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国内市場縮小に対応

東芝、深谷工場でのテレビ生産を縮小 − アフターサービスやBtoB機能を強化

公開日 2011/01/26 10:18 ファイル・ウェブ編集部
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(株)東芝は2011年9月末を目途に、テレビ事業における深谷工場の生産体制、機能の見直しを行うと発表した。

テレビの国内市場は地上デジタル放送への完全移行を目前にし、今後、市場規模が急速に縮小することが予想される。同社では、「急激な変化に対応するため、最適生産体制の見直しを実施する」と説明。深谷工場でのテレビ生産量や生産機種を削減する方向だ。

一方で同社は、国内市場における同社シェアが伸長し、さらにネットワーク対応など機能の高度化が進んでいることから、顧客サービスの強化が重要になっていると指摘。アフターサービスなどの機能を深谷工場に集約して対応するほか、「グラスレス3Dレグザ」などの技術を応用したBtoB事業への取り組みも行うとしている。

同社では、「新興国を中心に拡大するグローバル市場や縮小する国内市場など急激な需要変化が予想される中、地域ごとの需要にあわせた生産最適化を目指し、各生産拠点における生産の数量・機種については随時見直しを実施する」と述べている。

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