下期モデルのキーコンセプトは“3つのFeel”
シャープ、IGZO搭載モデルでスマホ/タブレットのシェア挽回へ
シャープは、スマートフォン/タブレットの新製品説明会を開催した。会場には同社 執行役員 通信システム事業本部長 大畠昌巳氏と、同部マーケティングセンター所長 河内巌氏が登壇し、通信システム事業本部における2012年下半期の事業戦略を説明した。
まず大畠氏は、同社が10月1日付けで行った組織変更について、「通信システム事業本部が国内情報通信営業本部を傘下におき、企画・開発から営業・サービスまで迅速かつ一貫した施策を展開できる新しい体制をとっていく」と述べた。
シャープ製国内携帯電話製品の出荷シェアは、2010年度まで6年連続でトップだったが、2011年度は3位に落ちた。大畠氏にはこれについて「国内のスマートフォン製品の販売比率が伸びた中で、特に海外メーカー・ブランド製品がシェアを伸ばしてきたことが大きく影響したと思われる」とコメント。また「LTEへの対応などキャリアサービスも大きく変化してきたが、シャープは製品開発の点でこれらへの対応に遅れをとり、その結果競争力が低下したことは否めないと思う」とした。
同氏は「これまでの反省点を踏まえ、上半期の結果をボトムとして、下半期のシェアを挽回していきたい」とし、2012年秋下期モデルの開発思想について説明を行った。
シャープのスマホ/タブレットの開発は、スマートフォンを人の感性に近づけ、ユーザーに心地よい操作性を提供していくという共通開発思想「Feel Logic」に基づいている。大畠氏は「2012年度下期モデルは“あなたのFEELを拡張する”という意味で“Extend” your Feelをテーマに掲げた。この“Extend” your Feelを実現するコアテクノロジーが新世代ディスプレイ、IGZO だ」と説明した。
IGZOは、インジウム/ガリウム/亜鉛/酸素の元素記号の頭文字を取った通称。従来のアモルファスシリコン半導体を使用した液晶パネル比で約2倍の高精細化を実現するほか、低消費電力やタッチパネルの高感度化にも寄与するという。
今期ドコモから展開されるスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」、auから展開されるタブレット「AQUOS PAD SHT21」の2機種が、このIGZO液晶を搭載している。
大畠氏は、「このIGZOで当社は継続的なユーザーエクスペリエンスを提供し続けていく。そしてスマートフォンのラインナップを拡大し、一層のシェア拡大を図る。今後ともシャープ製スマートフォン/タブレットの展開に期待してほしい」と結んだ。
続いて河内氏が登壇し、2012年下期新モデルの詳細を説明した。今期シャープは国内主要3キャリアから、スマートフォン4機種、タブレット1機種、フィーチャーフォン2機種の合計7機種を市場に投入する。
河内氏は、「急速なLTEの立ち上がりにより、クラウドサービスが使いやすくなり、ユーザーはスマホ/タブレットを使ったコミュニケーションやエンタテイメントを非常に快適に楽しめるようになってきている」と現在のスマートフォン市場を分析。続いて「スマホの活用がより生活に密着していく中で、シャープとしては“技術に裏付けされたスマホの機能性能の高度化による信頼と安心”、そして“ユーザー視点にたった柔軟性の高い使いやすさへの配慮”の二本柱で、今後とも製品開発に取り組んでいく」と語った。
ここで河内氏は、下期モデルのキーコンセプトとなる“3つのFeel”を紹介した。
まず大畠氏は、同社が10月1日付けで行った組織変更について、「通信システム事業本部が国内情報通信営業本部を傘下におき、企画・開発から営業・サービスまで迅速かつ一貫した施策を展開できる新しい体制をとっていく」と述べた。
シャープ製国内携帯電話製品の出荷シェアは、2010年度まで6年連続でトップだったが、2011年度は3位に落ちた。大畠氏にはこれについて「国内のスマートフォン製品の販売比率が伸びた中で、特に海外メーカー・ブランド製品がシェアを伸ばしてきたことが大きく影響したと思われる」とコメント。また「LTEへの対応などキャリアサービスも大きく変化してきたが、シャープは製品開発の点でこれらへの対応に遅れをとり、その結果競争力が低下したことは否めないと思う」とした。
同氏は「これまでの反省点を踏まえ、上半期の結果をボトムとして、下半期のシェアを挽回していきたい」とし、2012年秋下期モデルの開発思想について説明を行った。
シャープのスマホ/タブレットの開発は、スマートフォンを人の感性に近づけ、ユーザーに心地よい操作性を提供していくという共通開発思想「Feel Logic」に基づいている。大畠氏は「2012年度下期モデルは“あなたのFEELを拡張する”という意味で“Extend” your Feelをテーマに掲げた。この“Extend” your Feelを実現するコアテクノロジーが新世代ディスプレイ、IGZO だ」と説明した。
IGZOは、インジウム/ガリウム/亜鉛/酸素の元素記号の頭文字を取った通称。従来のアモルファスシリコン半導体を使用した液晶パネル比で約2倍の高精細化を実現するほか、低消費電力やタッチパネルの高感度化にも寄与するという。
今期ドコモから展開されるスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」、auから展開されるタブレット「AQUOS PAD SHT21」の2機種が、このIGZO液晶を搭載している。
大畠氏は、「このIGZOで当社は継続的なユーザーエクスペリエンスを提供し続けていく。そしてスマートフォンのラインナップを拡大し、一層のシェア拡大を図る。今後ともシャープ製スマートフォン/タブレットの展開に期待してほしい」と結んだ。
続いて河内氏が登壇し、2012年下期新モデルの詳細を説明した。今期シャープは国内主要3キャリアから、スマートフォン4機種、タブレット1機種、フィーチャーフォン2機種の合計7機種を市場に投入する。
河内氏は、「急速なLTEの立ち上がりにより、クラウドサービスが使いやすくなり、ユーザーはスマホ/タブレットを使ったコミュニケーションやエンタテイメントを非常に快適に楽しめるようになってきている」と現在のスマートフォン市場を分析。続いて「スマホの活用がより生活に密着していく中で、シャープとしては“技術に裏付けされたスマホの機能性能の高度化による信頼と安心”、そして“ユーザー視点にたった柔軟性の高い使いやすさへの配慮”の二本柱で、今後とも製品開発に取り組んでいく」と語った。
ここで河内氏は、下期モデルのキーコンセプトとなる“3つのFeel”を紹介した。
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