[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第65回】ソニーのハイブリッドイヤホン「XBA-Hシリーズ」3機種を徹底聴き比べ
■ソニーのハイブリッドイヤホン3モデルを徹底聴き比べ
ご存知のように、イヤホンのドライバーユニット=「電気信号を受けて振動に変換して空気を揺らし音を出す、イヤホンの心臓部とも言えるパーツ」には、主に以下のふたつの方式があり、それぞれに強みと弱みがある。
超小型である点と繊細な表現力に優れるものの、単基では音の厚みの不足や再生帯域の狭さなどに弱みを持つ、バランスド・アーマチュア型ドライバー。
単基で幅広い再生帯域をカバーできその中での厚みや力強さにも優れるものの、繊細な表現力の面ではバランスド・アーマチュア型に一歩譲るダイナミック型ドライバー。
…じゃあ合体させちゃえばいいんじゃね? 合体最強!
という発想のハイブリッド型ドライバー構成の製品がすでにいくつか登場していることも、ご存知のことだろう。バランスド・アーマチュア型をその強みである繊細な表現力をより発揮できる高域用として、ダイナミック型はその強みの厚みや力強さをより発揮させられる中低域用として、それぞれ搭載するという構成の製品だ。実際、狙い通りの成果を実現している製品もある。
とはいえハイブリッド型の製品はまだまだ選択肢が少なかったのだが、ここにきて遂に大物が動いた。ソニーだ。ソニーがハイブリッド型イヤホン「XBA-H」シリーズを一挙に3モデル投入した!
・「XBA-H1」(実売目安1万5,800円)
・「XBA-H2」(実売目安2万5,800円)
・「XBA-H3」(実売目安3万6,800円)
もちろん先駆けてハイブリッド型を展開し、その可能性を提示してきた先行ブランドには敬意を払わねばならない。しかし超大手であるソニーが参入することの意味合いは大きい。これをきっかけにハイブリッド型を知る方や、これをきっかけにハイブリッド型を実際に手にする方も多くいるだろう。これは注目せざるを得ない。
というわけで今回は、往年のパンクラス好きにはたまらないキーワードである「ハイブリッド」なソニーの新イヤホンをまとめてチェックしていく。
ではまずは製品の概要から確認していくが、すでにご存知の方は以下のリンクから各モデルの音質レビューに進んでいただければと思う。
<試聴モデル一覧> ※クリックで各モデルごとのレビューを開きます
・「XBA-H1」
・「XBA-H2」
・「XBA-H3」
では次ページから、各モデルの特徴に触れていこう。
ご存知のように、イヤホンのドライバーユニット=「電気信号を受けて振動に変換して空気を揺らし音を出す、イヤホンの心臓部とも言えるパーツ」には、主に以下のふたつの方式があり、それぞれに強みと弱みがある。
超小型である点と繊細な表現力に優れるものの、単基では音の厚みの不足や再生帯域の狭さなどに弱みを持つ、バランスド・アーマチュア型ドライバー。
単基で幅広い再生帯域をカバーできその中での厚みや力強さにも優れるものの、繊細な表現力の面ではバランスド・アーマチュア型に一歩譲るダイナミック型ドライバー。
…じゃあ合体させちゃえばいいんじゃね? 合体最強!
という発想のハイブリッド型ドライバー構成の製品がすでにいくつか登場していることも、ご存知のことだろう。バランスド・アーマチュア型をその強みである繊細な表現力をより発揮できる高域用として、ダイナミック型はその強みの厚みや力強さをより発揮させられる中低域用として、それぞれ搭載するという構成の製品だ。実際、狙い通りの成果を実現している製品もある。
とはいえハイブリッド型の製品はまだまだ選択肢が少なかったのだが、ここにきて遂に大物が動いた。ソニーだ。ソニーがハイブリッド型イヤホン「XBA-H」シリーズを一挙に3モデル投入した!
・「XBA-H1」(実売目安1万5,800円)
・「XBA-H2」(実売目安2万5,800円)
・「XBA-H3」(実売目安3万6,800円)
もちろん先駆けてハイブリッド型を展開し、その可能性を提示してきた先行ブランドには敬意を払わねばならない。しかし超大手であるソニーが参入することの意味合いは大きい。これをきっかけにハイブリッド型を知る方や、これをきっかけにハイブリッド型を実際に手にする方も多くいるだろう。これは注目せざるを得ない。
というわけで今回は、往年のパンクラス好きにはたまらないキーワードである「ハイブリッド」なソニーの新イヤホンをまとめてチェックしていく。
ではまずは製品の概要から確認していくが、すでにご存知の方は以下のリンクから各モデルの音質レビューに進んでいただければと思う。
<試聴モデル一覧> ※クリックで各モデルごとのレビューを開きます
・「XBA-H1」
・「XBA-H2」
・「XBA-H3」
では次ページから、各モデルの特徴に触れていこう。