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Wi-Fiも内蔵した多機能モデル

【更新】ソニー、3D機能内蔵でカメラセンサーも搭載した“BRAVIA”「LX900シリーズ」

公開日 2010/03/09 12:30 ファイル・ウェブ編集部
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人感センサーは、本体に内蔵したカメラの顔認識技術を利用した「インテリジェント人感センサー」に進化。本を読むなど「ながら見」をしている際に、一定時間視線を画面から外すと消画することなどが可能になった。

機体前面中央に「インテリジェント人感センサー」を装備

カメラセンサーは最大5人まで検知可能で、有効範囲は左右60度、上下40度、距離6m。顔認識は、視線を外したときのほか、居眠りなどを想定して首が傾いたときなどにも顔認識が外れ、モードによっては省エネモードに移行する。

人感センサーのデモ画面

また、同センサーでは顔が認識されないだけで作動する「省エネ優先」、顔認識が外れるとまず画面が輝度を1段階落とし、その後動き検知もないと消画する「標準」、顔認識と動きの両方が一定時間検知されないときにのみ作動する「視聴優先」の3モードを選択できる。センサーによって省エネモードに移行するまでの時間は5~60分の12段階で設定することが可能。

センサーの作動レベルを3つのモードから選択可能

さらに、同機能では顔認識技術を応用した「ポジションコントロール」と「近すぎアラーム」も新たに搭載。

「ポジションコントロール」は、ユーザーの視聴位置を認識して、自動的にその位置に最適な画質と音質へと調整する機能。S-Forceによって音の指向性を視聴位置方向に向けるなどの調整を行う。複数のユーザーが視聴している場合には、ユーザーたちのちょうど中心が最適な位置となるように調整し、どの位置からもまんべんなく視聴できるようにする。

ポジションコントロールのイメージ図

「ポジションコントロール」のデモ画面

「近すぎアラーム」は、子供がテレビ画面に近づきすぎた場合に警告する機能。顔認識機能で子供だけが視聴していると判断した際に、その子供が画面から1m以内に近づくと警告画面に切り換えて警告音も発する。1m以上離れるか、検知範囲内に大人が現れると通常画面に復帰する。

画面の1m以内に子供が近づくとアラームが作動


子供の顔は黄色の枠で表示される

警告画面

そのほか、Wi-Fi機能も内蔵。「EX700シリーズ」などで必要だったUSBアダプター「UWA-BR100」を使わずにWi-Fi接続ができる。なお、Wi-Fiでは無線LANの簡易設定規格であるWPSおよびIEEE802.11nに対応している。

また、「EX700シリーズ」などから新たに搭載された新ネットサービス「<ブラビア>ネットチャンネル」(関連ニュース)も引き続き装備。サービス開始時点では「YouTube」「U-NEXT」「アクトビラ ビデオ・フル」に対応し、その後順次コンテンツを拡大していく予定だとしている。

デザインには、2010年モデルの共通コンセプトである「モノリシックデザイン」を採用。異なる素材の組み合わせによるコントラストで上質感を演出するなどで、視聴時のテレビとしての高機能性と電源オフ時の造形美を良質させたという。

また、本機もローボードなどに設置することを想定した6度上向きに傾けて設置することも可能。

6度の傾き設置に対応

音声部には、前述の「ポジションコントロール」でも利用するS-Forceのほか、S-Masterやサウンドエンハンサー、クリアボイスなどの各機能を搭載。スピーカーは同社が「インビジブルスピーカー」と呼ぶ薄型スピーカーを採用し、実用最大出力は10W+10W。

そのほか、リモコンには3Dボタン付きのおき楽リモコンを採用。本機のリモコンでも「EX700シリーズ」などと同様にアーチ型の形状にするなどの新デザインを採用したほか、FeliCaポートも背面に装備している。

リモコンは「HX900シリーズ」と共通のもの

背面にはFeliCaポートも装備

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