直販サイトでは工場見学招待も
ソニー、新“VAIO Zシリーズ”を発売 − 外付けユニット“Power Media Dock”を採用
音質面では、Dolby Home Theater v4を採用。内蔵のウェブカメラはExmorセンサーによる131万画素のものを搭載している。また、バックライトキーボードについても見直しを図り、従来のようにボタン周囲がすべて光る構造ではなく、文字部分のみを中心に光るようチューニング。暗がりでの使用において必要以上に周囲へ灯りが漏れないように配慮した。
質量約1.165kg、薄さ約16.65mmのフルフラットボディと、軽量化と薄型化も実現。なお、六角形の形状で剛性を高める「Hexa-shell」デザインを採用。カーボン外装と合わせて高剛性を実現させた。また、ヒンジ取付部が見えないコンシールドヒンジデザインにしているほか、底面のファン吸気口も六角形に統一するなどデザイン面にも徹底的にこだわったという。
なお、従来は1基だったファンを今回からは従来より小さめのファンを2基搭載する構造へと変更。デュアルファンの搭載によりサーマルユニットの厚さをマイナス4.5mm、放熱部体積をマイナス27パーセントと小型化した。また、システムフローの改善により風量を25パーセント向上させている。
なお、それぞれのファンは羽根数が37枚と41枚といった具合に異なっており、枚数の違う素数羽根にすることで、羽根枚数に起因するうなり音を抑えて静音化を図るなどのこだわりも投入している。
標準バッテリーでの駆動時間は約9時間で、底面に取り付けることで最長約17.5時間の駆動を可能にする拡張バッテリー「VGP-BPSC27」も別売で用意。拡張バッテリーは単体での充電が可能で、本体を別で使用しながらバッテリーのみを充電しておくことなどといった使い方ができる。
そのほか、専用キャリングケース「VGP-CKZ3」などの各種アクセサリーも別売で用意している。
■直販サイトでは限定色や最新世代のSSDが選択可能 − 工場見学招待キャンペーンも
前述したように、直販サイトのソニーストアではPower Media DockをBD搭載モデルへ変更したり、付属させないなどのカスタマイズが可能。液晶をフルHD解像度のものにするなどの仕様変更も行える。
そのほか使用変更での主な点としては、CPUをCore i7 2620M(2.70GHz)にしたり、SSDを最新の第3世代のものにしたりも可能。第3世代SSDを搭載することで、前モデルのZシリーズ比で約3倍の高速化が可能だという。
また、本体色も店頭モデルはブラックのみでの展開であるのに対して、直販限定でブルー、ゴールド、カーボンブラックも用意。Power Media Dockにも同様のカラーバリエーションを用意し、本体と合わせた色で購入できるようにしている。
そのほか、別売アクセサリーではバックブランドのBRIEFINGとのコラボモデルなども用意。発売は9月を予定しており、価格は決定次第改めて告知するとしている。
さらに、直販サイトからの購入者特典として、VAIOの製造工場を見学できる「VAIOの里ご招待」キャンペーンも実施。20名を招待し実際の製造工程を見学できるというもので、製品組み立ての一部を体験したり、開発スタッフとの座談会を行う予定だという。
関連リンク
- ジャンルPC/AT互換機(ノート)
- ブランドSONY
- 型番VPCZ219FJ
- 発売日2011年7月30日
- 価格¥OPEN(予想実売価格250,000円前後)