JH AudioやDITAなどのイヤホンも出展
【ポタ研】Astell&Kernのオールインワン・オーディオ「AK T1」登場。「AK380」や「AK Jr」もデモ
フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポタ研2015夏」が7月11日、中野サンプラザで開催された。本項では6階に特設ブースを構えたアユートの出展の模様をお伝えする。
■Astell&Kernのオールインワン・オーディオシステム「AK T1」を公開
既報の通り、アユートはAstell&Kernのオールインワン・オーディオシステム「AK T1」を公開。そのサウンドを実際に試聴することもできた。現時点で発売日や価格は未定とのことだ。
AK T1は同社のハイレゾオーディオプレーヤー「AK240」相当のプレーヤー機能、アンプ、スピーカーを1筐体に内蔵。ストレージは内蔵していないが、USB-A端子やmicroSDスロットを搭載し、microSDカードやUSBメモリーに保存した音源を再生可能。Wi-Fiを内蔵してネットワーク/DLNA再生機能も備えており、NASなどの保存した音源を再生することもできる。aptX対応のBluetooth機能も搭載している。AUX入力、光デジタル入力も装備する。
プレーヤー部には、AK240と同様にシーラス・ロジックのDACデバイス「CS4398」を2基搭載。最大192kHz/24bitのPCM、5.6MHz/2.8MHz DSDのネイティブ再生に対応する。再生対応フォーマットはPCMがWAV、AIFFALAC、FLAC、APE、AAC、WMA、MP3、OGG。DSDがDFF、DSFとなる。インターネットラジオやストリーミング再生も可能で、Deezer、vTuner、Sonodoosの各サービスに対応する。
スピーカー部はトゥイーター、ミッドレンジ、ウーファーを各chごとに1基ずつ搭載。写真でわかるように、T字筐体の上横一列にトゥイーター/ミッドレンジ、縦部にはサイド側に向けてウーファーを配置している。ウーファー部のバスレフポートは背面に備えている。
特徴的なのは、アナログアンプとデジタルアンプの両方を搭載し、アナログアンプでトゥイーターとミッドレンジ、デジタルアンプでウーファーを駆動する点。同社はこれを「Hybrid Amplifier」と呼称している。より質感重視の中高域をアナログアンプで、立ち上がりのスピードやパワーを重視する低域をデジタルアンプで駆動するという意図が読み取れる。なお、トゥイーターとミッドレンジの高さは、ちょうど対面するソファーに座ると成人男性の記者の耳のあたりに位置する。なお筐体は樹脂メインで構成されているようだ。
なお本機はDSPなどは搭載していないとのこと。入力信号は4次クロスオーバーフィルターを経由して各アンプに入力している(下図参照)。
ネットワーク再生が可能な本機を操作するコントロールアプリとして、「AK Connect」が提供される。アプリはiOS/Android用がそれぞれ用意され、本機に加えてポータブルプレーヤーのフラグシップ「AK380」にも対応。DLNAレンダラー/サーバー機能を備えるAK380を操作することができる。会場ではAK380に保存した音源をWi-Fi経由でAK T1から再生するというデモも行われた。AK Connectの登場時期については「近日中」とのことだった。
外形寸法は700W×998H×404Dmm、質量は15kg。カラーはブラックとシルバーを用意する。なお、今回展示されたモデルはプロトタイプで(事前に公開されたリリースと見比べても、すでにスタンド部が変更されている)、発売までに仕様およびサウンドをさらに追い込んでいくことになるという。
本機はラグジュアリーなインテリアや内装とマッチするようなデザインが検討されたようで、事前に公開されたイメージの他にも、複数の設置イメージがブースで公開された。仕様やデザインからも、オーディオマニアというよりは、家具と調和しつつ斬新なデザインと高音質を提供してくれるオーディオを求めるユーザーを想定していることがわかる。
ブースではこのようなAK T1のキャラクターを伝えるべく、ブースに“ストレスレスチェア”で知られるエコーネス社のチェア「Stressless Metro」を用意。実際にこのStressless MetroでくつろぎながらAK T1のサウンドを味わえるスペースが設けられた。人間工学に基づいたストレスレスチェアの座り心地を体験することも可能だった。
「AK380」や「AK Jr」も一斉デモ。同社取り扱いのイヤホン/ヘッドホンも一堂に会す
ブースにはもちろん、Astell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤーも勢揃い。特に最新モデルにして旗艦モデルのAK380についてはデモ機が多数用意されており、来場者も熱心にそのサウンドを確認していた。
また、エントリーモデル「AK Jr」やAK第二世代となる「AK240」や「AK120II」も用意。それぞれ試聴することができた。
アユートが取り扱うイヤホン/ヘッドホンについては、Beyerdynamic社の「T5p」をAKシリーズ向けにリチューニングした「AKT5p」、JH AUDIOのユニバーサルタイプのインイヤーモニター「LAYLA」「ANGIE」が出展。
また、ダイナミック型イヤホンを展開するシンガポール発のブランド“DITA”のAnswerシリーズも一斉展示。ベースモデルとなる「Answer」、バランス対応モデルとなる「Answer Truth Balanced」などを試聴できた。
ニューヨーク発のブランドMASTER&DYNAMICによるイヤホンやヘッドホンも披露。BURSON AUDIOの純A級動作ヘッドホンアンプ「SOLIST SL」の音を確認することもできた。
■Astell&Kernのオールインワン・オーディオシステム「AK T1」を公開
既報の通り、アユートはAstell&Kernのオールインワン・オーディオシステム「AK T1」を公開。そのサウンドを実際に試聴することもできた。現時点で発売日や価格は未定とのことだ。
AK T1は同社のハイレゾオーディオプレーヤー「AK240」相当のプレーヤー機能、アンプ、スピーカーを1筐体に内蔵。ストレージは内蔵していないが、USB-A端子やmicroSDスロットを搭載し、microSDカードやUSBメモリーに保存した音源を再生可能。Wi-Fiを内蔵してネットワーク/DLNA再生機能も備えており、NASなどの保存した音源を再生することもできる。aptX対応のBluetooth機能も搭載している。AUX入力、光デジタル入力も装備する。
プレーヤー部には、AK240と同様にシーラス・ロジックのDACデバイス「CS4398」を2基搭載。最大192kHz/24bitのPCM、5.6MHz/2.8MHz DSDのネイティブ再生に対応する。再生対応フォーマットはPCMがWAV、AIFFALAC、FLAC、APE、AAC、WMA、MP3、OGG。DSDがDFF、DSFとなる。インターネットラジオやストリーミング再生も可能で、Deezer、vTuner、Sonodoosの各サービスに対応する。
スピーカー部はトゥイーター、ミッドレンジ、ウーファーを各chごとに1基ずつ搭載。写真でわかるように、T字筐体の上横一列にトゥイーター/ミッドレンジ、縦部にはサイド側に向けてウーファーを配置している。ウーファー部のバスレフポートは背面に備えている。
特徴的なのは、アナログアンプとデジタルアンプの両方を搭載し、アナログアンプでトゥイーターとミッドレンジ、デジタルアンプでウーファーを駆動する点。同社はこれを「Hybrid Amplifier」と呼称している。より質感重視の中高域をアナログアンプで、立ち上がりのスピードやパワーを重視する低域をデジタルアンプで駆動するという意図が読み取れる。なお、トゥイーターとミッドレンジの高さは、ちょうど対面するソファーに座ると成人男性の記者の耳のあたりに位置する。なお筐体は樹脂メインで構成されているようだ。
なお本機はDSPなどは搭載していないとのこと。入力信号は4次クロスオーバーフィルターを経由して各アンプに入力している(下図参照)。
ネットワーク再生が可能な本機を操作するコントロールアプリとして、「AK Connect」が提供される。アプリはiOS/Android用がそれぞれ用意され、本機に加えてポータブルプレーヤーのフラグシップ「AK380」にも対応。DLNAレンダラー/サーバー機能を備えるAK380を操作することができる。会場ではAK380に保存した音源をWi-Fi経由でAK T1から再生するというデモも行われた。AK Connectの登場時期については「近日中」とのことだった。
外形寸法は700W×998H×404Dmm、質量は15kg。カラーはブラックとシルバーを用意する。なお、今回展示されたモデルはプロトタイプで(事前に公開されたリリースと見比べても、すでにスタンド部が変更されている)、発売までに仕様およびサウンドをさらに追い込んでいくことになるという。
本機はラグジュアリーなインテリアや内装とマッチするようなデザインが検討されたようで、事前に公開されたイメージの他にも、複数の設置イメージがブースで公開された。仕様やデザインからも、オーディオマニアというよりは、家具と調和しつつ斬新なデザインと高音質を提供してくれるオーディオを求めるユーザーを想定していることがわかる。
ブースではこのようなAK T1のキャラクターを伝えるべく、ブースに“ストレスレスチェア”で知られるエコーネス社のチェア「Stressless Metro」を用意。実際にこのStressless MetroでくつろぎながらAK T1のサウンドを味わえるスペースが設けられた。人間工学に基づいたストレスレスチェアの座り心地を体験することも可能だった。
「AK380」や「AK Jr」も一斉デモ。同社取り扱いのイヤホン/ヘッドホンも一堂に会す
ブースにはもちろん、Astell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤーも勢揃い。特に最新モデルにして旗艦モデルのAK380についてはデモ機が多数用意されており、来場者も熱心にそのサウンドを確認していた。
また、エントリーモデル「AK Jr」やAK第二世代となる「AK240」や「AK120II」も用意。それぞれ試聴することができた。
アユートが取り扱うイヤホン/ヘッドホンについては、Beyerdynamic社の「T5p」をAKシリーズ向けにリチューニングした「AKT5p」、JH AUDIOのユニバーサルタイプのインイヤーモニター「LAYLA」「ANGIE」が出展。
また、ダイナミック型イヤホンを展開するシンガポール発のブランド“DITA”のAnswerシリーズも一斉展示。ベースモデルとなる「Answer」、バランス対応モデルとなる「Answer Truth Balanced」などを試聴できた。
ニューヨーク発のブランドMASTER&DYNAMICによるイヤホンやヘッドホンも披露。BURSON AUDIOの純A級動作ヘッドホンアンプ「SOLIST SL」の音を確認することもできた。