ、ワイヤレスベースの高画質・高音質製品、スマートフォン、メモリータイプのカムコーダーなどがハイライトされるという。ホームアプライアンスでは「スチームオーブン」や高速調理機器を始めとするキッチン家電や冷蔵庫、コーヒーメーカー、健康・美容家電などがトピックスとして挙げられている。また省電力とともに、水の節約に関するエコ性能へのハイライトもIFA2009の出展内容をチェックする上での重要なポイントになるだろう。
IFA2009への訪問に関して、トレードビジター向けの「6日間・通しチケット」の販売情報はこちらで公開している。またジャーナリストの受付も8月20日まで専用のフォームで受け付けている。詳細に関する問い合わせはメッセ・ベルリン日本代表部まで。
【メッセ・ベルリン日本代表部】
TEL/03-5276-8730、FAX/03-5276-8735
Mail/info@messe-berlin.jp
今年は9月4日から9月9日まで、6日間に渡ってIFA2009がドイツの首都・ベルリンで開催される。イベントに関する開催概要と魅力について、メッセ・ベルリン社 インフォメーション・コミュニケーション統括本部長のイエンズ・ハイテッカー氏が説明を行った。
ベルリンの国際見本市会場(メッセ・ベルリン)を舞台に、今年も世界最大のコンシューマ・エレクトロニクスとホームアプライアンスの祭典であるIFA2009が開催される。昨年は世界63ヵ国より1,245社がイベントに出展し、総来場者数は約22万を突破。会期中の受注総額も30億ユーロを達成し、過去開催イベントで打ち立ててきた記録を塗り替えてきた。またドイツ国外からの出展社の割合が66%にも上り、トレードビジターの来場者は国別で126ヵ国を記録、全体の3分の1をドイツ国外のトレードビジターが占めることからも、非常に国際色が強いイベントであることがIFAの特徴のひとつとも言える。「今やIFAは世界各国のメーカー、トレーダー、メディアの方々にとって、国際的なミーティングポイントとしての位置づけを確立した」とし、ハイテッカー氏はメッセ・ベルリン社が取り組んできた、IFAの国際化への取り組みが成果を結んでいると語った。
今年については、6月16日時点でIFA2008と同じ規模の出展申込みを既に受け付けているという。ハイテッカー氏は「現時点で注目したいのは、エレクトロニクス、ホームアプライアンスともに大きな影響力を持つメーカーがIFA2009の価値を見いだし、早い段階から大規模な出展を計画していたことだ。どちらの分野にも新たな大手メーカーが参加することになるだろう。また昨年スタートしたホームアプライアンスも、今年は2倍の出展規模で展開される。通信分野でもメジャーブランドによる注目すべき出展内容が期待できる」と語り、成長への手応えをアピールした。
またハイテッカー氏は、IFAがヨーロッパ市場において強い影響力を持つイベントであることを、独自調査によるデータを用いながら説明した。「国別の来場者を見てみると、フランスからは全来場者の17%がIFAに訪れ、受注総額の16%に達するビジネスを展開している。IFAに出展することで、最も効率よく欧州市場での成功を勝ち取ることができるだろう。また欧州のエレクトロニクス市場で、最も強い影響力を持つと言われている専門小売業者のトレーダーが多く集まるのもIFAの特徴だ」とハイテッカー氏は述べた。
さらにハイテッカー氏は、昨今の世界的な経済不況の中にあって、欧州の市場自体が“元気”であると語る。事例のひとつとして、市場調査会社GfK、CEAの調査資料を示しつつ、2008年は薄型テレビ市場における欧州全体の成長率が堅調であったことを紹介。「薄型テレビは2009年も成長が見込めるアイテム」と位置づけた。また最先端技術を投入した薄型テレビやブルーレイなどのジャンル製品を「TCE(テクニカル・コンシューマー・エレクトロニクス)」と区分し、「2009年はグローバルで前年比4%アップとなる7,240億ドルの売上げが期待できる分野」とし、クリスマスマーケットを前に、本ジャンルの最新製品と技術をいち早くカバーできるIFA2009の優位性を強調した。
また欧州市場において安定した成長が続く背景についても分析したハイテッカー氏は、「欧州では市場の安定した成長が続いており、人々の購買意欲も衰えていない。例えばドイツでは、今後薄型テレビへの買い換え需要がさらに高まるという予測もあり、コンシューマーエレクトロニクスとホームアプライアンスの最新技術・製品への期待感が一般コンシューマー、トレーダーともに高いことが特徴だ」と語り、大きなマーケットポテンシャルを持つ欧州市場で、最も注目されているIFAへの参加を呼びかけた。
IFA2009では、本開催前の9月4日より先に、9月2日と3日にプレスデイが設けられ、出展各社のプレスカンファレンスなどが大々的に開催される。今年のイベントに出展が予想されるジャンル別のトレンドも紹介され、コンシューマー・エレクトロニクスでは「3Dディスプレイ」や有機ELを含む超薄型ディスプレイの革新技術と製品、ブルーレイ、ワイヤレスベースの高画質・高音質製品、スマートフォン、メモリータイプのカムコーダーなどがハイライトされるという。ホームアプライアンスでは「スチームオーブン」や高速調理機器を始めとするキッチン家電や冷蔵庫、コーヒーメーカー、健康・美容家電などがトピックスとして挙げられている。また省電力とともに、水の節約に関するエコ性能へのハイライトもIFA2009の出展内容をチェックする上での重要なポイントになるだろう。
IFA2009への訪問に関して、トレードビジター向けの「6日間・通しチケット」の販売情報はこちらで公開している。またジャーナリストの受付も8月20日まで専用のフォームで受け付けている。詳細に関する問い合わせはメッセ・ベルリン日本代表部まで。
【メッセ・ベルリン日本代表部】
TEL/03-5276-8730、FAX/03-5276-8735
Mail/info@messe-berlin.jp