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2010年度も営業利益170億円を見込む

パイオニア、2009年度連結業績を発表 − 下半期は約52億円の黒字を実現

公開日 2010/05/13 19:43 ファイル・ウェブ編集部
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パイオニア(株)は、2009年度の業績について発表した。当期の売上高は4,389億9,800万円(前期比78.6パーセント)。営業損失は175億1,400万円、経常損失は247億4,000万円、当期純損失は582億7,600万円。

2009年度の連結業績

今期はBD関連製品の売り上げは増加したとのこと。しかし当期に事業撤退したプラズマディスプレイのほか、カーエレクトロニクス製品やDVDドライブの売上減、また円高の影響などから、前期に比べ21.4パーセント減収とした。

営業損失では、売上高は減少したものの、構造改革の効果による販売費と一般管理費の減少、原価率の良化により、前期(545億2,900万円の損失)より改善した。

また半期ごとの比較では、上半期は227億6,000万円の損失だったのに対し、下半期は黒字化し、52億4,600万円の利益を出したとのこと。

カーエレクトロニクスの売上は、カーナビゲーションシステム・カーオーディオの売り上げが共に減少したため、2,493億3,100万円(前期比14.5パーセント減収)とした。

ホームエレクトロニクスの売上は、1,333億2,900万円(前期比36.3パーセント減収)。光ディスク事業の合弁によりBD関連製品の売り上げは増加したものの、主にプラズマディスプレイやDVDドライブの売上が減少したという。

2010年度の連結業績予想も発表された。通期の売上高は4,800億円、営業損益は170億円の利益、経常損益は125億円の利益、当期純損益は110億円の黒字と予測している。(業績予想に於ける為替の前提レートは1米ドル=90円、1ユーロ=120円)

2010年度の連結業績予測。黒字化を見込んでいる

ホームエレクトロニクス部門で、光ディスク合弁事業の売上やオーディオ製品のラインナップ拡充による売上増を見込んでいるとのこと。またカーエレクトロニクス部門では、新興国向けの売上増や、自動車市況回復に伴うOEMの出荷増を見込んでいる。

営業損益でも、売上増やコスト削減施策の効果により、黒字化を予想している。

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