Adobe RGB 99%カバーモデルも
LG、シネスコサイズ機など液晶モニター3製品 − 10点タッチのWin8対応機も
■専用キャリブレーター付属の「27EA83-D」
Adobe RGB色域を99%カバーするモデル。10bitのAH-IPSパネルを採用し、解像度はWQHD(2,560×1,440)、輝度が350カンデラ、コントラスト比は500万:1(DFCオフ時1,000:1)で、視野角は垂直が178度、水平178度。HDMI端子1系統のほか、本機もディスプレイポートとUSB3.0ハブ(Up×1/Down×3)、DVI-Dデュアル端子を備えている。
同社液晶モニター用に専用チューニングしたキャリブレーターとキャリブレーションソフトを付属。ソフトにはキャリブレーション後の結果レポートを作成する機能も備わっている。なお、工場出荷時にキャリブレーションを行っており、キャリブレーションレポートも付属する。
そのほか「Dual Link-up」機能も搭載。2台のパソコンをひとつの液晶モニターに接続し、画面半分ずつで表示させることができる。
■Windows 8認証取得/10点マルチタッチ対応「23ET83V-W」
Windows 8認証を取得し、10点マルチタッチに対応したモデル。Windows 8搭載PCに接続するだけで、特に設定などを行わずに最大10点のマルチタッチ操作を行えるようになる。道山氏は「Windows 8に合わせて、まさにそのために出てきたモニター。1点、2点のタッチのみというモデルが多いが、本機は10点マルチタッチになった」と特徴を解説する。
解像度は1,920×1,080のフルHDで、輝度が250カンデラ、コントラスト比は1,000万:1(DFCオフ時1,000:1)で、視野角は垂直が178度、水平178度。端子はHDMIを2系統のほか、D-Sub15ピン、USB(Up×1)、ヘッドホン出力を備えている。
本機もパネルにはAH-IPSパネルを採用。道山氏は、同パネルについて、タッチ跡などが残りにくいという特徴があるため「鮮やかで広視野角なだけでなくタッチ操作に最適なパネルだ」と述べた。
本機については、ゲストとして登壇した日本マイクロソフト(株)業務執行役員 コンシューマー&パートナーグループの金古毅氏も「まさに我々が待ち望んでいたモデル」と表現。「Windows 8最大の特徴がマルチタッチ。今回の商品はWindows 8のポテンシャルをさらに広げるものだと思っている」とコメントし、23V型という大きさで様々なアプリを楽しめる点についても評価した。
なお、金古氏はWindows 8の状況について「ワールドワイドで4,000万ライセンスの出荷、対応モデルも1,500機種以上が出ている」と説明。「着々と広がっている」と言葉を添えた。
また、発表会の冒頭ではLGエレクトロニクス・ジャパン マーケティング統括常務の李起旭(リ・キウク)氏も登壇。「より快適に、さらに日本の皆さんのライフスタイルによりそうデザインを追求したモデル」だと新製品を紹介し、「日本のお客様にとってさらに新しいライフスタイルを楽しんでいただけると確信している」とあいさつした。