HOME > ニュース > オンキヨーとWOOXが業務提携 - フィリップスブランドとヘッドホンの開発・販売などで協業

オンキヨーヘッドホン事業の世界展開狙う

オンキヨーとWOOXが業務提携 - フィリップスブランドとヘッドホンの開発・販売などで協業

公開日 2015/01/28 12:56 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オンキヨーは、フィリップスの音響機器事業を担うWOOX Innovation Limited(ウークス)と、AV機器(ヘッドホンやBluetoothスピーカー)の開発・販売で業務提携することで合意したことを発表した。

両社が共同開発中のヘッドホン。型番や発売時期は未定とのことだが、CESで登場していた

今後は両社で新製品を共同開発。新製品の海外販売はウークスが、国内販売はオンキヨーが行う。これにより製品開発力を高めるほか、オンキヨー製品の海外市場での拡販も狙う。オンキヨーは、近年市場規模が拡大するヘッドホンやBluetoothスピーカーを中心とした、新しいライフスタイルにフィットする製品の販売拡大が促進されるとしている。

ウークスはヘッドホンをはじめ、フィリップス社の音響機器事業を担っている。昨年6月に、買収によってギブソンブランズの子会社となった。ホームシアター製品からポータブルオーディオ機器など幅広く手掛け、特にヘッドホンやワイヤレススピーカーなどで先進的な製品を送り出しているという。また海外販売網も世界最大級とのこと。ウークスとオンキヨーの業務提携については、2015 CESにおいてウークス社員が言及していた(山本敦氏によるインタビュー記事)。

ウークスCEOのWiebo Vaartjes氏は「今回の提携は、多岐にわたるブランドにおいて革新的な製品を市場に提供するために、ギブソンブランドのパートナーと協力するという、我々のマルチブランド戦略の実現にとって重要な一歩となります。オンキヨーには素晴らしい伝統と強いブランド力があります。今後将来に亘って、当社や我々の販売店、そして最も大切な我々のお客様に新しい価値を生み出すことでしょう」とコメント。

オンキヨー代表取締役社長 CEOの大朏宗徳氏は「ウークスとの協業は製品の共同開発を行うとともに、現在全世界100カ国以上で展開するウークスの広範な販売網を活用することができ、当社が大きく成長するチャンスです。オンキヨーはかねてからオーディオ、スピーカー、ホームシアター製品の開発で高い評価を受けてきました。今回の提携により我々はさらに幅広く、高品質な製品の世界展開をすることが可能となり、両社の成長を加速し業績を拡大していくことができるでしょう」とコメントしている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック