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STBはBD/HDD内蔵モデルがトレンドに

ケーブルテレビショー2010が開幕 - 各社最新STBや様々な3Dデモが勢揃い

公開日 2010/06/24 19:37 ファイル・ウェブ編集部
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ケーブルテレビ業界のコンペンション「ケーブルテレビ ショー2010」が本日より26日までの日程で池袋サンシャインシティを会場に開幕した。会場に出展されていた機器やサービスなどから主なものを紹介する。


■STBはBDドライブ/HDD内蔵がトレンド

パイオニアは、BDレコーダー搭載のSTB「BD-V8700R」を今秋に発売予定であることをアナウンス。ブースに実機を参考展示している。同機は業界で初めてダブルトランスコーダーを搭載し、フルHD画質のままで8.5倍長時間モードでの2番組同時録画や、2番組録画中のBDへの高速ダビングなどが可能。画質変換ダビング中でも放送を視聴できる。

BD-V8700R

背面の様子

また、ホームネットワークにも対応予定のほか、容量500GBのHDDも内蔵する。

そのほか、同社はNAS一体型STBやSSD内蔵の録画対応STBなども参考展示。両製品は既に市場投入されているモデルにNASやSSDを内蔵させたもので、「技術的には特に難しいわけではないため、やろうと思えば比較的早い時期に出せる。ユーザーからのニーズが大きいようなら対応を考えたい」(同社説明員)とのことだった。

NAS一体型STB

SSD内蔵モデル

2009年12月に発売した「TZ-BDW900シリーズ」(関連ニュース)で世界に先駆けてBD/HDD内蔵STBを投入したパナソニックのブースには、同社製STBがズラリと並ぶ。

TZ-BDW900P

同社製品がズラリと並ぶ

それらの最新機種となるのが、Wi-Fi/DLNA対応のHDD内蔵モデル「TZ-HDW600シリーズ」(関連ニュース)。CATVデジタルSTBとして業界で初めて無線LANによるホームネットワーク機能を搭載した点などが特徴の製品だ。

各ラインナップごとの違いを解説するパネルも

TZ-HDW600F

また、ブースには音声読み上げ機能を付けたSTBの試作機も参考展示。同製品はEPGの情報を音声で読み上げるというもので、視覚に障害を持つユーザーなどに向けた製品だ。実際の製品化などの予定はまだ決まっていないというが、「技術的には一応のレベルにまでは完成している」(同社説明員)とのことだった。

音声読み上げ機能付きSTB

番組名や解説などのEPG情報を音声で読み上げる

伊藤忠ケーブルシステムは、「HUMAX」のBD/HDD搭載STBやHDD搭載STBを参考出展。両機ともにWチューナーを搭載し、HDD容量は500GB。ハイビジョン長時間録画に対応するほか、LAN端子とUSB端子を搭載する予定だという。

BD/HDD搭載STB

HDD搭載STB

そのほか、同社ブースには昨年の「ケーブルテレビショー2009」でも参考展示されていたIPTV対応モデルも展示されていた。

IP-STBも前回に引き続き参考展示

また、「HUMAX」のBD/HDD搭載STBについては住商情報システムのブースにも実機が参考展示されていた。こちらには「JC-BR1000」という仮の型番も付けられており、SDカードスロットやVer.1.4対応のHDMI端子も搭載されることなどが明らかにされていた。なお、外見上では伊藤忠ケーブルシステムが参考展示していたものと同じように見えたが、同社説明員も「他社の状況はちょっと分からない」とのことだった。

「JC-BR1000」という仮の型番が付けられていた

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