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エナジー事業に集中投資

三洋電機が新中期計画を発表 − テレビ販売倍増、デジカメ生産2,000万台目指す

公開日 2010/05/11 18:53 ファイル・ウェブ編集部
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三洋電機(株)は、2010年度から2012年度までの新中期計画を発表した。

中期計画では、1兆7,500億円を見込む2010年度の売上高を2012年度に2兆円に引き上げ、営業利益についても400億円から900億円へと、2倍以上にすることを目標としている。

収益性改善に向けて経営体質の強化を図るとともに、持続的な競争優位性を確立するため、エナジー事業への更なる経営資源の集中や、収益源となる事業の競争力強化を図るとしている。

オーディオビジュアル関連では、ウォルマート向けテレビの商品ラインナップを拡充し、2012年度に北米での販売台数を2009年度比約2倍にすることを目指す。

またデジタルカメラのOEMビジネスも強化。2012年度に過去最高となる2,000万台レベルの生産を目指していく。さらにプロジェクターについても高輝度・高解像度モデルを投入することで大型モデルのシェア1位を堅持し、2012年度に台数シェア約40%を目指していく。

そのほか光ピックアップについては、インドネシアとベトナムの生産拠点を増強し、ブルーレイディスク用途の生産能力を2.5倍以上に拡大。ブルーレイディスク用途でトップシェアを目指す考えだ。

そのほか会社全体では、同社が得意とするエナジー事業に経営資源を集中。太陽電池事業および二次電池事業への投資に、2010年度からの3年間の累計投資額約2,900億円のうち約6割を集中させる計画だ。

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