シャープがTHX認定モデルについて説明会を開催
シャープAQUOSがTHXディスプレイ認証を取得できた理由とは −THX認定員が語る
THXの4Kディスプレイ認証についても言及。「LC-60UD1」のような4K対応ディスプレイに対しては、アップスケーリングされたフルHD映像はもちろん、ネイティブ4K映像の表示に対しても問題ないかを確認するとのこと。具体的なテスト項目については、解像度以外の点は基本的にフルHDモデルと同じだという。
Jon Cilelo氏はTHXの認証プロセスを下の写真のように示したが、一度のテストで合格することはまずないという。シャープのTHX認証モデルについても、どのような点に問題があるのかを話し合いながら、何度もテストが繰り返されたという。また、生産段階のモデルが認証に合格した後も、実際に生産されて市場に出るモデルが同じ性能を有しているか試験する。この製品版モデルの試験は、1サイズごとに最低1台、最大3台までテストを行うとのこと。
前述のような検査カテゴリーについては、市場で重視されるポイント、そして制作者の意図を再現するために必要だと考えられる項目が選定される。また、輝度のユニフォーミティーのように、THXの長年のノウハウから導き出された結果として重視している項目もあるとのこと。4Kディスプレイの登場など、各ジャンルに新しいトピックが出現した場合には、その都度テスト項目の見直しも行っている。なお、メーカー側とテストの過程で様々な話し合いを行うものの、テスト項目自体はTHXで全て決定されている。
「自宅でもスタジオでも、制作者の意図が反映できることが最も重要」とJon Cielo氏はコメントし、THX認定に合格できるのはマーケット全体の製品の10%程度であることも明かした。
Jon Cielo氏はシャープのディスプレイについてもコメント。「世界中のコンシューマー向けエレクトロニクスメーカーと仕事を行っていますが、シャープは特に重要なパートナーです。液晶テレビのTHX認証の第1号がシャープの製品であったこともそれを示しています」と同社との協力の重要性を説いていた。
説明の後にTHXディスプレイ認証で求められる具体的なスペックについても質問が及んだが、Jon Cielo氏によると詳細は非公開のこと。ただ、暗室時のガンマについては、プロジェクターの「2.4」に対して、液晶テレビでは「2.2」で設定されていることが明かされた。これは完全暗室が想定されるプロジェクターと、暗室であってもある程度の明るさがあることを想定するディスプレイとのちがいとのことだ。
Jon Cilelo氏はTHXの認証プロセスを下の写真のように示したが、一度のテストで合格することはまずないという。シャープのTHX認証モデルについても、どのような点に問題があるのかを話し合いながら、何度もテストが繰り返されたという。また、生産段階のモデルが認証に合格した後も、実際に生産されて市場に出るモデルが同じ性能を有しているか試験する。この製品版モデルの試験は、1サイズごとに最低1台、最大3台までテストを行うとのこと。
前述のような検査カテゴリーについては、市場で重視されるポイント、そして制作者の意図を再現するために必要だと考えられる項目が選定される。また、輝度のユニフォーミティーのように、THXの長年のノウハウから導き出された結果として重視している項目もあるとのこと。4Kディスプレイの登場など、各ジャンルに新しいトピックが出現した場合には、その都度テスト項目の見直しも行っている。なお、メーカー側とテストの過程で様々な話し合いを行うものの、テスト項目自体はTHXで全て決定されている。
「自宅でもスタジオでも、制作者の意図が反映できることが最も重要」とJon Cielo氏はコメントし、THX認定に合格できるのはマーケット全体の製品の10%程度であることも明かした。
Jon Cielo氏はシャープのディスプレイについてもコメント。「世界中のコンシューマー向けエレクトロニクスメーカーと仕事を行っていますが、シャープは特に重要なパートナーです。液晶テレビのTHX認証の第1号がシャープの製品であったこともそれを示しています」と同社との協力の重要性を説いていた。
説明の後にTHXディスプレイ認証で求められる具体的なスペックについても質問が及んだが、Jon Cielo氏によると詳細は非公開のこと。ただ、暗室時のガンマについては、プロジェクターの「2.4」に対して、液晶テレビでは「2.2」で設定されていることが明かされた。これは完全暗室が想定されるプロジェクターと、暗室であってもある程度の明るさがあることを想定するディスプレイとのちがいとのことだ。