減収も純利益は横這いを確保
東芝、11年度1Q業績を発表 − スマホなど携帯機器向けデバイスが好調
(株)東芝は、2011年度第1四半期の連結決算を発表した。売上高は1兆3,261億円と、前年同期比1,253億円の減収となったが、純利益はほぼ横這いとなった。
営業損益は東日本大震災や円高の影響等により、前年同期比で297億円減少したが、41億円の黒字となった。また継続事業税引前損益は同比69億円減少し31億円に。当期純損益は横ばいで5億円と、東日本大震災の影響はあったものの影響を最小限に止め、前年同期並みの黒字を確保した。
同社では1Qの国内経済について「東日本大震災の影響により厳しい状況が続いた」とコメント。海外では中国、インドを中心にアジアで景気が拡大している一方、米国における失業率の高止まりや欧州の一部の国々における財政の先行き不安、景気低迷のリスクなどがあり、全体の回復が緩やかになっていると現状を説明した。同社は「このような状況下、当社グループは一体となって事業を通して日本の復興に寄与するとともに、海外事業展開を加速しグローバルトップを目指す」としている。
セグメント別では、テレビやPCなどの事業を展開するデジタルプロダクツ部門の売上高が前年同期比602億円減少の5,220億円で、テレビなどの映像事業、PC事業が欧米を中心に伸び悩んだ。記憶装置事業も光ディスクを中心に低調で、部門全体で円高の影響もあり減収。営業損益面では、PC事業がコスト削減施策の徹底等により国内を中心に好調で増益となったが、部門全体としては映像事業、記憶装置事業を中心とした減収の影響により減益となった。
なお、電子デバイス部門の液晶ディスプレイ事業では、昨年事業構造改革の一環としてPC向け液晶ディスプレイの生産子会社AFPD社を売却した影響と、部門全体で円高の影響を受けたことにより減収となったが、その中でスマートフォン等の携帯機器向け製品は好調だったという。損益面においては、スマートフォン等の携帯機器向け製品が中心に好調であったことから増益。これらの結果、部門全体では減益になったが、黒字を確保した。
なお、本年度通期の業績見通しについては、売上高が7兆円、営業利益3,000億円を見込み、5月9日に公表した予想を据え置いた。
営業損益は東日本大震災や円高の影響等により、前年同期比で297億円減少したが、41億円の黒字となった。また継続事業税引前損益は同比69億円減少し31億円に。当期純損益は横ばいで5億円と、東日本大震災の影響はあったものの影響を最小限に止め、前年同期並みの黒字を確保した。
同社では1Qの国内経済について「東日本大震災の影響により厳しい状況が続いた」とコメント。海外では中国、インドを中心にアジアで景気が拡大している一方、米国における失業率の高止まりや欧州の一部の国々における財政の先行き不安、景気低迷のリスクなどがあり、全体の回復が緩やかになっていると現状を説明した。同社は「このような状況下、当社グループは一体となって事業を通して日本の復興に寄与するとともに、海外事業展開を加速しグローバルトップを目指す」としている。
セグメント別では、テレビやPCなどの事業を展開するデジタルプロダクツ部門の売上高が前年同期比602億円減少の5,220億円で、テレビなどの映像事業、PC事業が欧米を中心に伸び悩んだ。記憶装置事業も光ディスクを中心に低調で、部門全体で円高の影響もあり減収。営業損益面では、PC事業がコスト削減施策の徹底等により国内を中心に好調で増益となったが、部門全体としては映像事業、記憶装置事業を中心とした減収の影響により減益となった。
なお、電子デバイス部門の液晶ディスプレイ事業では、昨年事業構造改革の一環としてPC向け液晶ディスプレイの生産子会社AFPD社を売却した影響と、部門全体で円高の影響を受けたことにより減収となったが、その中でスマートフォン等の携帯機器向け製品は好調だったという。損益面においては、スマートフォン等の携帯機器向け製品が中心に好調であったことから増益。これらの結果、部門全体では減益になったが、黒字を確保した。
なお、本年度通期の業績見通しについては、売上高が7兆円、営業利益3,000億円を見込み、5月9日に公表した予想を据え置いた。