HOME > ニュース > パナソニック津賀社長、「プラズマテレビ撤退せず」

パナソニック津賀社長、「プラズマテレビ撤退せず」

公開日 2013/03/28 18:03 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

パナソニック(株)津賀一宏社長
パナソニックは本日、中期経営計画の発表会を開催。同社の津賀一宏社長が計画を説明した。

津賀社長は、テレビ事業の赤字解消が必要と説明。2011年度には同事業で2,100億円の赤字を出したが、パネルの構造改革、非テレビ化の推進、セット固定費の削減、販促費抑制などを進めた結果、2012年度は860億円の赤字と見込み、赤字幅を大幅に削減した。2015年度には、同事業の赤字をゼロにすることを目標に掲げていく。

報道陣から「プラズマテレビの撤退と携帯電話事業の撤退がさかんに報道されているが」と聞かれた津賀一宏社長は、「事業から撤退するのは“最後の最後”の判断。2015年度にテレビ事業の赤字をゼロにするとお話しした。単に撤退すれば赤字は消える。その代わり費用はかかるが。事業を継続しながら、赤字を何としても消すという決意を表明した」と語った。

また津賀社長はプラズマテレビから撤退する可能性について再度尋ねられ、「可能性ということでいえば、可能性はゼロではない。どんな技術もどんな商品も、未来永劫続くということはなかなかない。どこまで頑張れるかという問題であり、我々は『頑張れる限り頑張る』と決めている。プラズマも含めてトータルで、2015年度に赤字を止めようということだ」と回答した。

また携帯電話事業についても、「安易な撤退は行わない」と述べた。

中期経営計画発表会の詳細は後ほどお伝えする。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック