裸眼3D対応や新高速起動機能なども
ソニー、“X-Reality”搭載の「Powered by BRAVIA」パソコン“VAIO Lシリーズ”
■最上位「SVL24119FJ」はグラスレス3Dに対応
最上位モデルの「SVL24119FJ」は、レンチキュラーによる裸眼3Dに対応。
内蔵カメラの顔認識技術を利用し、ユーザーの視聴位置に合わせた最適な3D映像になるよう自動調整。左右20度、上下11度、奥行き60cm〜約1mの範囲で顔の位置を認識する。なお、顔を認識するのは1名のみ。
2D-3D変換機能も搭載。動画だけでなく新たに静止画の変換にも対応した。ディスプレイ面の右下には、2Dと3Dの表示を切り替えるタッチボタンも設けている。
動画・写真管理ソフト「PlayMemories Home」でも2D-3D変換が可能。2Dの動画ファイルの3D変換をわずか3ステップで行うことができる。
さらに、編集ソフト「Vegas Movie Stucio HD Platinum」が含まれる「Imagination Studio」をバンドル。PlayMemories Homeよりも本格的な3D編集も行える。
そのほか本機のみの機能としては前述のようにタッチパネル操作に対応しているが、方式は従来モデルまでの感圧式から静電容量式へと変更。これによりタッチポイントを10点まで拡大させた。
■高速起動「Rapid Wake」
高速起動/低消費電力ソリューション「Rapid Wake」を新開発して搭載。
同技術は、作業中のデータをスリープ状態でも長く保持できるようにし、シャットダウンを利用しないことで高速起動(再開)できるようにするというもの。スリープからの復帰時間も従来より短縮させ、数秒で作業を再開できるようにした。これにより、タブレットやスマートフォンなどのようにパソコンを使えるようにした。
スリープ状態になった時点で、作業中のデータをストレージに記録することで、スリープ時のデータ消失リスクを低減させた。また、スリープ時のバッテリー消費も抑え、これらにより例えばノートPCでもスリープ状態を活用しやすいようにした。
なお、同時発表されたノートPC“VAIO Eシリーズ”にも本機能を搭載。さらに、Intel Rapid Start Technology採用によってスリープ状態でのバッテリー持続時間をさらに延長させた上位技術「Rapid Wake + Eco」も開発しており、Ultrabookの“Tシリーズ”や、ノートPC“Zシリーズ”、“Sシリーズ”などに搭載している。