世界最小・画素ピッチ1μmの超高精細な空間光変調器
NHKと長岡技術科学大、電子ホログラフィー用デバイスを開発
NHKと国立大学法人長岡技術科学大学は、電子ホログラフィー用デバイスとして、世界最小となる画素ピッチ1μmの超高精細な空間光変調器したと発表した。
NHKでは、裸眼状態で自然な立体映像を見ることができる立体テレビの開発を行っており、電子ホログラフィーによる立体動画表示の研究を進めてきた。
電子ホログラフィーでは視域角(立体像を鑑賞できる範囲)の拡大が重要な課題となる。視域角を広くするためには、空間光変調器の画素ピッチを細かくする必要があるが、従来の空間光変調器の最小画素ピッチは4.8μmで、視域角6度の範囲(光の波長530nmの場合)しか表示ができなかった。
しかし今回、画素ピッチを1μmへ超微細化することで、視域角を大幅に拡し、従来の5倍となる視域角30度を実現たという。さらに、各画素を10nsオーダーで駆動できるスピン注入磁化反転技術を採用したことにより、電子ホログラフィーによる立体動画表示に必要となる基本動作(空間光変調器による光の状態の高速制御、および固定ホログラムパターンによる立体静止画表示)の確認に成功したという。
この技術は、5月24日(木)〜27日(日)に開催する放送技術研究所の一般公開で見ることができる。
NHKでは、裸眼状態で自然な立体映像を見ることができる立体テレビの開発を行っており、電子ホログラフィーによる立体動画表示の研究を進めてきた。
電子ホログラフィーでは視域角(立体像を鑑賞できる範囲)の拡大が重要な課題となる。視域角を広くするためには、空間光変調器の画素ピッチを細かくする必要があるが、従来の空間光変調器の最小画素ピッチは4.8μmで、視域角6度の範囲(光の波長530nmの場合)しか表示ができなかった。
しかし今回、画素ピッチを1μmへ超微細化することで、視域角を大幅に拡し、従来の5倍となる視域角30度を実現たという。さらに、各画素を10nsオーダーで駆動できるスピン注入磁化反転技術を採用したことにより、電子ホログラフィーによる立体動画表示に必要となる基本動作(空間光変調器による光の状態の高速制御、および固定ホログラムパターンによる立体静止画表示)の確認に成功したという。
この技術は、5月24日(木)〜27日(日)に開催する放送技術研究所の一般公開で見ることができる。