JVC、「e-shift2」採用の4K対応プロジェクター「DLA-X95R」など3機種【更新】
(株)JVCケンウッドは、新デバイス「e-shift2」を採用したJVCの4K対応D-ILAプロジェクター「DLA-X95R」「DLA-X75R」「DLA-X55R」を11月下旬より発売する。価格は「DLA-X95R」が105万円(税込)、「DLA-X75R」が892,500円(税込)、「DLA-X55R」が630,000円(税込)。DLA-X95Rはフロントに「エンブレムプレート」が貼り付けられたデザイン。X75Rは光沢を持たせたグロッシー・ブラック。X55Rはマット仕上げで、ブラックとホワイトのカラーバリエーションをラインナップする。
9月にグローバル向けに発表されていたものの国内投入が正式アナウンスされた格好(関連ニュース)。DLA-X35Rは日本向けには販売されず、昨年モデルの「DLA-X30」が継続販売される。
昨年発売のモデルに引き続き(関連ニュース)、画素ずらしによって高精細化する「e-Shift」技術を採用しているが、本機ではe-shift2に進化した。e-Shiftは前段で1,920×1,080画素のフルHD映像を2枚生成してから、それぞれをデバイスへ送り込み、電気信号によって屈折率を変化させることで、1画素を斜め方向にシフトさせ、縦横ともに実質2倍の解像度を実現する方法。JVC独自のアルゴリズムによる4Kアップスケーリングや倍速駆動パネルとの組み合わせにより、1フレーム3,840×2,160画素の4K映像を表示できる。
今年のモデルには、さらに進化した「e-shift2」技術を採用。4Kアップスケーリングのアルゴリズムを見直し、フィルターを2バンドから8バンドに変更。より高精度な画素生成を実現している。またデバイスの平面性を改善することで、画面周囲のフォーカス感を向上。デバイスを含む光学エンジンも見直し、3D時の明るさやコントラストも向上。3D時は昨年モデル比約120%に向上させた。
独自の映像処理技術「Multiple Pixel Control」に、新開発の4Kスケーリングエンジンを搭載し、画像処理アルゴリズムによる映像処理を更に進化させた点も特徴。フレーム内で画像成分の検出範囲を、従来の6×6ピクセルから21×21ピクセルへ拡大。10倍以上の広範囲エリアの情報サンプリングを可能とした。また、フィルター処理も2バンドから8バンドに細分化し、高精度化。背景ボケとフォーカス感を両立できる、映像特性に適した映像生成も可能になったという。
映像特性に適した映像処理を行える「4Kプロファイル」も用意。「フィルム」「高解像度」「HD」「SD」「ダイナミック」の5種類を備える。「高解像度」はBD向け、「HD」はテレビ放送や古いBDなど向け、「SD」はDVDなど向けだという。
光学系は、出力230Wの超高圧水銀系ランプと電源を採用し、明るさは1,200ルーメンに。ランプ寿命も従来の3,000時間から4,000時間へ伸ばした。
また光学エンジンを改良し、ネイティブコントラストの値も昨年モデルよりさらに向上。フラグシップのDLA-X95Rで13万対1、DLA-X75Rは9万対1、DLA-X55Rは5万対1となっている。
X95R/75RはAdobe RGBに対応。色空間を拡大し、緑や赤、シアン系の色の深みを再現できるようになったとのこと。さらに、キセノンランプの特性を活かした色温度設定モードも用意。映画館のようなフィルムライクな表現を実現するという。また、オートキャリブレーション機能を搭載。光学センサーと専用ソフトを使用し、色バランスのズレを補正。自分好みのプロファイルを作成することもできる。
X95R/75Rは、「THX 3Dディスプレイ規格認証」を取得している。
さらに、全てのモデルにおいて、周囲の環境に応じた適切な映像セッティングを行える機能も用意。スクリーン周辺の壁色補正や、スクリーンサイズ・投射距離に応じた明るさ、階調、色、精細感補正を行える。加えて、カーブドスクリーンやアナモフィックレンズ装着による歪みを補正するピンクッション補正機能も用意している。
3Dの画質も向上。回路や光学エンジンのレスポンスを改良してクロストークをさらに低減。より自然で明るい3D映像を実現したとのこと。3Dの視聴には、別売の3Dワイヤレスシンクロエミッター「PK-EM2」(税込10,500円)が必要。こちらは従来モデルの3Dシンクロ端子にさし込んで使用することもできる。
3Dメガネは独自の「面一括駆動方式」を採用し、光学エンジンと3Dメガネの変更特性精度を高めたという。また、IRからRFに通信方式を変更。通信の安定性を高め、信号の到達距離も10mへと長くした。小さな子ども用の2Dモードも同載している。100時間の連続使用が可能で、税込15,750円で別売もされる。
レンズは2倍電動ズームフォーカスレンズを搭載。上下80%、左右34%の電動シフトも可能だ。レンズのズーム/フォーカス/シフト幅の設定値を本体メモリーに保存しておける「レンズメモリー」機能も、前機種の3件からDLA-X95R/75Rは10件、DLA-X55Rは5件に拡大した。
他にも、プロジェクターのコントロールが可能なスマートフォン/タブレット用アプリも提供される予定だ。
10月19日以降順次、「DLA-X75R」「DLA-X55R」の先行視聴会が下記の通り開催される。申し込み方法および詳細はJVCのサイトをご覧頂きたい。
東海地区(愛知県名古屋市)
日時 : 10月19日(金) 19:00〜20:30
10月20日(土) (1) 11:00〜12:30 (2) 14:00〜15:30
定員 : 各回25名
会場 : 国際デザインセンター 6階 セミナールーム1
住所 : 愛知県名古屋市中区栄3丁目18番1号
ナディアパーク・デザインセンタービル
関西地区(大阪府大阪市)
日時 : 10月26日(金) 19:00〜20:30
10月27日(土) (1) 11:00〜12:30 (2) 14:00〜15:30
定員 : 各回25名
会場 : ハートンホテル南船場 2階 ラベンダー
住所 : 大阪市中央区南船場2-12-22
九州地区(福岡県福岡市)
日時 : 11月2日(金) 18:00〜19:30
定員 : 25名
会場 : 福岡交通センター 9階 第四ホール
住所 : 福岡市博多区中央街2-1
9月にグローバル向けに発表されていたものの国内投入が正式アナウンスされた格好(関連ニュース)。DLA-X35Rは日本向けには販売されず、昨年モデルの「DLA-X30」が継続販売される。
昨年発売のモデルに引き続き(関連ニュース)、画素ずらしによって高精細化する「e-Shift」技術を採用しているが、本機ではe-shift2に進化した。e-Shiftは前段で1,920×1,080画素のフルHD映像を2枚生成してから、それぞれをデバイスへ送り込み、電気信号によって屈折率を変化させることで、1画素を斜め方向にシフトさせ、縦横ともに実質2倍の解像度を実現する方法。JVC独自のアルゴリズムによる4Kアップスケーリングや倍速駆動パネルとの組み合わせにより、1フレーム3,840×2,160画素の4K映像を表示できる。
今年のモデルには、さらに進化した「e-shift2」技術を採用。4Kアップスケーリングのアルゴリズムを見直し、フィルターを2バンドから8バンドに変更。より高精度な画素生成を実現している。またデバイスの平面性を改善することで、画面周囲のフォーカス感を向上。デバイスを含む光学エンジンも見直し、3D時の明るさやコントラストも向上。3D時は昨年モデル比約120%に向上させた。
独自の映像処理技術「Multiple Pixel Control」に、新開発の4Kスケーリングエンジンを搭載し、画像処理アルゴリズムによる映像処理を更に進化させた点も特徴。フレーム内で画像成分の検出範囲を、従来の6×6ピクセルから21×21ピクセルへ拡大。10倍以上の広範囲エリアの情報サンプリングを可能とした。また、フィルター処理も2バンドから8バンドに細分化し、高精度化。背景ボケとフォーカス感を両立できる、映像特性に適した映像生成も可能になったという。
映像特性に適した映像処理を行える「4Kプロファイル」も用意。「フィルム」「高解像度」「HD」「SD」「ダイナミック」の5種類を備える。「高解像度」はBD向け、「HD」はテレビ放送や古いBDなど向け、「SD」はDVDなど向けだという。
光学系は、出力230Wの超高圧水銀系ランプと電源を採用し、明るさは1,200ルーメンに。ランプ寿命も従来の3,000時間から4,000時間へ伸ばした。
また光学エンジンを改良し、ネイティブコントラストの値も昨年モデルよりさらに向上。フラグシップのDLA-X95Rで13万対1、DLA-X75Rは9万対1、DLA-X55Rは5万対1となっている。
X95R/75RはAdobe RGBに対応。色空間を拡大し、緑や赤、シアン系の色の深みを再現できるようになったとのこと。さらに、キセノンランプの特性を活かした色温度設定モードも用意。映画館のようなフィルムライクな表現を実現するという。また、オートキャリブレーション機能を搭載。光学センサーと専用ソフトを使用し、色バランスのズレを補正。自分好みのプロファイルを作成することもできる。
X95R/75Rは、「THX 3Dディスプレイ規格認証」を取得している。
さらに、全てのモデルにおいて、周囲の環境に応じた適切な映像セッティングを行える機能も用意。スクリーン周辺の壁色補正や、スクリーンサイズ・投射距離に応じた明るさ、階調、色、精細感補正を行える。加えて、カーブドスクリーンやアナモフィックレンズ装着による歪みを補正するピンクッション補正機能も用意している。
3Dの画質も向上。回路や光学エンジンのレスポンスを改良してクロストークをさらに低減。より自然で明るい3D映像を実現したとのこと。3Dの視聴には、別売の3Dワイヤレスシンクロエミッター「PK-EM2」(税込10,500円)が必要。こちらは従来モデルの3Dシンクロ端子にさし込んで使用することもできる。
3Dメガネは独自の「面一括駆動方式」を採用し、光学エンジンと3Dメガネの変更特性精度を高めたという。また、IRからRFに通信方式を変更。通信の安定性を高め、信号の到達距離も10mへと長くした。小さな子ども用の2Dモードも同載している。100時間の連続使用が可能で、税込15,750円で別売もされる。
レンズは2倍電動ズームフォーカスレンズを搭載。上下80%、左右34%の電動シフトも可能だ。レンズのズーム/フォーカス/シフト幅の設定値を本体メモリーに保存しておける「レンズメモリー」機能も、前機種の3件からDLA-X95R/75Rは10件、DLA-X55Rは5件に拡大した。
他にも、プロジェクターのコントロールが可能なスマートフォン/タブレット用アプリも提供される予定だ。
10月19日以降順次、「DLA-X75R」「DLA-X55R」の先行視聴会が下記の通り開催される。申し込み方法および詳細はJVCのサイトをご覧頂きたい。
東海地区(愛知県名古屋市)
日時 : 10月19日(金) 19:00〜20:30
10月20日(土) (1) 11:00〜12:30 (2) 14:00〜15:30
定員 : 各回25名
会場 : 国際デザインセンター 6階 セミナールーム1
住所 : 愛知県名古屋市中区栄3丁目18番1号
ナディアパーク・デザインセンタービル
関西地区(大阪府大阪市)
日時 : 10月26日(金) 19:00〜20:30
10月27日(土) (1) 11:00〜12:30 (2) 14:00〜15:30
定員 : 各回25名
会場 : ハートンホテル南船場 2階 ラベンダー
住所 : 大阪市中央区南船場2-12-22
九州地区(福岡県福岡市)
日時 : 11月2日(金) 18:00〜19:30
定員 : 25名
会場 : 福岡交通センター 9階 第四ホール
住所 : 福岡市博多区中央街2-1