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GfKが発表。ハイレゾDAPも成長

'14年の国内テレビ販売金額、4年ぶりプラス成長 − 4Kテレビが伸長

公開日 2015/02/10 20:17 ファイル・ウェブ編集部
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ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(株)は、2014年の家電およびIT市場の販売動向調査結果を発表した。それによると、2014年の家電全体の国内販売額は、前年比1.2%増の7兆5,400億円となった。IT関連製品、生活家電がけん引した形とのこと。なお、薄型テレビは販売台数では減少が続いたものの、販売金額では4年ぶりにプラス成長した。

GfKでは全体的なプラス成長の理由として、消費増税およびWindows XPサポート終了に伴い、大規模な駆け込み需要が発生したことを挙げている。なお、4月以降は駆け込み需要の反動がみられたものの、通年では前年をやや上回る結果となった。分類別ではIT関連製品、大型・小型の白物家電において金額ベースで前年から伸長がみられたという。また、駆け込み需要期を中心に、比較的高価格帯の製品の販売が好調だったことも寄与したとのこと。

家電販売額全体におけるネット通販の構成比は徐々に拡大しており、2014年は初めて10%を超えた。スマートフォン経由の販売が増加していることも一因となっている。業態別では、ネット通販専業よりも店頭販売との兼業の方が伸びが大きいと見られるという。

また上述の通り、薄型テレビは販売台数が減少したものの、売上金額は増加。販売台数は前年比5%減の579万台となったが、46インチ以上製品の数量構成比は前年の13%から15%に拡大し、33〜45インチ製品の数量構成比も前年から2%ポイント増加するなど、大画面化が伸展。4Kテレビは前年の5.5倍の17万台まで拡大した。大画面化や4Kテレビの伸長に加え、中小型製品の価格が上昇に転じたことにより、平均価格は前年から5,000円上昇し63,600円となった。結果、薄型テレビの販売金額は前年比3%増と、4年ぶりにプラス成長に転じた。 

BD/DVD市場は、前年比5%減の518万台、金額ベースでは前年比3%減となった。BDレコーダーが前年比5%減の254万台となる一方、BDプレーヤーは前年比13%増とプラス成長を維持。BDレコーダーでは全録機能やキーワード指定の自動録画などへの対応に伴い、HDD容量の大型化が進展し、1TB以上製品の数量構成比は2013年の34%から44%に伸びた。加えてダブルチューナー製品の数量構成比も前年の63%から69%へ拡大した。

オーディオ製品では、ポータブルメディアプレーヤーが前年比30%減の281万台と、スマートフォンの普及に伴い市場規模がさらに縮小した。このような中、ハイレゾ対応ポータブルメディアプレーヤーの販売台数は前年から2.4倍と大きく伸び、平均価格は16,300円と前年から7%上昇した。ヘッドホン/ヘッドセットは前年比1%減の1,890万本と安定した販売となった。ヘッドセットの比率が拡大したことや、高価格製品の販売が増加したことなどにより、平均価格は前年から11%上昇し、金額ベースでは前年比11%増となった。

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