リモート視聴対応なども進む
超小型4K対応STBなど4Kソリューション活況 − ケーブル技術ショー開幕
■NHKが8K展示/J labsは「第3世代STB」の条件提唱
テーマ展示コーナーでは、昨年に引き続きNHKによる8Kスーパーハイビジョンのデモや、ソニーによる4K BRAVIAのデモなどを展開。NHKの8Kデモは「基本的にNHK技研公開のときと同じものだが、8K受信機が若干小型化するなどしている」という。
また、ソニーは4K BRAVIA上映デモに加えて、「ケーブルで実現するBeyond HD World」と題した展示も実施。1チャンネル6MHzあたり最大59.3Mbpsの伝送が可能な国際標準規格ITU-T J.382方式によって8Kや4K映像を伝送するソリューション提案を行っていた。同規格は2015年夏までに規格化の完了を目指している。
そしてJ Labsもテーマ展示コーナーにブースを展開。HDMI 2.0とHDCP 2.2による4K視聴、ハイブリッドキャスト、リモート視聴の3点に対応することを「第3世代STB」の条件としていることを紹介していた。
■リモート視聴対応など「次世代STB」展示も
4Kや8K以外では、上記のJ Labsによる第3世代STBの提唱を受けて、リモート視聴やハイブリッドキャストに対応するSTBを各社が「次世代STB」として展示。パナソニックでは、ハイブリッドキャスト、リモート視聴、スマホ/タブレットのワイヤレスミラーリングなどに対応するSTBを参考展示していた。同製品は年内の発売を予定しているという。
また、各社がブースを構える「ケーブル技術ショー」と別会場で行われている「ケーブルコンベンション」では、KDDIが「Smart TV BOX」をデモ。リモート視聴など新たな機能に対応予定であることを明かしていた。
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