HOME > ニュース > オタリテック、GENELECの3ウェイDSPスピーカー「8260A」をお披露目 − デスクトップでも楽しめる「6010A」も注目

Inter BEE 2009レポート

オタリテック、GENELECの3ウェイDSPスピーカー「8260A」をお披露目 − デスクトップでも楽しめる「6010A」も注目

公開日 2009/11/18 20:33 Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オタリテックのブースには、同社が取り扱うGENELECブランドの新スピーカー「8260A」が出展されたほか、デスクトップで楽しめるコンパクトサイズの「6010A」などにも注目が集まっている。


最新スピーカー「8260A」のデモ
「8260A」は3ウェイタイプのアンプ内蔵アクティブスピーカーシステム。このたび発表されたばかりの新製品で、国内でオープンな展示会に出展される機会は今回が初めてだという。2月上旬からの量産出荷が予定されており、価格は税込で609,000円(1本)。

本機は中高域を受け持つ新開発の同軸ユニット「MDC」が搭載された点が大きな特徴だ。本ユニットを基軸に、エレクトロニクス部とアコースティック部を連携して、高度な改良が加えられている。キーコンポーネントのMDC同軸ユニットは、フロント面の凹凸や段差を無くした“フラッシュサーフェス”を採用し、サウンドの指向性を制御している。


新開発の同軸ユニット「MDC」を搭載

バッフル面には独自構造のDCWを採用
バッフル面にはDCW(Directivity Control Waveguide)構造を採用。バッフル面を湾曲させ、指向性を制御する本技術を、先述のMDCと組み合わせることにより、反射・間接音を極限まで減らし、より直接音をストレートに伝える構造として、モニタースピーカーとしての進化を遂げている。

筐体には本機に最適化されたラウンドエッジ形状の「MDE(Minimum Diffraction Enclousure)」を採用。アルミダイキャスト素材の高剛性設計とし、音のにじみの原因ともなる箱鳴きの抑制を実現している。

低域再生用には255mm口径のウーファーユニットを搭載。高効率なバスレフポートやアンプ回路を含む最適化を施すことにより、ローエンドの特性は26Hz(-3dB時)を実現。中高域とナチュラルにつながるサウンドも実現している。


「GLM」キットは本コントローラーユニットの他に専用マイクのセットで構成される
本機の発売に合わせて、本機の内蔵アンプのオートアラインメントが行える「GLM(Genelec Loudspeaker Manager)キット」も合わせて販売される。価格は税込で99,750円。また脚部には、設置時の角度調整や不要振動の抑制効果も持たせた「Iso-Pod」を標準装備している。


コンパクト・2ウェイ・アクティブスピーカー「6010A」

6010Aのブラックモデル
「8260A」の他にもニアフィールド・リスニングにも最適なコンパクト・2ウェイ・アクティブスピーカー「6010A」もブランドの人気モデルのひとつ。ヨーロッパの著名インダストリアル・デザイナーであるハッリ・コスキネン氏のアイデアとGENELECの共同開発によるスピーカーで、ブラック/ホワイト/シルバーの3色バリエーションが用意されている。アルミ製のオリジナルMDEエンクロージャーと、指向性を最適化するDCWバッフル、背面バスレフポートなどブランド独自の音響テクノロジーを満載しており、デスクトップ環境などでGENELECのサウンドの醍醐味が味わえるモデルだ。価格は税込で39,900円(1本)。


液晶テレビとの組み合わせも提案

1038CF
他にも本年開催された「AES 東京コンベンション 2009」のブース(関連ニュース)でも展示されていた新製品、3ウェイ・アクティブモニタースピーカーの「1038CF」もデモを行い注目を集めていた。

2ウェイ・アクティブスピーカー「8020B」のシルバーモデル

2ウェイ・アクティブスピーカーの「8030A」(写真右)と「8020B」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE