リモート視聴対応なども進む
超小型4K対応STBなど4Kソリューション活況 − ケーブル技術ショー開幕
同製品の機能追加については、テレビ放送とウェブサイトをテレビ画面へ同時に表示できるアプリ「テレWeb」を10月に提供予定であると紹介。同アプリはCSのチャンネル事業者などに向けたもので、視聴者がテレビのチャンネルを変えると連動して番組の公式サイトを表示させるなどといった使い方ができる。視聴者側ではリモコンの4色ボタンに割り当てられた機能を切り替え、番組に関するTwitter投稿などをチェックするなどといったことができる。
リモート視聴への対応時期は未定。Smart TV Boxで受信した放送中番組や、ホームネットワークで接続して録画しておいたNAS内の番組を宅外からスマートフォンやタブレットで視聴できるようになる。
そのほか、話題の動画や最新情報にホーム画面から簡単にアクセスできるようにするという「情報ウィンドウ」機能も10月に追加。タブレットの画面をテレビにミラーリングできる「Smart TV Cast」機能を追加することも紹介していた。
また、現在展開されている4Kオールジャパントライアルに参画していることも改めて紹介。加えて同会場ではソニーやパナソニック、グラスバレーもブースを展開し、それぞれ4K対応製品や4Kソリューションのデモを行っていた。
■ヘッドマウントで全方位映像体験/“乙女電芸部”とのコラボ
4KやスマートTV関連以外では、パナソニックがヘッドマウントディスプレイとヘッドホンを利用した「全方位パノラマ映像による次世代コンテンツ」と題したソリューションを参考展示。
こちらは360度全方位を撮影した映像を全方位パノラマ映像として生成、編集。そのコンテンツをSTBに配信し、STBにつながったヘッドマウントディスプレイやタブレットで視聴するというもの。ヘッドマウントディスプレイで視聴した際には、例えば視線を移動すると景色も連動して変化するため、まるで自分がその場にいるかのような感覚を味わえる。
また、同社では電子工作を行う女性たちによるサークル“乙女電芸部”とのコラボソリューションも参考展示。ルームシューズやアロマディフューザーなどにIR送信機を仕込み、ルームシューズを履いたら○○チャンネル、アロマを焚いたら○○チャンネルといったように、リモコンに頼らずにチャンネル操作ができるといったアイディアも紹介していた。