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真鍮ハウジングと音導管を採用

ソニー、新開発ドライバー搭載のシングルBAイヤホン「XBA-100」

公開日 2014/09/09 13:06 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、新開発のバランスドアーマチュアドライバーを搭載したカナル型イヤホン「XBA-100」を10月24日より発売する。価格はオープンだが、9,300円前後での実売が予想される。

SONY「XBA-100」

本機はXBA-10(関連ニュース)の後継モデル。特徴は、シンメトリックアーマチュアとダイレクトドライブ構造による新開発のリニアドライブ・バランスドアーマチュアを搭載した点だ。

バランスドアーマチュアの心臓部であるアーマチュア(電機子:電力を生じるためのコイルとその鉄芯)のリニアリティを高めるため、「T型シンメトリックアーマチュア」を開発。従来のU字型アーマチュアでは、振動方向にわずかだが非対称性が生じていたが、T型シンメトリックアーマチュアとすることで振動の上下対象性を高めることに成功。波形再現を向上させた。

振動板とアーマチュアの連結に、振動板一体の連結ロッドを採用したダイレクトドライブ構造を採用。一般的な構造ではアーマチュアの振動が連結ロッドを経由して振動板に伝わるが、ダイレクトドライブ構造ではアーマチュアと振動板がダイレクトに連結されるため、入力信号に忠実な振動板駆動を可能としているという。

ハウジングおよび音導管には真鍮を採用


また、ハウジングと音導管の素材に真鍮を採用したこともポイント。剛性が高く内部損失特性にも優れる真鍮を無垢の母材から削り出し、ハウジングすることで不要振動を抑制。低音域でのスムーズなレスポンスとクリアな中高域を再現する。さらに音道管も真鍮で構成することで、強度を保ちながら内径を拡大。抜けの良いクリアな高音域を実現した。

ステレオミニ端子はL字型を採用

ケーブルには銀コートOFC線を採用。OFC線を銀でコーティングすることで信号伝送ロスを最小限に抑え、音の劣化を抑制。滑らかな高音域の再生を実現した。また、グランドを別けた4芯構造により左右の分離を改善した「独立グランドケーブル」を採用。従来の3芯構造では左右のグランドが1本だったためノイズが発生する要因となっていたが、XBA-100では左右のグランドを分けることで、よりクリアな再生、音の広がりと引き締まった低音を実現したという。

ケーブル表面には細かい溝を施し、からみの原因である摩擦を低減している。ケーブル長は1.2m(Y型)で、プラグ形状はL字型を採用。質量は4gとなる。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドSONY
  • 型番XBA-100
  • 発売日2014年10月24日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格9,300円前後)
【SPEC】●型式:密閉バランスド・アーマチュア型 ●ドライバーユニット:バランスド・アーマチュア ●感度:105dB/mW ●再生周波数帯域:5〜25,000Hz ●インピーダンス:16Ω(@1kHz) ●最大入力:100mW(IEC) ●プラグ:金メッキステレオミニプラグ ●コード長:約1.2m ●質量:約4g(ケーブル含まず)