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Jリーグ/プロ野球の生中継や人気アニメ放送も

“NOTTV”の番組内容が明らかに − ドコモとmmbi幹部が詳細や戦略を語る

公開日 2012/02/16 19:53 ファイル・ウェブ編集部
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また、通信による生放送では回線の混雑によって視聴できなくなる「輻輳(ふくそう)」という問題があると指摘。「通信網を使った場合、どれだけ素晴らしい生中継をしても視聴が集中しすぎると番組が見づらくなってしまうが、放送であるNOTTVは何千万人でも同時に見られる」と利点をアピールし「NOTTVの強みはライブだ」と言葉を続ける。

なお、「notty★LIVE」では全体の半分以上を様々な場所からの中継が占め、スタジオのパーソナリティがそれらをまとめるという番組。中継にはドコモのXiを使った新たな中継システムを使用するため、「中継車のいらない小さなシステムが、世界のテレビ中継の概念を変えてしまうかも知れない」と小牧氏は語る。

Xi中継システムにより、中継車のいらない放送スタイルを実現したという

また、24時間ニュースチャンネルを用意したことについては「スマートフォンや携帯ではこれまでもニュースを見ることができたが、それらはテキストや映像配信だった。テキストや映像を編集する時間が必要なため早くなかった」とコメント。最新のニュースを映像つきで見られる24時間ニュース番組を放送する意義を説明した。

なお、TBSニュースバードでは横浜DeNAベイスターズのホーム試合を全試合中継するが、NOTTVでも同様に放送する。そのほか、ウェザーニューズによる「SOLiVE24」もnottv1で放送するほか、大型台風などの際には特別編成によってウェザーニューズのスタジオからの中継放送を行う。

災害発生時には各種情報を放送で提供

また、「スマートTVの本命は、テレビ画面上にインターネットコンテンツが重ねて表示されるシングルスクリーン方式ではなく、手元のスマートフォンやタブレットとテレビが連動するダブルスクリーン方式だということが、今年のCESなどで明らかになってきた」とコメント。地上波番組とも積極的に連動し、「NOTTVを持っていれば地上波番組をもっと楽しめるというスタイルを当たり前にしていきたい」と語った。

加えて、音楽フェスや大きなスポーツ大会などの放送も行っていきたいとコメント。「生でコンサート中継ができるような場合、レギュラー番組を移動するなど柔軟な編成で対応することも考えている」とした。

そのほか小牧氏は災害対応についても言及。東日本大震災の際に通信による災害情報がつながらないことが多かったことに触れ、電波が届けば必ず見られるNOTTVの強みを改めてアピールした。

一方で「カバーエリアが日本の100%でなかったり、独自の報道網もまだ持っていない」と欠点があることも自認しているともコメント。「それでも災害にどのメディアよりも役立てるものでありたい。完璧ではないが、これから少しずつできることを広げていきたい」と語った。

そして最後に「ここから新しいサービス、新しい映像表現、新しい才能、新しい番組形式が起ち上がっていくことを心から願っている」とコメント。「これだけの内容のサービス利用料が420円。コンテンツ側にいた人間としては正直安すぎたと反省している(笑)。こうなれば、できるだけ多くの方々に対応端末を購入していただき、NOTTVを楽しみ、まわりの方に勧めていただくしかない」と述べて説明を締めくくった。

■「初年度100万、2015年に500万加入を目指す」

会見には、mmbi代表取締役社長の二木治成氏も出席。「初年度に100万加入を目指す」とし、「2015年に500万件加入で単年黒字が見えてくるのではないかと考えている」などと経営戦略について語った。

mmbi 二木氏

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