“Fidelio”ブランド初のBluetoothスピーカー
フィリップス、6スピーカー/2ラジエーター搭載のBluetoothスピーカー「P9」
(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、同社が展開するオーディオブランド「Fidelio」初のBluetoothスピーカーとして、前面6個のスピーカーと背面2個のパッシブラジエーターを搭載した「P9」を2013年2月より発売する。ブラックとホワイトの2色を用意し、価格はオープンだが29,800円前後での実売が予想される。
外形寸法287W×125H×55Dmmとコンパクトなボディながら、前面に6個のスピーカーと、背面に2個のパッシブラジエーターを搭載。ソフトドームトゥイーターによる自然な広がりの音を実現したとし、それに加えて独自のwOOx(ウークス)テクノロジーと中高音アンプを搭載し、「より深みのある低音と迫力のある音を実現した」という。
スピーカーは3/4インチソフトドームトゥイーター2基と2インチウーファー4基を前面に、そして前述のように背面にパッシブラジエーター2基を搭載し、出力は総合20W。
飛行機に使われるものと同等素材のアルミ合金を用いたフルメタルボディに木製パネル、手縫いのレザーカバーというデザインを採用。インテリアとしても栄えるデザインにしたのだという。なお、レザーカバーの開閉と連動して電源が自動でオン/オフする。
レザーカバーはスタンドとしても利用でき、縦置き、斜め置き、L字置きなどスピーカーのアングルを自分好みに調整可能。スピーカーのアングルを変えることで、背面スピーカーからの低音域の広がりをコントロールし、音質も調整できるとしている。
この点について、発表会で製品説明を担当した同社コンシューマーライフスタイル事業部マーケティングマネージャーの佐野泰介氏は、「スタンダードなポジションでは、いわゆる昔からのフィリップス・トーンを楽しめる。もっと低音を楽しみたいという方は、斜め置きにしていただくとよいだろう」と説明。また、レザーカバーで背面スピーカーを覆うような格好になる垂直設置では、ボーカルがより聴き取りやすくなるという。
Bluetoothは 2.1+EDR、A2DPプロファイルに対応。バッテリーを内蔵しており、Bluetooth使用時で最大約8時間の連続再生が可能。充電時間は約3時間。本体側面にUSB端子も備えており、同端子経由でDAPやスマートフォンを充電することもできる。
また、バッテリー残量を示すスマートセンサーを搭載。音質に配慮し「音楽再生時には、基本的にバッテリーをすべてそのために使う」(佐野氏)という設計にしているため、バッテリー残量を確認したときにだけスマートセンサーを使用するようにしたのだという。
なお、佐野氏は同社による10ヶ月の研修を経て、ヘルツ単位で音を聞き分けられるという「ゴールデンイヤー」によるテストにおいて、同程度のスペックの他製品と比較して、「本機(P9)に優位性がある」とした回答が88%だったという結果も紹介した。
テクニカルアドバイザーとして30年以上フィリップスの音作りに関わる、コムラッド(株)代表取締役の森下尚紀氏も「最初はどこにでもある商品かと思ったが、実はとんでもないもの。『本当にそこで歌っている』という臨場感があるし、昔からのフィリップス・トーンが継承されている。音作りがぶれていない。かなりオススメ。個人的にも絶対買いたい」と新製品を評価した。
そのほか、佐野氏はBluetoothスピーカー販売数量がこの1年で約4.8倍に伸びているということも紹介。「リビングから寝室、風呂、外へと様々な広がり方をしている」と、リスニングスタイルも多様化しているとし、新製品がそうした状況に対応するものであるとした。
そして2013年の同社のテーマを「プレミアム&ワイヤレス」に設定したと説明。「いいイヤホン/ヘッドホンには少し高くてもお金をかけてよいと思う」という回答が63%、DAPを購入したからスピーカーを購入したという回答が40%あったことなどの調査結果に触れながら、「ワイヤレスモデルや、さらなるプレミアムモデル、さらにまだ現段階ではお話できないが、様々なモデルを2013年の春に投入する」と述べた。
また、同社コンシューマーライフスタイル事業部 事業部長の稲原n≠ヘ、全世界で220億ユーロという同社売上のうち、ヘッドホンやオーディオを含むコンシューマ ライフスタイル分野が26%を占めていることなども紹介。ラジオ「The Little Chapel」を投入した1927年以来、「オーディオの歴史を創ってきたブランドのひとつ」だとフィリップスについて語り、「まだ日本ではオーディオブランドとしての認知度は低いかもしれないが、今後も価値がある製品を出していく。音楽を通して人々の生活を楽しくする、そういう場を提供していく会社になっていく」と述べた。
外形寸法287W×125H×55Dmmとコンパクトなボディながら、前面に6個のスピーカーと、背面に2個のパッシブラジエーターを搭載。ソフトドームトゥイーターによる自然な広がりの音を実現したとし、それに加えて独自のwOOx(ウークス)テクノロジーと中高音アンプを搭載し、「より深みのある低音と迫力のある音を実現した」という。
スピーカーは3/4インチソフトドームトゥイーター2基と2インチウーファー4基を前面に、そして前述のように背面にパッシブラジエーター2基を搭載し、出力は総合20W。
飛行機に使われるものと同等素材のアルミ合金を用いたフルメタルボディに木製パネル、手縫いのレザーカバーというデザインを採用。インテリアとしても栄えるデザインにしたのだという。なお、レザーカバーの開閉と連動して電源が自動でオン/オフする。
レザーカバーはスタンドとしても利用でき、縦置き、斜め置き、L字置きなどスピーカーのアングルを自分好みに調整可能。スピーカーのアングルを変えることで、背面スピーカーからの低音域の広がりをコントロールし、音質も調整できるとしている。
この点について、発表会で製品説明を担当した同社コンシューマーライフスタイル事業部マーケティングマネージャーの佐野泰介氏は、「スタンダードなポジションでは、いわゆる昔からのフィリップス・トーンを楽しめる。もっと低音を楽しみたいという方は、斜め置きにしていただくとよいだろう」と説明。また、レザーカバーで背面スピーカーを覆うような格好になる垂直設置では、ボーカルがより聴き取りやすくなるという。
Bluetoothは 2.1+EDR、A2DPプロファイルに対応。バッテリーを内蔵しており、Bluetooth使用時で最大約8時間の連続再生が可能。充電時間は約3時間。本体側面にUSB端子も備えており、同端子経由でDAPやスマートフォンを充電することもできる。
また、バッテリー残量を示すスマートセンサーを搭載。音質に配慮し「音楽再生時には、基本的にバッテリーをすべてそのために使う」(佐野氏)という設計にしているため、バッテリー残量を確認したときにだけスマートセンサーを使用するようにしたのだという。
なお、佐野氏は同社による10ヶ月の研修を経て、ヘルツ単位で音を聞き分けられるという「ゴールデンイヤー」によるテストにおいて、同程度のスペックの他製品と比較して、「本機(P9)に優位性がある」とした回答が88%だったという結果も紹介した。
テクニカルアドバイザーとして30年以上フィリップスの音作りに関わる、コムラッド(株)代表取締役の森下尚紀氏も「最初はどこにでもある商品かと思ったが、実はとんでもないもの。『本当にそこで歌っている』という臨場感があるし、昔からのフィリップス・トーンが継承されている。音作りがぶれていない。かなりオススメ。個人的にも絶対買いたい」と新製品を評価した。
そのほか、佐野氏はBluetoothスピーカー販売数量がこの1年で約4.8倍に伸びているということも紹介。「リビングから寝室、風呂、外へと様々な広がり方をしている」と、リスニングスタイルも多様化しているとし、新製品がそうした状況に対応するものであるとした。
そして2013年の同社のテーマを「プレミアム&ワイヤレス」に設定したと説明。「いいイヤホン/ヘッドホンには少し高くてもお金をかけてよいと思う」という回答が63%、DAPを購入したからスピーカーを購入したという回答が40%あったことなどの調査結果に触れながら、「ワイヤレスモデルや、さらなるプレミアムモデル、さらにまだ現段階ではお話できないが、様々なモデルを2013年の春に投入する」と述べた。
また、同社コンシューマーライフスタイル事業部 事業部長の稲原n≠ヘ、全世界で220億ユーロという同社売上のうち、ヘッドホンやオーディオを含むコンシューマ ライフスタイル分野が26%を占めていることなども紹介。ラジオ「The Little Chapel」を投入した1927年以来、「オーディオの歴史を創ってきたブランドのひとつ」だとフィリップスについて語り、「まだ日本ではオーディオブランドとしての認知度は低いかもしれないが、今後も価値がある製品を出していく。音楽を通して人々の生活を楽しくする、そういう場を提供していく会社になっていく」と述べた。
関連リンク
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドPHILIPS
- 型番P9
- 発売日2013年2月
- 価格¥OPEN(予想実売価格29,800円前後)
【SPEC】●定格出力:2×10W ●消費電力:30W ●連続稼働時間(Bluetooth使用時):約8時間 ●外形寸法:287W×125H×55Dmm ●質量:1,300g