IFA2009レポート
白物家電から欧州の生活を覗く!iPodドック搭載/オシャレ冷蔵庫などが登場
昨年からIFAの顔として新たに加わったのが白物家電の展示だ。ドイツ在住の方によれば、いまドイツでは「料理」に対する注目度が高まっているのだという。冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機など家庭生活に密着した製品を通して欧州の暮らしをうかがうことができ面白い。
IFA白物家電ゾーンには、デザインにこだわったブランドなど多様なメーカーがブースを構えている。出展製品を使って実際に料理を作るデモを行っているところが多く、冷蔵庫で冷やしたアイスクリーム、コーヒーメーカーで淹れたカプチーノ、オーブンで焼いたケーキなどを振るまっていた。SIEMENSのブースなどではヨーロッパで人気の“カリスマシェフ”が登場し実演を行ったりと、訪れた人で長蛇の列ができていたのが印象的だ。
先日自宅の冷蔵庫を買い換えたこともあり、個人的にいちばん目が行ったのは冷蔵庫。「食べ物」という非常に国民性の出る、生活に密着した製品でもある。
食品保存の目安のところに羊などのマークが描かれているのも、食文化の違いを感じさせる。またヨーロッパの冷蔵庫でユニークなのはウォーターサーバーがついているモデルが多いこと。缶を収納するラックや、チーズなどを収納しつつ食卓にそのまま出せるトレイが用意されているのも、日本のモデルにはない特徴だと感じた。
個人的に「これは!」と驚く製品が多かったのが、スロベニアの家電メーカー「gorenje」のブースだ。引き手にヘアライン仕上げのアルミを採用したりとスタイリッシュなデザインが魅力的な同社製品。日本ではなかなかお目にかかれない、オレンジやグリーンなどのカラーバリエーションを備えた冷蔵庫も、ポップで可愛らしい。
Gorenjeブースで個人的に一番注目したのは、なんとMade for iPodにも準拠した「iPodドックとスピーカーを搭載した冷蔵庫」だ。iPodやiPhoneを接続し、料理をしながら音楽を楽しむことができるというもの。ただしこちら、単なるキワモノではない。iPhone/iPod touch向けの専用アプリ「iGorenje」を用意し、なんとワイヤレスネットワーク経由でオーブンや洗濯機の遠隔操作ができるのだ! インターネット経由でレシピの閲覧も可能。昨年プロトタイプを発表したところ好評だったため、発売に至ったとのことだ。
同社ブースからはあとひとつ、扉部分にスワロフスキークリスタルをあしらった100台限定の冷蔵庫も是非紹介したい。グロッシーブラックの扉にキラキラとライン状にはめ込まれたクリスタルは、ブースのなかでもひときわ輝きを放っていた。
LGのブースなどにも用意されていたが、欧州ではこのように扉部分にアートを施した冷蔵庫は一定数存在するようだ。翻ると日本の冷蔵庫は、カラーは白かシルバーが殆どだし、引き手は一体型か金属バーが多く、デザインは画一的であるなと思わされた。ただその分日本向け製品の創意工夫が凝らされた機能は素晴らしいと感じる。欧州向け製品は自動霜取り機能や、製品の鮮度を保つ専用スペースなどを用意している程度で、例えば三菱電機の「切れちゃう冷凍」などのように凝った機能は、わたしが訪れた範囲では目にすることができなかった。
LGの冷蔵庫に備えられていて便利そうだと感じた設備が、製氷皿に被せて使うケース。ケースの穴部分から水を入れ、ボタンを押すと製氷皿に水が注がれるため、うっかり水をこぼしてしまうことがない。やや掃除が面倒そうではあるが、有ると嬉しい機能かも知れない。
以下、さまざまなブースでみつけた製品をご紹介しよう。
IFA白物家電ゾーンには、デザインにこだわったブランドなど多様なメーカーがブースを構えている。出展製品を使って実際に料理を作るデモを行っているところが多く、冷蔵庫で冷やしたアイスクリーム、コーヒーメーカーで淹れたカプチーノ、オーブンで焼いたケーキなどを振るまっていた。SIEMENSのブースなどではヨーロッパで人気の“カリスマシェフ”が登場し実演を行ったりと、訪れた人で長蛇の列ができていたのが印象的だ。
先日自宅の冷蔵庫を買い換えたこともあり、個人的にいちばん目が行ったのは冷蔵庫。「食べ物」という非常に国民性の出る、生活に密着した製品でもある。
食品保存の目安のところに羊などのマークが描かれているのも、食文化の違いを感じさせる。またヨーロッパの冷蔵庫でユニークなのはウォーターサーバーがついているモデルが多いこと。缶を収納するラックや、チーズなどを収納しつつ食卓にそのまま出せるトレイが用意されているのも、日本のモデルにはない特徴だと感じた。
個人的に「これは!」と驚く製品が多かったのが、スロベニアの家電メーカー「gorenje」のブースだ。引き手にヘアライン仕上げのアルミを採用したりとスタイリッシュなデザインが魅力的な同社製品。日本ではなかなかお目にかかれない、オレンジやグリーンなどのカラーバリエーションを備えた冷蔵庫も、ポップで可愛らしい。
Gorenjeブースで個人的に一番注目したのは、なんとMade for iPodにも準拠した「iPodドックとスピーカーを搭載した冷蔵庫」だ。iPodやiPhoneを接続し、料理をしながら音楽を楽しむことができるというもの。ただしこちら、単なるキワモノではない。iPhone/iPod touch向けの専用アプリ「iGorenje」を用意し、なんとワイヤレスネットワーク経由でオーブンや洗濯機の遠隔操作ができるのだ! インターネット経由でレシピの閲覧も可能。昨年プロトタイプを発表したところ好評だったため、発売に至ったとのことだ。
同社ブースからはあとひとつ、扉部分にスワロフスキークリスタルをあしらった100台限定の冷蔵庫も是非紹介したい。グロッシーブラックの扉にキラキラとライン状にはめ込まれたクリスタルは、ブースのなかでもひときわ輝きを放っていた。
LGのブースなどにも用意されていたが、欧州ではこのように扉部分にアートを施した冷蔵庫は一定数存在するようだ。翻ると日本の冷蔵庫は、カラーは白かシルバーが殆どだし、引き手は一体型か金属バーが多く、デザインは画一的であるなと思わされた。ただその分日本向け製品の創意工夫が凝らされた機能は素晴らしいと感じる。欧州向け製品は自動霜取り機能や、製品の鮮度を保つ専用スペースなどを用意している程度で、例えば三菱電機の「切れちゃう冷凍」などのように凝った機能は、わたしが訪れた範囲では目にすることができなかった。
LGの冷蔵庫に備えられていて便利そうだと感じた設備が、製氷皿に被せて使うケース。ケースの穴部分から水を入れ、ボタンを押すと製氷皿に水が注がれるため、うっかり水をこぼしてしまうことがない。やや掃除が面倒そうではあるが、有ると嬉しい機能かも知れない。
以下、さまざまなブースでみつけた製品をご紹介しよう。