パナソニック、12年度通期業績は7,650億円の赤字に
パナソニックは、2012年度第2四半期の連結決算を発表した。第1四半期から第2四半期までの上半期累計では、売上高が3兆6,382億円で前年同期比9%減だったが、営業利益については874億円と同84%増だった。
一方で営業外費用として、ソーラー、民生用リチウムイオン電池、携帯電話事業ののれん・無形資産の減損損失を含む事業構造改革費用3,555億円を計上したことなどにより、税引き前利益は2,787億円の損失となった。
また国内市場の急激な販売下落、さらに第3四半期以降の厳しい経営環境をふまえ、パナソニック(株)とパナソニック モバイルコミュニケーションズ株の繰延税金資産を取り崩し、法人税などとして4,125億円を計上。これらにより、第2四半期の純損益は6,852億円の赤字となった。なお5月11日の段階では、純損益として150億円の黒字を見込んでいた。
AVCネットワークス社だけを見ると、売上高は前年度比24%減の6,900億円となった。薄型テレビやBDレコーダー、デジタルカメラなどの売上げが大きく減少した。一方で営業損益は前年度の157億円の赤字から大きく改善し、199億円の黒字となった。これは固定費削減や構造改革の成果が出た結果だ。
第2四半期までの結果を受け、2012年度通期の見通しも下方修正。売上高は前年比93%の7兆3,000億円となる見込みで、主因はデジタルコンシューマー商品の市況悪化、新興国の景気減速によるものだ。
また通期営業利益についても、売上減の影響から1,400億円程度にとどまりそうだ。さらに第3四半期以降も追加の事業構造改革費用が見込まれることから、純損失は7,650億円程度を見込んでいる。5月時点では500億円程度の純利益を見込んでいたため、大幅な下方修正となる。
本日同社は、記者向けに決算概要説明会を開催した。その模様はこちらで紹介している。
一方で営業外費用として、ソーラー、民生用リチウムイオン電池、携帯電話事業ののれん・無形資産の減損損失を含む事業構造改革費用3,555億円を計上したことなどにより、税引き前利益は2,787億円の損失となった。
また国内市場の急激な販売下落、さらに第3四半期以降の厳しい経営環境をふまえ、パナソニック(株)とパナソニック モバイルコミュニケーションズ株の繰延税金資産を取り崩し、法人税などとして4,125億円を計上。これらにより、第2四半期の純損益は6,852億円の赤字となった。なお5月11日の段階では、純損益として150億円の黒字を見込んでいた。
AVCネットワークス社だけを見ると、売上高は前年度比24%減の6,900億円となった。薄型テレビやBDレコーダー、デジタルカメラなどの売上げが大きく減少した。一方で営業損益は前年度の157億円の赤字から大きく改善し、199億円の黒字となった。これは固定費削減や構造改革の成果が出た結果だ。
第2四半期までの結果を受け、2012年度通期の見通しも下方修正。売上高は前年比93%の7兆3,000億円となる見込みで、主因はデジタルコンシューマー商品の市況悪化、新興国の景気減速によるものだ。
また通期営業利益についても、売上減の影響から1,400億円程度にとどまりそうだ。さらに第3四半期以降も追加の事業構造改革費用が見込まれることから、純損失は7,650億円程度を見込んでいる。5月時点では500億円程度の純利益を見込んでいたため、大幅な下方修正となる。
本日同社は、記者向けに決算概要説明会を開催した。その模様はこちらで紹介している。