Nmodeからバランス対応1bitヘッドホンアンプ試作機も
<ヘッドフォン祭>米MANLEYの真空管プリメイン「Stingray iTUBE」登場/ヤマハ 約30年ぶりのヘッドホン
10月29日、東京・青山のスタジアムプレイスで開催されたフジヤエービック主催「秋のヘッドフォン祭2011」。本稿ではフックアップ、ヤマハ、リリック、協同電子エンジニアリング(株)、KingRex、ORB、東京サウンドのブースレポートを音お届けする。
■フックアップ
フックアップは、11月4日発売を予定している米MANLEYのプリメインアンプ「Stingray iTUBE」を出展した。販売価格は682,500円(税込)。先日のハイエンドショウにも出展されていたモデルで(関連ニュース)、今回のイベントでは改めてヘッドホンアンプとしての使用用途をアピールしていた。
本体右側にヘッドホン出力を備える管球式プリメインで、使用真空管は入力段に12AT7EH×2、ドライバー段に6414×2、出力段にEL84×8を採用している。入力はRCA3系統のほかに、iPodドックも搭載。付属の専用リモコンからiPod/iPhoneの操作も行える。また、本体左側にはSビデオ出力端子も装備している。
ULモードとTRIODEモードの出力切り替えが可能で、最大出力はULモード時が32W×2、TRIODEモード時が18W×2。周波数特性は15Hz〜58kHz。ゲインは最大音量35dB以上となる。
また、今回は出展されていなかったが、iPodドックを搭載しないモデルとなる「Stingray II」も同時発売を予定している。こちらは3.5mmステレオミニ入力を備える仕様となり、価格は630,000円(税込)となる。
■ヤマハ
ヤマハは、今年約30年ぶりの国内展開となったヘッドホン「HPH-200(関連ニュース)」と、国内初展開となるカナル型イヤホン「EPH-100(関連ニュース)」の2モデルをフィーチャー。ブース内は試聴を行う来場者で絶えず賑わっていた。
また、会場にはネットワークプレーヤー「NP-S2000」と「CD-S2000」も用意され、ネットワーク再生環境下での試聴デモも行われていた。
■リリック
リリックは、同社が取り扱うNmodeブランドの製品の試聴デモを展開。バランス対応1bitヘッドホンアンプ「X-HP1」の試作機を参考出展した。
バランス入力×1、RCA×2を搭載するモデルで、具体的な製品化については未定。今回のヘッドフォン祭など、イベントで試聴した来場者の声を参考に、製品化を検討していくという。そのほか、ブースでは「X-DP1-HF」など現行モデルの試聴も行っていた。
■協同電子エンジニアリング
協同電子のブースでは、2つのテーマを掲げた試聴を実施していた。1つ目は“PCオーディオを高品位に楽しむ”をテーマとしたデモで、USB-DAC「HD-7A192」とUSB-DDC「HD-7D192」を組み合わせ、PC音源の試聴を行っていた。
もう1つは“CD音源を完全な形で聴こう”をテーマとするもので、同社が開発中のジッター除去技術を「HD-7A192」に搭載した特別機を使用した技術展示。来場者が手持ちのCDで、同技術の効果を体験する姿もみられた。
■インターシティ
インターシティは、20年のロングセラーとなるヘッドホンアンプ「HD-1L」の次世代機となる「HD-1L Essential」を参考出展した。発売は2012年1月で、価格は99,800円(税込)を予定している。従来モデルHD-1Lと基本的な設計思想は同一だが、PCオーディオ時代にあわせた最新のパーツを搭載。また、「入力系統を増やして欲しい」という現行モデルのユーザーからの声を受け、RCA入力端子の追加も検討しているという。
そのほか、同社の設立25周年記念として、ヘッドホンアンプ「MBA-1 Platinum」のブラックモデルとなる「MBA-1 Platinum Black Edition」も公開した。こちらは12月に、直販サイト上で5台程度の限定販売を予定しているという。価格は329,800円(税込)。筐体には非磁性ステンレスを使用しており、電磁波を吸収する点が特徴とのこと。
■KingRex
現在まだ国内での取り扱いが開始していない台湾メーカーのKingRexは、382kHz/32bit対応のUSB-DAC「UD384」と、ヘッドホンプリアンプ「HQ-1」の試聴デモを実施していた。
いずれも先日のハイエンドショウでも出展されていたモデルで(関連ニュース)。UD384は、DACとDDCの機能を兼備した、384kHz/32bit入力対応のUSB-DAC。HQ-1は、本体に専用の電源供給機を組み合わせる同社製品の特徴を備えたヘッドホンプリアンプで、プリアンプRCA出力と6.35mmヘッドホン出力をフロントパネルのボタンで切り替えることができる。
■ORB
ORBは、192kHz/24bit対応のヘッドホンアンプ搭載USB-DAC“JADE-1”と“JADE-2”(関連ニュース)の試聴デモを実施。
さらに、「電源ユニットやケーブルによる音質の違いについて、以前よりも興味を持っている方が多い」(同社説明員)ということから、電源ケーブルによる音質の違いも聴き比べられるよう、同社の電源ケーブル製品も複数用意し併せて試聴を展開していた。
■東京サウンド
東京サウンドは、国産真空管を使用したヘッドホンアンプ「ValveX/SE」と、フジヤ・エービック・オリジナルモデルの「ValveX/Premium」を出展。使用真空管や内部パーツが異なる2機種の聴き比べが行える試聴デモを行った。
また、2モデルに使用されているそれぞれの真空管「Tesra」と「Electro-harmonix」を、会場特別価格で単品販売していた。
■フックアップ
フックアップは、11月4日発売を予定している米MANLEYのプリメインアンプ「Stingray iTUBE」を出展した。販売価格は682,500円(税込)。先日のハイエンドショウにも出展されていたモデルで(関連ニュース)、今回のイベントでは改めてヘッドホンアンプとしての使用用途をアピールしていた。
本体右側にヘッドホン出力を備える管球式プリメインで、使用真空管は入力段に12AT7EH×2、ドライバー段に6414×2、出力段にEL84×8を採用している。入力はRCA3系統のほかに、iPodドックも搭載。付属の専用リモコンからiPod/iPhoneの操作も行える。また、本体左側にはSビデオ出力端子も装備している。
ULモードとTRIODEモードの出力切り替えが可能で、最大出力はULモード時が32W×2、TRIODEモード時が18W×2。周波数特性は15Hz〜58kHz。ゲインは最大音量35dB以上となる。
また、今回は出展されていなかったが、iPodドックを搭載しないモデルとなる「Stingray II」も同時発売を予定している。こちらは3.5mmステレオミニ入力を備える仕様となり、価格は630,000円(税込)となる。
■ヤマハ
ヤマハは、今年約30年ぶりの国内展開となったヘッドホン「HPH-200(関連ニュース)」と、国内初展開となるカナル型イヤホン「EPH-100(関連ニュース)」の2モデルをフィーチャー。ブース内は試聴を行う来場者で絶えず賑わっていた。
また、会場にはネットワークプレーヤー「NP-S2000」と「CD-S2000」も用意され、ネットワーク再生環境下での試聴デモも行われていた。
■リリック
リリックは、同社が取り扱うNmodeブランドの製品の試聴デモを展開。バランス対応1bitヘッドホンアンプ「X-HP1」の試作機を参考出展した。
バランス入力×1、RCA×2を搭載するモデルで、具体的な製品化については未定。今回のヘッドフォン祭など、イベントで試聴した来場者の声を参考に、製品化を検討していくという。そのほか、ブースでは「X-DP1-HF」など現行モデルの試聴も行っていた。
■協同電子エンジニアリング
協同電子のブースでは、2つのテーマを掲げた試聴を実施していた。1つ目は“PCオーディオを高品位に楽しむ”をテーマとしたデモで、USB-DAC「HD-7A192」とUSB-DDC「HD-7D192」を組み合わせ、PC音源の試聴を行っていた。
もう1つは“CD音源を完全な形で聴こう”をテーマとするもので、同社が開発中のジッター除去技術を「HD-7A192」に搭載した特別機を使用した技術展示。来場者が手持ちのCDで、同技術の効果を体験する姿もみられた。
■インターシティ
インターシティは、20年のロングセラーとなるヘッドホンアンプ「HD-1L」の次世代機となる「HD-1L Essential」を参考出展した。発売は2012年1月で、価格は99,800円(税込)を予定している。従来モデルHD-1Lと基本的な設計思想は同一だが、PCオーディオ時代にあわせた最新のパーツを搭載。また、「入力系統を増やして欲しい」という現行モデルのユーザーからの声を受け、RCA入力端子の追加も検討しているという。
そのほか、同社の設立25周年記念として、ヘッドホンアンプ「MBA-1 Platinum」のブラックモデルとなる「MBA-1 Platinum Black Edition」も公開した。こちらは12月に、直販サイト上で5台程度の限定販売を予定しているという。価格は329,800円(税込)。筐体には非磁性ステンレスを使用しており、電磁波を吸収する点が特徴とのこと。
■KingRex
現在まだ国内での取り扱いが開始していない台湾メーカーのKingRexは、382kHz/32bit対応のUSB-DAC「UD384」と、ヘッドホンプリアンプ「HQ-1」の試聴デモを実施していた。
いずれも先日のハイエンドショウでも出展されていたモデルで(関連ニュース)。UD384は、DACとDDCの機能を兼備した、384kHz/32bit入力対応のUSB-DAC。HQ-1は、本体に専用の電源供給機を組み合わせる同社製品の特徴を備えたヘッドホンプリアンプで、プリアンプRCA出力と6.35mmヘッドホン出力をフロントパネルのボタンで切り替えることができる。
■ORB
ORBは、192kHz/24bit対応のヘッドホンアンプ搭載USB-DAC“JADE-1”と“JADE-2”(関連ニュース)の試聴デモを実施。
さらに、「電源ユニットやケーブルによる音質の違いについて、以前よりも興味を持っている方が多い」(同社説明員)ということから、電源ケーブルによる音質の違いも聴き比べられるよう、同社の電源ケーブル製品も複数用意し併せて試聴を展開していた。
■東京サウンド
東京サウンドは、国産真空管を使用したヘッドホンアンプ「ValveX/SE」と、フジヤ・エービック・オリジナルモデルの「ValveX/Premium」を出展。使用真空管や内部パーツが異なる2機種の聴き比べが行える試聴デモを行った。
また、2モデルに使用されているそれぞれの真空管「Tesra」と「Electro-harmonix」を、会場特別価格で単品販売していた。