今年のブースキーワードは「コネクティビティ」
開催直前・IFA2012「ポジティブで多くのビジネスが生まれる場に」− メッセ・ベルリン ハイテッカー氏が会見
本日開催されたCEATEC 2012概要発表記者会見にて、同イベントのグローバルパートナー展示会である「IFA2012」の開催概要も発表された。メッセ・ベルリン社のIFA グローバル統轄本部長であるイエンズ・ハイテッカー氏が来日し、説明を行った。
IFA2012は、現地時間8月31日から9月5日まで、ドイツ・ベルリンにて開催される。1924年に「大ドイツ放送展」として誕生して以来、世界のコンシューマー・エレクトロニクス(CE)業界をリードするイベントとして成長を続けており、2006年には開催周期を隔年から毎年に変更。2008年からはCEに加えてホーム・アプライアンス(白物家電)を出展分野に取り込んでいる。
「IFAは大変重要かつ役に立つビジネスイベントであると自負しています。というのも、世界各国のリテーラーやバイヤーが参加し、直に触れあうことができる場であるし、開催もグローバル/西欧/中国の3つの重要な市場の商戦期前というベストな時期だからです。出展社はコンシューマーに向けて製品を提案することができるし、リテーラーやバイヤーは、商戦期の商材となる製品を見つけ出すことができるという、まさに”ジャスト・イン・タイム”なイベントと言えるでしょう」と語るハイテッカー氏。
事実、IFAは注目度・実績ともに右肩上がりの成長を続けており、昨年は54カ国1,441社が出展し、総来場者数は114カ国から約24万人、会期中の受注総額は48億ドル(約3,800億円)にのぼった。うちトレードビジターは約13万人で、そのうち約3分の1はドイツ以外からの参加。取材に訪れるジャーナリストも89カ国・約7,000人と、まさに世界規模のイベントとなっている。出展の引き合いも高く、展示面積140,200平方メートルを確保(2011年実績)するも、ブースは2年前からオーバーブッキング状態が続いているとのことだ。
「日本のみなさんにとっても、東日本大震災からコンシューマーエレクトロニクス業界が復活したことを、世界中のリテーラーやメディアに披露する有効な場となると考えています。IFAにおける日系企業のプレゼンスは増大しており、オーディオ部門では13.6%、ホームエンターテイメント部門では4%も出展面積が拡大しているのです。このふたつのセグメントだけでも、実に27,205平方メートルを占めています」(ハイテッカー氏)。
なお、ユーロ危機が叫ばれている昨今だが、ハイテッカー氏によればコンシューマーエレクトロニクス業界にとって欧州市場は依然として大きな存在であり、世界市場の27%を占めているとのこと。さらに、2012年も成長を続け世界最大規模を維持するとともに、平均1%程度の成長が見込まれているという。
「先日、ドイツ国内で『金融危機がもし起こったら、どの出費を見直すか』という調査を行いました。外食や旅行費用を抑えるという答えはあったものの、コンシューマーエレクトロニクス関連製品購入を控えるという回答は少なかったのです。これは、外出を控えることによりホームエンターテイメントの充実が必要になる、というニーズの表れでしょう。ですので私は、コンシューマーエレクトロニクス業界の展望について楽観視しています。メーカー・リテーラー・コンシューマーにとって、IFAがポジティブかつ多くのビジネスが生まれる場になればと考えています」と締めくくった。
IFA2012では、会期に先駆けて8月29日と30日にプレスデイが設けられ、出展各社のプレスカンファレンスなどが大々的に開催される。今年のキーワードは「コネクティビティ」。モバイル/IT系のメーカーや、ホームアプライアンス系メーカーの出展増加が見込まれるほか、スマートフォン/タブレットとオーディオ・ビジュアル機器の連携に高い注目が集まると予想される(関連記事はこちら)。
IFA2012への訪問に関して、トレードビジター向けの「6日間・通しチケット」の販売情報はこちらで公開している。またジャーナリストの受付も7月末まで専用のフォームで受け付けている。詳細に関する問い合わせはメッセ・ベルリン日本代表部まで。
【問い合わせ先】
メッセ・ベルリン日本代表部
TEL/03-5276-8730
IFA2012は、現地時間8月31日から9月5日まで、ドイツ・ベルリンにて開催される。1924年に「大ドイツ放送展」として誕生して以来、世界のコンシューマー・エレクトロニクス(CE)業界をリードするイベントとして成長を続けており、2006年には開催周期を隔年から毎年に変更。2008年からはCEに加えてホーム・アプライアンス(白物家電)を出展分野に取り込んでいる。
「IFAは大変重要かつ役に立つビジネスイベントであると自負しています。というのも、世界各国のリテーラーやバイヤーが参加し、直に触れあうことができる場であるし、開催もグローバル/西欧/中国の3つの重要な市場の商戦期前というベストな時期だからです。出展社はコンシューマーに向けて製品を提案することができるし、リテーラーやバイヤーは、商戦期の商材となる製品を見つけ出すことができるという、まさに”ジャスト・イン・タイム”なイベントと言えるでしょう」と語るハイテッカー氏。
事実、IFAは注目度・実績ともに右肩上がりの成長を続けており、昨年は54カ国1,441社が出展し、総来場者数は114カ国から約24万人、会期中の受注総額は48億ドル(約3,800億円)にのぼった。うちトレードビジターは約13万人で、そのうち約3分の1はドイツ以外からの参加。取材に訪れるジャーナリストも89カ国・約7,000人と、まさに世界規模のイベントとなっている。出展の引き合いも高く、展示面積140,200平方メートルを確保(2011年実績)するも、ブースは2年前からオーバーブッキング状態が続いているとのことだ。
「日本のみなさんにとっても、東日本大震災からコンシューマーエレクトロニクス業界が復活したことを、世界中のリテーラーやメディアに披露する有効な場となると考えています。IFAにおける日系企業のプレゼンスは増大しており、オーディオ部門では13.6%、ホームエンターテイメント部門では4%も出展面積が拡大しているのです。このふたつのセグメントだけでも、実に27,205平方メートルを占めています」(ハイテッカー氏)。
なお、ユーロ危機が叫ばれている昨今だが、ハイテッカー氏によればコンシューマーエレクトロニクス業界にとって欧州市場は依然として大きな存在であり、世界市場の27%を占めているとのこと。さらに、2012年も成長を続け世界最大規模を維持するとともに、平均1%程度の成長が見込まれているという。
「先日、ドイツ国内で『金融危機がもし起こったら、どの出費を見直すか』という調査を行いました。外食や旅行費用を抑えるという答えはあったものの、コンシューマーエレクトロニクス関連製品購入を控えるという回答は少なかったのです。これは、外出を控えることによりホームエンターテイメントの充実が必要になる、というニーズの表れでしょう。ですので私は、コンシューマーエレクトロニクス業界の展望について楽観視しています。メーカー・リテーラー・コンシューマーにとって、IFAがポジティブかつ多くのビジネスが生まれる場になればと考えています」と締めくくった。
IFA2012では、会期に先駆けて8月29日と30日にプレスデイが設けられ、出展各社のプレスカンファレンスなどが大々的に開催される。今年のキーワードは「コネクティビティ」。モバイル/IT系のメーカーや、ホームアプライアンス系メーカーの出展増加が見込まれるほか、スマートフォン/タブレットとオーディオ・ビジュアル機器の連携に高い注目が集まると予想される(関連記事はこちら)。
IFA2012への訪問に関して、トレードビジター向けの「6日間・通しチケット」の販売情報はこちらで公開している。またジャーナリストの受付も7月末まで専用のフォームで受け付けている。詳細に関する問い合わせはメッセ・ベルリン日本代表部まで。
【問い合わせ先】
メッセ・ベルリン日本代表部
TEL/03-5276-8730