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“ブルーのアディダスコラボモデル”にも注目

<ヘッドホン祭>ゼンハイザーが新「HD500シリーズ」を発表 ー “Kleer”採用の高音質ワイヤレスヘッドホン「RSシリーズ」も登場

公開日 2010/10/30 19:36 ファイル・ウェブ編集部
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フジヤエービック主催のヘッドホンイベント「秋のヘッドホン祭2010」10月30日、東京の「スタジアムプレイス青山」で開催された。会場に出展したゼンハイザー・ジャパンのブースには、10月末に発売されるゼンハイザーのヘッドホン新製品6機種が展示された。

今回展示された新製品は、HiFiクラスの上級ヘッドホン“HD500シリーズ”3機種、Kleerの高音質伝送技術を採用したワイヤレスヘッドホン“RSシリーズ”3機種だ。

H500シリーズがリニューアルされて新登場

ゼンハイザーのHD500シリーズがリニューアルして登場する。ラインナップはHD598/HD558/HD518の3機種だ。既存のHD595/HD555/HD515の性能とサウンドがさらにグレードアップして登場する。


新HD500シリーズの最上位モデル「HD598」
トップモデルの「HD598」は、新開発の「アドバンスド・Duofol・ダイアフラム」を採用するなど、アコースティック面の改良を行い、一層の高音質化が図られている。形式はダイナミック・オープン型。周波数特性は12Hz~38,500Hz、感度は112dB、インピーダンスは50Ω。価格はオープンだが24,000円前後での販売が予想される。会場でそのサウンドを確かめることができたが、オープン型ヘッドホンならではの見通しの良さや広がり感が得られながら、低域もタイトな、懐の深さが実感できるサウンドだった。


ヘッドバンドにエンボス加工のブランドロゴをあしらっている

しなやかなヘッドバンド
長さ3.0mのケーブルは6.3mmのステレオ標準プラグ仕様となっており、3.5mm変換アダプターも付属する。片出しタイプのケーブルは取り外して交換も可能だ。ヘッドホン本体はボディのクリーム色とイヤーパッドやハウジングのインレイ部に用いられているダークブラウンのツートンカラー。ベロア素材のイヤーパッドは優れた装着感を実現しており、ケーブル部と同様に交換することも可能だ。


オープンタイプのハウジング構造は新HD500シリーズが共有するスペックだ

3機種ともに着脱式のケーブルを採用している
今回発表された新しいHD500シリーズは、いずれもオープン型のハウジングを採用しており、ケーブルの着脱にも対応する。「HD558」はシリーズのミドルクラスに位置づけられるモデルで、ブラックを基調としたスタイリッシュなカラーリングとデザインが特徴。周波数特性は15Hz~28,000Hz、感度は112dB、インピーダンスは50Ω。各帯域のバランスの良さが特徴だ。価格はオープンだが18,000円前後での販売が予想される。


HD558

HD518
「HD518」は新HD500シリーズのスタンダードモデル。価格はオープンだが13,000円前後での販売が予想される。音質の特徴は低域の力強さ。オープン型のハウジング外側部分に音道となるスリットを設けており、これがメタリック調のカラーリングとともにクールな印象を高めている。周波数特性は14Hz~26,000Hz、感度は108dB、インピーダンスは50Ω。

新しいHD500シリーズは、どのモデルも長時間のリスニングにもストレスを感じさせない、優れた装着感を実現している点も魅力のひとつだ。


Kleer技術の採用による高音質ワイヤレスリスニングを実現したRSシリーズ

非圧縮のデジタルワイヤレス技術「Kleer」を採用したワイヤレスヘッドホン“RSシリーズ”も展示。「RS180」「RS170」「RS160」の3機種が10月末に発売される。ポータブルヘッドホン「MX W1」にも採用された定評のある高音質ワイヤレス技術「Kleer」採用モデルが、ラインナップに幅広く展開されることになった。


RS180

トランスミッターの背面端子部
トップモデルの「RS180」はHi-FIオーディオリスニングをターゲットにした、シリーズ唯一のオープン型モデル。価格はオープンだが、32,000円前後での販売が予想される。ヘッドホン本体とトランスミッターのセット商品だ。トランスミッターには、異なるボリュームレベルで収録されたソースを試聴する際にも、常に最適な音声レベルを維持する「オート・レベル・コントロール」や、ヘッドホン左右の出力バランスを調整できる機能も搭載している。「オート・レベル・コントロール」の機能はON/OFFが選択可能。


RS180のイヤーカップに配置されたボタン。ボリューム調節のほか、左右の出力バランスをシフトできるボタンを備える
ワイヤレス伝送の使用周波数帯は2.40~2.48GHz、到達距離は最大約100mを実現している。周波数特性は18Hz~21,000Hz、感度は106dB、インピーダンスは32Ω。


RS180のイヤーパッド。クッション性が高く装着感も心地よい

RS170のイヤーパッド
トランスミッターはヘッドホンスタンドの役割も兼ねており、トランスミッターにヘッドホンをセットしておけば、ヘッドホン本体に搭載するバッテリーのチャージが行える。ヘッドホン部は単4型バッテリー2本で駆動し、フル充電時で連続24時間のリスニングが楽しめる。

トランスミッター上部とヘッドバンドの内側に充電用の接点を配置し、スタンドセット時に充電ができる仕組みとなっている

イヤーカップの内側に充電池を内蔵する

トランスミッター部にはRCAオーディオ入力を1系統、ステレオミニ入力端子を1系統それぞれ備えている。


RS170

RS170のイヤーカップ。サラウンド機能、低域のエンハンス機能の設定ボタンを備える
「RS170」「RS160」はいずれも密閉型のハウジングを採用している。「RS170」はヘッドホン本体にバーチャルサラウンド機能のON/OFF、低域のエンハンス機能のON/OFFを選択できるボタンを備えている。価格はオープンだが24,000円前後での販売が予想される。高音質なステレオ再生のほか、手軽にサラウンドも楽しめる映画/ゲーム用のヘッドホンなど幅広い用途で活用できるモデルだ。無線伝送の到達距離は最大約80m。周波数特性は18Hz~21,000Hz、感度は110dB、インピーダンスは32Ω。


RS160

コンパクトなトランスミッターは充電池内蔵。ポータブルに楽しめる
RSシリーズのスタンダードモデルとなる「RS160」は、小型のワイヤレストランスミッターとヘッドホンのペアとなっており、充電池を内蔵するコンパクトなトランスミッターを持ち歩きながら、外出先でも高品位なワイヤレスリスニングが楽しめるモデル。価格はオープンだが、18,000円前後で販売される見込みだ。ヘッドホン本体とトランスミッター部を同時に充電できるケーブルも付属する。無線伝送の到達距離は最大約60m。周波数特性は18Hz~21,000Hz、感度は106dB、インピーダンスは32Ω。

「HD 25-1 II」をベースにしたアディダスとのコラボモデル

ゼンハイザーとアディダスのコラボモデルとして注目されている“スポーツイヤホンシリーズ”(製品レポート)に続く公式コラボモデルとして、「HD 25 Originals」の国内導入も検討されているという。参考出展モデルとして展示されていた。アディダス・オリジナルシリーズのコンセプトカラーとなるブルーを基調としており、もちろんゼンハイザー「HD 25-1 II」をベースとした高音質リスニングも楽しめる。

ゼンハイザーとアディダスのコラボによるヘッドホン「HD 25 Originals」


ハウジングにアディダスのロゴと“3本線”のブランドシンボルをプリント

本機はゼンハイザーのアイルランド工場で生産されている


変わらぬ人気のフラグシップ「HD800」

ニューモデルの「PX360」
【ゼンハイザー製品に関する問い合わせ先】

ゼンハイザーのエントリーヘッドホン「PX30」
ゼンハイザージャパン
info@sennheiser.co.jp

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