CEATEC JAPAN 2009レポート
DTSがプライベートショーを開催 − PC&ヘッドホン向け新技術やDTS Neural Surroundのデモを展開
dts JapanはCEATEC JAPAN開催期間中、ディーラーおよびジャーナリスト向けのプライベートショーを開催。PCやヘッドホン向けの新技術や、放送向けエンコード技術「DTS Neural Surround」のデモを展開した。
同社のプライベートショーはホテルニューオータニ幕張のスイートルームを会場に開催された。はじめに7.1chのサラウンド環境を使って、dts Japan(株)ライセンシング・マネージャーの奥島達氏より「DTS Neural Surround」(関連ニュース)の技術紹介が行われた。
「DTS Neural Surround」と圧縮音源向け技術「DYCE」
今回はDTS Neural Surroundのエンコーダーにより、5.1ch入力信号をステレオのLt/Rt信号にダウンミックスしてエンコードされた放送用のソースを使ってデモが行われた。アンプはヤマハが海外で展開するDTS Neural Surroundのデコーダーを搭載した「RX-V3900」をリファレンスに使用。デモは通常のステレオ再生と、DTS Neo:6およびDTS Neural Surroundのデコーダーで7.1ch化したサウンドで比較試聴を行った。
デモソースは2種類のコンテンツが用意され、米国で放送されたカーレースの映像と、シアトル・マリナーズの球団CMの映像が使われた。それぞれを比較して聴くと、DTS Neural Surroundの再生ではセンターの定位感が増し、カーレースのアナウンス音声がより明瞭に聴こえてくる。サラウンドチャンネルの音声もセパレーションがぐっと高まる印象だ。
続いてDTS Neural Surroundから派生した技術である、MP3プレーヤーなどに収録された圧縮音源の高品位なサラウンド再生を実現する「DYCE(Dynamic Control Enhancement)」の紹介も行われた。こちらではiPodに収録されたCDのリッピングソースが試聴に使われた。音源のフォーマットは192kbpsのMP3ファイル。元の2chのステレオソースを、先のデモと同様にステレオ/DTS Neo:6/DYCEの3パターンで切り換えてリスニングした。DTS Neo:6での再生はアップミックスの際に圧縮されたソースの欠落感がやや浮き彫りになる印象だが、DYCEによる再生では明瞭なボーカルの再生とともに、自然なマルチチャンネル再生の広がり感が得られる。DYCEの登場により、圧縮音源のアップミックスに高い効果を発揮する技術がDTSサラウンドのファミリーに加わることになるが、一方でDTS Neo:6は非圧縮のステレオ音源をアップミックスする際により有効なフォーマットとしての特徴を備えていると奥島氏は語る。DTSではNeo:6とDYCEの技術について、今後もそれぞれのメリットを強調しながら、幅広くそのクラスにおける最高品質の技術を提供するという同社のコンセプトである“ベスト・イン・クラス”をアピールしていく考えだ。
DTS Envelo
「DTS Envelo」は、先のブースレポートでも紹介した通り、携帯電話やiPodなどのデジタルオーディオプレーヤー、ポータブルDVDプレーヤーといったポータブルオーディオ機器への搭載を目的に開発された新しいバーチャル・サラウンド技術だ。汎用の2chスピーカーやヘッドホンで高品位な3次元サラウンドを再現ができる技術として「DTS Surround Sensation」を発表し、海外では既に幾つかのコンシューマー製品に搭載されている。本技術の場合、搭載される製品にも優れたDSP性能が求められることから、製品自体もよりハイクラスなものに限られてくるが、普及価格帯のオーディオ機器への搭載を目的に開発された「DTS Envelo」は、「DTS Surround Sensation」の開発資産を応用しながらも、アルゴリズムから新規に開発したことで、より軽い演算負荷での動作を実現しているという。
本日のデモでは、プロトタイプが完成したばかりという「DTS Envelo」の評価ボードによる試聴が体験できた。デモでは「DYCE」の紹介にも使用したiPodのステレオ音源が使われ、EnveloのON/OFFを切り換えながらそれぞれの違いを聴くことができた。この評価ボードは早ければ本年末にはメーカーから出荷が可能になるという。
DTS Surround Sensation Head Tracker
DTSが新たなヘッドホン・エンターテインメントのために開発した「DTS Surround Sensation Head Tracker」の技術については、DTS Inc. Product SpecialistのChristopher Lang氏が紹介を担当した。
本技術はPC上でのサラウンドコンテンツの高品位再生を想定して開発されたもの。ユーザーが向いている方向にあわせてリアルタイムに音声位置を合わせることができる点が特徴となり、例えば映画を再生している時などにはユーザーが頭の向きを変えても、センターの音場が元の固定された位置に定位することにより、いっそう臨場感の高いサラウンド再生が楽しめるようになる。
今回は「DTS Surround Sensation Head Tracker」のデモ用に開発されたヘッドホンとソフトウェアのプロトタイプで技術の効果をいち早く体験することができた。ヘッドホンには方位磁針と加速度センサー、およびUSBコーデックが内蔵されており、ヘッドホンで検知した頭の位置情報がUSB経由でPCに送り込まれ、アプリケーションの側で独自のアルゴリズムによって処理される仕組みとなる。実際にサウンドを聴いてみると、これまではサラウンドコンテンツをヘッドホンで試聴する際に、頭の向きを変えても正面に定位していたまま“追いかけて”きた音声が、頭外に定位した状態で聴こえてきて、よりリアリティの高い鑑賞感を味わうことができた。Lang氏によれば、現在本技術のトラッキング精度は水平方向で左右約30度の頭の動きまでをカバーできるという。さらに「今後は垂直方向の頭の動きもトラッキングできるように改良を加え、ヘッドホンで高さ方向の表現も楽しめるよう開発を進めている」そうだ。
DTS Premium Suite
「DTS Premium Suite」は、今後ハイパフォーマンスなノートPCでも快適なBDエンターテインメントの再生環境を提供すべく、DTSがPCの領域における“ベスト・イン・クラス”を目指して開発を進めている技術だ。詳細についてはLang氏のほかに、DTS Inc. Vice President Product Mgmt & Licensing North Americaを務めるDavid Tan氏が説明を行った。
DTSが数年来に渡って開発を進めてきた「DTS Premium Suite」は、これまではパソコンのCPU上で行われていたオーディオプロセッシングを独立したDSPに受け持たせることで、マシンパワーの高効率化と専用DSPによってこそ実現できる“あらたなユーザー体験”をPC上で実現することを目的としている。その内容には「DTS-HD Master Audio」のデコーダー、PCにおいて汎用の2chスピーカーやヘッドホンで3次元サラウンドを再現できる「DTS Surround Sensation Ultra PC」、PCから出力される様々なオーディオ信号をホームシアター機器でも再生可能にする「DTS Connect」、視聴コンテンツや入力ソースの違いによって生じる音量レベルのばらつきを自動的に補正・最適化する「DTS Symmetry」、独自のアルゴリズムで信号をブースとし、PCの内蔵スピーカーの限界を超えた迫力のあるサウンドが楽しめるようになる「DTS Boost」が含まれる。
本日のデモでは「DTS Premium Suite」を搭載したプロトタイプのPCにより、「DTS Symmetry」と「DTS Boost」の実力が披露された。最近はPCで楽しめるオーディオ・ビジュアルのコンテンツも多様化しているが「DTS Symmetry」では、BDソフトだけでなく、インターネットラジオやYouTube動画、音楽などを連続して一台のPCで楽しむ際も、コンテンツによって収録されている音声レベルのバラつきをPC側で自動的に整えて出力することで、ユーザーにストレスのない再生環境を提供する。本技術にはAgressive/Moderate/Combinedという3つのモードが設けられており、それぞれにボリューム調整の効果がアレンジされたパラメーターが搭載される予定だ。同様のボリュームコントロールは、他社の開発によるものも含めて幾つかの技術が存在するが、Tan氏によれば「DTS Symmetryではボリュームに手を加えるのではなく、知覚上のラウドネスをコントロールしている点に特徴がある。またPCに要求される処理速度もより低く抑えることが可能になる」という。
「DTS Boost」はノートPCのビルトイン・スピーカーを使って、より迫力あるサウンドが楽しめるよう開発された補正技術となる。本日のデモで使用されたノートPCでも、DTS Boostの機能をON/OFFで切り換えることで明らかにその効果を確かめることができた。「PCメーカーはそれぞれの製品にDTS Boostを組み込む際にも、スペックに合わせて簡単にチューニングが行える点もこの技術の大きな特徴」とLang氏は語る。
最後にDTS Premium Suiteの最新動向がTan氏より紹介された。上に紹介したコア技術を「フェーズ1」とするならば、現在DTSではPCを音声でコントロールする技術を「フェーズ2」として開発しているのだという。この新技術は先に米サンフランシスコで開催されたIntel Developer Forum 2009(IDF2009)で発表されたばかりのもので、スリープモードの状態にあってCPUが動作していないPCを、音声コントロールによって動かし、シンプルなコマンドとタスク処理を行わせることを目的としている。ユーザーはボイスキーとなるキーワードをPCに搭載されたマイクに向かって発声することで、声紋認証技術を使ってシステムとPCをスリープ状態から起動させることが可能になる。今日のデモではIDF2009で紹介された技術のイメージビデオが紹介された。
Tan氏は本技術について「DTS Premium Suiteをベースにソフトウェアのフィーチャーを加えたもので、まだコンセプト紹介の段階にある技術だが、IDFでの反響は上々だった。DTS Premium Suiteについては、まずはスケジュール通りに来年の第2四半期ごろに搭載製品を市場に投入できるよう開発を進めていきたい」と語る。日本国内にも同じ時期にDTS Premium Suiteを搭載する製品が登場しそうとのこと。今から楽しみな新技術だ。
同社のプライベートショーはホテルニューオータニ幕張のスイートルームを会場に開催された。はじめに7.1chのサラウンド環境を使って、dts Japan(株)ライセンシング・マネージャーの奥島達氏より「DTS Neural Surround」(関連ニュース)の技術紹介が行われた。
「DTS Neural Surround」と圧縮音源向け技術「DYCE」
今回はDTS Neural Surroundのエンコーダーにより、5.1ch入力信号をステレオのLt/Rt信号にダウンミックスしてエンコードされた放送用のソースを使ってデモが行われた。アンプはヤマハが海外で展開するDTS Neural Surroundのデコーダーを搭載した「RX-V3900」をリファレンスに使用。デモは通常のステレオ再生と、DTS Neo:6およびDTS Neural Surroundのデコーダーで7.1ch化したサウンドで比較試聴を行った。
デモソースは2種類のコンテンツが用意され、米国で放送されたカーレースの映像と、シアトル・マリナーズの球団CMの映像が使われた。それぞれを比較して聴くと、DTS Neural Surroundの再生ではセンターの定位感が増し、カーレースのアナウンス音声がより明瞭に聴こえてくる。サラウンドチャンネルの音声もセパレーションがぐっと高まる印象だ。
続いてDTS Neural Surroundから派生した技術である、MP3プレーヤーなどに収録された圧縮音源の高品位なサラウンド再生を実現する「DYCE(Dynamic Control Enhancement)」の紹介も行われた。こちらではiPodに収録されたCDのリッピングソースが試聴に使われた。音源のフォーマットは192kbpsのMP3ファイル。元の2chのステレオソースを、先のデモと同様にステレオ/DTS Neo:6/DYCEの3パターンで切り換えてリスニングした。DTS Neo:6での再生はアップミックスの際に圧縮されたソースの欠落感がやや浮き彫りになる印象だが、DYCEによる再生では明瞭なボーカルの再生とともに、自然なマルチチャンネル再生の広がり感が得られる。DYCEの登場により、圧縮音源のアップミックスに高い効果を発揮する技術がDTSサラウンドのファミリーに加わることになるが、一方でDTS Neo:6は非圧縮のステレオ音源をアップミックスする際により有効なフォーマットとしての特徴を備えていると奥島氏は語る。DTSではNeo:6とDYCEの技術について、今後もそれぞれのメリットを強調しながら、幅広くそのクラスにおける最高品質の技術を提供するという同社のコンセプトである“ベスト・イン・クラス”をアピールしていく考えだ。
DTS Envelo
「DTS Envelo」は、先のブースレポートでも紹介した通り、携帯電話やiPodなどのデジタルオーディオプレーヤー、ポータブルDVDプレーヤーといったポータブルオーディオ機器への搭載を目的に開発された新しいバーチャル・サラウンド技術だ。汎用の2chスピーカーやヘッドホンで高品位な3次元サラウンドを再現ができる技術として「DTS Surround Sensation」を発表し、海外では既に幾つかのコンシューマー製品に搭載されている。本技術の場合、搭載される製品にも優れたDSP性能が求められることから、製品自体もよりハイクラスなものに限られてくるが、普及価格帯のオーディオ機器への搭載を目的に開発された「DTS Envelo」は、「DTS Surround Sensation」の開発資産を応用しながらも、アルゴリズムから新規に開発したことで、より軽い演算負荷での動作を実現しているという。
本日のデモでは、プロトタイプが完成したばかりという「DTS Envelo」の評価ボードによる試聴が体験できた。デモでは「DYCE」の紹介にも使用したiPodのステレオ音源が使われ、EnveloのON/OFFを切り換えながらそれぞれの違いを聴くことができた。この評価ボードは早ければ本年末にはメーカーから出荷が可能になるという。
DTS Surround Sensation Head Tracker
DTSが新たなヘッドホン・エンターテインメントのために開発した「DTS Surround Sensation Head Tracker」の技術については、DTS Inc. Product SpecialistのChristopher Lang氏が紹介を担当した。
本技術はPC上でのサラウンドコンテンツの高品位再生を想定して開発されたもの。ユーザーが向いている方向にあわせてリアルタイムに音声位置を合わせることができる点が特徴となり、例えば映画を再生している時などにはユーザーが頭の向きを変えても、センターの音場が元の固定された位置に定位することにより、いっそう臨場感の高いサラウンド再生が楽しめるようになる。
今回は「DTS Surround Sensation Head Tracker」のデモ用に開発されたヘッドホンとソフトウェアのプロトタイプで技術の効果をいち早く体験することができた。ヘッドホンには方位磁針と加速度センサー、およびUSBコーデックが内蔵されており、ヘッドホンで検知した頭の位置情報がUSB経由でPCに送り込まれ、アプリケーションの側で独自のアルゴリズムによって処理される仕組みとなる。実際にサウンドを聴いてみると、これまではサラウンドコンテンツをヘッドホンで試聴する際に、頭の向きを変えても正面に定位していたまま“追いかけて”きた音声が、頭外に定位した状態で聴こえてきて、よりリアリティの高い鑑賞感を味わうことができた。Lang氏によれば、現在本技術のトラッキング精度は水平方向で左右約30度の頭の動きまでをカバーできるという。さらに「今後は垂直方向の頭の動きもトラッキングできるように改良を加え、ヘッドホンで高さ方向の表現も楽しめるよう開発を進めている」そうだ。
DTS Premium Suite
「DTS Premium Suite」は、今後ハイパフォーマンスなノートPCでも快適なBDエンターテインメントの再生環境を提供すべく、DTSがPCの領域における“ベスト・イン・クラス”を目指して開発を進めている技術だ。詳細についてはLang氏のほかに、DTS Inc. Vice President Product Mgmt & Licensing North Americaを務めるDavid Tan氏が説明を行った。
DTSが数年来に渡って開発を進めてきた「DTS Premium Suite」は、これまではパソコンのCPU上で行われていたオーディオプロセッシングを独立したDSPに受け持たせることで、マシンパワーの高効率化と専用DSPによってこそ実現できる“あらたなユーザー体験”をPC上で実現することを目的としている。その内容には「DTS-HD Master Audio」のデコーダー、PCにおいて汎用の2chスピーカーやヘッドホンで3次元サラウンドを再現できる「DTS Surround Sensation Ultra PC」、PCから出力される様々なオーディオ信号をホームシアター機器でも再生可能にする「DTS Connect」、視聴コンテンツや入力ソースの違いによって生じる音量レベルのばらつきを自動的に補正・最適化する「DTS Symmetry」、独自のアルゴリズムで信号をブースとし、PCの内蔵スピーカーの限界を超えた迫力のあるサウンドが楽しめるようになる「DTS Boost」が含まれる。
本日のデモでは「DTS Premium Suite」を搭載したプロトタイプのPCにより、「DTS Symmetry」と「DTS Boost」の実力が披露された。最近はPCで楽しめるオーディオ・ビジュアルのコンテンツも多様化しているが「DTS Symmetry」では、BDソフトだけでなく、インターネットラジオやYouTube動画、音楽などを連続して一台のPCで楽しむ際も、コンテンツによって収録されている音声レベルのバラつきをPC側で自動的に整えて出力することで、ユーザーにストレスのない再生環境を提供する。本技術にはAgressive/Moderate/Combinedという3つのモードが設けられており、それぞれにボリューム調整の効果がアレンジされたパラメーターが搭載される予定だ。同様のボリュームコントロールは、他社の開発によるものも含めて幾つかの技術が存在するが、Tan氏によれば「DTS Symmetryではボリュームに手を加えるのではなく、知覚上のラウドネスをコントロールしている点に特徴がある。またPCに要求される処理速度もより低く抑えることが可能になる」という。
「DTS Boost」はノートPCのビルトイン・スピーカーを使って、より迫力あるサウンドが楽しめるよう開発された補正技術となる。本日のデモで使用されたノートPCでも、DTS Boostの機能をON/OFFで切り換えることで明らかにその効果を確かめることができた。「PCメーカーはそれぞれの製品にDTS Boostを組み込む際にも、スペックに合わせて簡単にチューニングが行える点もこの技術の大きな特徴」とLang氏は語る。
最後にDTS Premium Suiteの最新動向がTan氏より紹介された。上に紹介したコア技術を「フェーズ1」とするならば、現在DTSではPCを音声でコントロールする技術を「フェーズ2」として開発しているのだという。この新技術は先に米サンフランシスコで開催されたIntel Developer Forum 2009(IDF2009)で発表されたばかりのもので、スリープモードの状態にあってCPUが動作していないPCを、音声コントロールによって動かし、シンプルなコマンドとタスク処理を行わせることを目的としている。ユーザーはボイスキーとなるキーワードをPCに搭載されたマイクに向かって発声することで、声紋認証技術を使ってシステムとPCをスリープ状態から起動させることが可能になる。今日のデモではIDF2009で紹介された技術のイメージビデオが紹介された。
Tan氏は本技術について「DTS Premium Suiteをベースにソフトウェアのフィーチャーを加えたもので、まだコンセプト紹介の段階にある技術だが、IDFでの反響は上々だった。DTS Premium Suiteについては、まずはスケジュール通りに来年の第2四半期ごろに搭載製品を市場に投入できるよう開発を進めていきたい」と語る。日本国内にも同じ時期にDTS Premium Suiteを搭載する製品が登場しそうとのこと。今から楽しみな新技術だ。