HOME > ニュース > 超小型4K対応STBなど4Kソリューション活況 − ケーブル技術ショー開幕

リモート視聴対応なども進む

超小型4K対応STBなど4Kソリューション活況 − ケーブル技術ショー開幕

公開日 2014/07/29 19:11 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

■NHKが8K展示/J labsは「第3世代STB」の条件提唱

テーマ展示コーナーでは、昨年に引き続きNHKによる8Kスーパーハイビジョンのデモや、ソニーによる4K BRAVIAのデモなどを展開。NHKの8Kデモは「基本的にNHK技研公開のときと同じものだが、8K受信機が若干小型化するなどしている」という。

NHKによる8K上映デモ

J:COMの施設を利用しての8K伝送実験を行ったことなども紹介

また、ソニーは4K BRAVIA上映デモに加えて、「ケーブルで実現するBeyond HD World」と題した展示も実施。1チャンネル6MHzあたり最大59.3Mbpsの伝送が可能な国際標準規格ITU-T J.382方式によって8Kや4K映像を伝送するソリューション提案を行っていた。同規格は2015年夏までに規格化の完了を目指している。

4K BRAVIAによるデモ

J.382方式対応テレビも展示

そしてJ Labsもテーマ展示コーナーにブースを展開。HDMI 2.0とHDCP 2.2による4K視聴、ハイブリッドキャスト、リモート視聴の3点に対応することを「第3世代STB」の条件としていることを紹介していた。


ソニーのCineAltaやFOR AのFT ONEなどのカメラを始め4K対応の業務用機器も多数出展されている

■リモート視聴対応など「次世代STB」展示も

4Kや8K以外では、上記のJ Labsによる第3世代STBの提唱を受けて、リモート視聴やハイブリッドキャストに対応するSTBを各社が「次世代STB」として展示。パナソニックでは、ハイブリッドキャスト、リモート視聴、スマホ/タブレットのワイヤレスミラーリングなどに対応するSTBを参考展示していた。同製品は年内の発売を予定しているという。

ハイブリッドキャストやリモート視聴などに対応するSTBを年内に発売予定

また、各社がブースを構える「ケーブル技術ショー」と別会場で行われている「ケーブルコンベンション」では、KDDIが「Smart TV BOX」をデモ。リモート視聴など新たな機能に対応予定であることを明かしていた。

Smart TV BOX

次ページヘッドマウントで全方位映像体験/“乙女電芸部”とのコラボ

前へ 1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク