11月20日からモンスターズ・ユニバーシティなど販売
ディズニー、BD/DVD/クラウド一体型ソフト「MovieNEX」 − “フォーマット所有”から”作品所有”へ
また、MovieNEXを展開していくにあたりGoogleとドワンゴからのサポートを受けることも発表。会場ではドワンゴ取締役の夏野剛氏からのビデオメッセージも上映され、「プラスアルファのコンテンツも提供するということで、ドワンゴは特にその部分で全面的にサポートしていきたい」というメッセージも流れた。
そして高橋氏は「ディズニーの総合力が結集したのがMovieNEXだ」とコメント。映画本編だけでない『オールディズニー体験』を楽しめるとアピールした。事前調査では特にファミリー層からMovieNEXが好評だったことや、2014年にはMARVEL作品も登場予定であることなどを紹介しながら、流通関係者が多く参加していた出席者に向け「これからの映像ビジネスをリードするまったく新しい商品。皆さんと一緒に映像市場を拡大していきたい」と語った。
また、セールス エグゼクティブ ディレクターの山内康祐氏も「販売店/レンタル店にとっては仕入れや在庫管理が簡単になる。ユーザーにとってもどのバージョンを買えばいいのかと迷うことがなくなる」とメリットを説明。「ウォルト・ディズニーは『ディズニーランドは永遠に未完成である』と語ったが、MovieNEXもいい意味で未完成な、進化し続ける商品になる」とした。
■糸井重里氏も登場『キャラクターたちは、みんなに会いたがっています』
イベントには糸井重里氏も駆け付け、塚越氏との対談を披露。DVDが出回り始めた当時にDVD作品を普及させるためにミッキーマウス型リモコン付属のDVDプレーヤーと白雪姫をセットにした商品を開発し、糸井氏が「かんたんカワイイ」というキャッチコピーをつけたことなどを振り返りながら、MovieNEXについて語り合った。
糸井氏は、塚越氏からMovieNEXについて相談された際に「何を言ってるのかと思ったが、つまり『キャラクターたちは、みんなに会いたがっています』ということだろう、それがキャラクターの本能だろうと思った」とコメント。
「生まれたものというのは、生まれたからには何かをしたい。野球選手だったら出場機会を待っているし、サッカー選手はボールを蹴りたい。何かをしたいというのが生まれてきたものの本能であり宿命」と続けた。
そして「ディズニーには子供たちに会いたがっているキャラクターたちがいっぱいいる」とし、「『出会う場所がこんなところにもある』というのが広がっていくのがキャラクターたちの夢なのではないか」と表現。「ディズニーのキャラクターたちがどこに出て行けるかをもっとディズニーが考える必要があると思う。スクリーン、ディスプレイの外側でキャラクターが遊べる場所をどれだけ作れるかがポイントになるのではないか」と語った。