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新モバイルバッテリーも発表

3Dプリンターで一体成形したアーススピーカー発表。来年1月受注開始

公開日 2014/12/02 14:44 ファイル・ウェブ編集部
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モバイルバッテリー「cheero」などを展開するティ・アール・エイ(株)は、昨日12月1日に行ったプレス/ブロガー向けミーティングにおいて、新たにスピーカー事業に取り組むことを発表した。

同社代表取締役社長の東享氏が自ら説明した。スピーカーの名称は「アーススピーカ」。筐体形状からもわかるとおり、タイムドメイン理論に基づいて作られたスピーカーで、実際の開発にも(株)タイムドメインラボが協力している。当初価格はペア20万円程度を見込む。また、本機に適したアンプも10万円前後で販売する予定。

「アーススピーカ」

バスレフダクトから内部を見たところ

2015年1月のCESにおいて正式発表。その際に受注を開始する計画で進めているという。

来年1月6日、CESで正式発表される予定

専用のアンプ

最大の特徴は、キャビネットを3Dプリンターで成形したことで、一般的な金型を用いて成形するものとは異なり、継ぎ目がないワンピース、モノコック構造を実現した。なお3DプリンターにはDMM.make 3Dプリントサービスを利用したという。材質はポリアミド。

アーススピーカーの「三つの世界初」

ティ・アール・エイ(株)代表取締役社長の東享

3Dプリンターでキャビネットを作ったことにより、音波の流れに自然な流線型内部構造を実現。またキャビネットは左右非対称で、定在波の発生を極限まで抑え込んだという。後部にはバスレフ型のポートも空いている。

定在波の反射を抑える左右非対称の形状を3Dプリンターで実現

内部は流線型の形状

ユニットは全体の外径が8cmで、入力は5Wまで。同社では今後、25Wまで入力できるユニットを使用したモデルなど、より高価格帯の製品にもチャレンジしていくとしている。

25Wの入力に対応するユニットを搭載したモデルの計画もあるという

アーススピーカーに搭載された8cmのスピーカーユニット

モバイルバッテリー「cheero Power Plus 3」

モバイルバッテリー「cheero Power Plus 3」も発表された。発売は12月6日午前10時からで、販売はamazon.co.jp限定。通常価格は3,500円だが、リリース記念価格として、数量限定で2,780円で販売する。

「cheero Power Plus 3」

端子部

製品コンセプトは「『安全性』と『軽さ』の追求。だけど、1円でも安くしたい」。日本製の最新バッテリーを採用するなどの工夫で、これまでのPower Plus 2の10,400mAhから13,400mAhへと容量を増やした。一方で質量は290gから245gへと軽量化し、サイズも92×80×23mmとコンパクトにした。

「cheero Power Plus 3」の概要

cheeroメインモデルの変遷

たとえばiPhoneとiPadの同時充電のような、2台同時充電のスピードも速めた。デバイスにあわせて電流を最適化する。

ティ・アール・エイ株式会社 取締役 の東潤氏がバッテリーの説明を行った

本体自体の充電時間もスピードアップ。2Aの入力により急速充電が行え、従来品の約半分となる8時間で充電を行うことができる。

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