7chディスクリートアンプ搭載
マランツ、アトモス/DTS:XやHDCP2.2対応のスリムAVアンプ「NR1606」
マランツは、ドルビーアトモス/DTS:XやHDCP2.2に対応したスリムデザイン採用AVアンプ「NR1606」を9月中旬より発売する。価格は85,000円(税抜)。
本機は昨年6月発売の「NR1605」(関連ニュース)の後継モデル。薄型筐体を採用したマランツのAVアンプとして初めてドルビーアトモス/DTS:Xに対応。HDMIの8入力/1出力全てがHDCP2.2に対応し、4K/60pパススルーが可能となった。薄型モデルながら引き続き7chディスクリート・パワーアンプを採用し、実用最大出力は100W(8Ω)。DSDに対応し、Wi-Fi/Bluetoothも内蔵する。詳細は以下で説明していく。
オブジェクトベースのサラウンドフォーマット「ドルビーアトモス」に対応。7chアンプ搭載により、「5.1.2」のスピーカー配置に対応する。アトモス用スピーカーは、トップフロント/トップミドル/フロントハイト/フロントイネーブルド/リアイネーブルド5種類のいずれかを選択可能。従来のドルビーアトモス非対応コンテンツを再生する際にも、Dolby Surroundのアップミックス機能によりこれらオーバーヘッドスピーカーを使用した再生が可能となる。
DTSのオブジェクトオーディオ規格「DTS:X」にも無償ファームウェアアップデートで対応予定。対応時期は決定し次第発表される。Neural:Xによるアップミックス再生にも対応するとのこと。
スリムなボディながら、実用最大出力100W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動)のフルディスクリート・パワーアンプを搭載。ディスクリート構成とすることで、回路設計およびパーツ選定の自由度を高め、徹底した音質チューニングを行ったという。チャンネル間の温度差に起因する特性のばらつきを抑えるために、パワーアンプをヒートシンクに一列にマウントするインライン配置も採用。つながりの良いサラウンド再生を実現した。
接続するスピーカーのインピーダンスは4Ωにも対応。サラウンドバックおよびオーバーヘッドスピーカーを使用しない場合は、フロントスピーカーをバイアンプ接続して高音質化したり、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することが可能となる。
DSPやネットワーク・USBなどのデジタル回路への電源供給には専用の電源トランスを使用することで、デジタル回路とアナログ回路の相互干渉を排除。さらにデジタル電源のスイッチング周波数を従来の約2倍とすることで、スイッチングノイズを可聴帯域外へシフトさせ、再生音への影響を排除している。
DSPについては、従来モデルの約4倍の処理能力を備えたという最新のQuad Core DSPを採用。ドルビーアトモスやDTS:Xのレンダリングやデコーディング、音場補正などの高負荷処理と高音質再生を両立させている。
音質向上のために各種パーツも厳選。より透明感の高い空間表現を狙って新型ボリュームICを採用したほか、プリアンプ電源部のデカップリングコンデンサーは容量を約2倍に強化している。スピーカー端子は、ハイグレードのスクリュータイプを採用。バナナプラグにも対応する。また付属のケーブルラベルを使えば、色分けされたリアパネルと照らし合わせることで迷うことなくスピーカーケーブルを接続できる。
プリアウトはフロントスピーカーとサブウーファーで合計2.2chを搭載。フロントスピーカー用に外部パワーアンプを追加したり、サブウーファーを2台接続することで低域再生を強化したりすることができる。
自動音場補正能は「Audyssey MultEQ」に対応。最大6ポイントでの測定結果をもとに、スピーカーの距離、レベル、およびサブウーファーのクロスオーバー周波数を最適な状態に自動設定する。より精度の高い測定を可能にする紙製マイクスタンドも同梱される。
HDMIは8入力/1出力の全てがHDCP2.2に対応し、4K/60p、HDRやBT.2020のパススルーに対応。対応。SD/HD解像度の映像信号を最大4K/60pにアップスケーリングして出力することが可能だ。視聴環境の明るさやコンテンツに合わせて6つのピクチャーモードを選択したり、手動で詳細な調整を行ったりすることができる画質調整(ピクチャーモード)機能も備える。
昨年モデルに引き続きWi-FiおよびBluetooth内蔵。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/nに対応し、ワンボタンでルーター接続ができる「WPS」やiOSデバイスからの設定コピーも可能だ。Bluetoothはver 2.1 + EDRで、コーデックはSBCとAACに対応。本機のリモコンから再生/一時停止、楽曲スキップ、早送り/早戻しの操作が可能だ。マルチペアリングにも対応し、Bluetooth機器を最大8台まで登録することができる。
新たに「ワイドFM」対応のFM/AMラジオチューナーを新たに搭載。ワイドFM(FM補完放送)とはFMにてAM放送を受信可能な技術で、AM放送の放送区域においてFM放送用の周波数を用いてAM放送の補完的な放送を行うFM補完放送を聴取することができる。また、最大40局の放送局をプリセットできる。
マランツのコントロールアプリ「Marantz Remote App」に対応。スマートフォンやタブレットから本機を直感的に操作できる。
ネットワーク機能はDLNA1.5に準拠し、192kHz/24bitまでのWAV・AIFF・FLAC、96kHz/24bitまでのALAC、2.8MHz DSDの再生に対応。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、DSDのギャップレス再生が可能となる。同様の音源をフロントのUSB-A端子から、USBメモリー経由で再生することも可能となる。AirPlay、iPhone/iPodとのデジタル接続、インターネットラジオなどの機能も備えている。
テレビ画面に表示されるガイドに従うだけで接続や初期設定が完了するセットアップアシスタント機能も引き続き採用。GUIは日本語表示に対応。リモコン上の4つのスマートセレクトボタンに使用中の入力ソース、音量レベル、サウンドモードの設定などを登録すれば、ワンボタンで設定を呼び出すことができる。
音声入力はアナログRCA×3、光デジタル×1、同軸デジタル×1を搭載。音声出力は2.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×1、ヘッドホン×1を搭載し、2ゾーン/2ソースのマルチゾーン出力に対応する。
映像入出力端子は、コンポーネント入力×2、コンポジット入力×3、コンポーネント出力×1、コンポジット出力×1を備える。
消費電力は250W(待機時0.2W/通常スタンバイ)。外形寸法は440W×105H×376Dmm、質量は8.5kg。
本機は昨年6月発売の「NR1605」(関連ニュース)の後継モデル。薄型筐体を採用したマランツのAVアンプとして初めてドルビーアトモス/DTS:Xに対応。HDMIの8入力/1出力全てがHDCP2.2に対応し、4K/60pパススルーが可能となった。薄型モデルながら引き続き7chディスクリート・パワーアンプを採用し、実用最大出力は100W(8Ω)。DSDに対応し、Wi-Fi/Bluetoothも内蔵する。詳細は以下で説明していく。
オブジェクトベースのサラウンドフォーマット「ドルビーアトモス」に対応。7chアンプ搭載により、「5.1.2」のスピーカー配置に対応する。アトモス用スピーカーは、トップフロント/トップミドル/フロントハイト/フロントイネーブルド/リアイネーブルド5種類のいずれかを選択可能。従来のドルビーアトモス非対応コンテンツを再生する際にも、Dolby Surroundのアップミックス機能によりこれらオーバーヘッドスピーカーを使用した再生が可能となる。
DTSのオブジェクトオーディオ規格「DTS:X」にも無償ファームウェアアップデートで対応予定。対応時期は決定し次第発表される。Neural:Xによるアップミックス再生にも対応するとのこと。
スリムなボディながら、実用最大出力100W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動)のフルディスクリート・パワーアンプを搭載。ディスクリート構成とすることで、回路設計およびパーツ選定の自由度を高め、徹底した音質チューニングを行ったという。チャンネル間の温度差に起因する特性のばらつきを抑えるために、パワーアンプをヒートシンクに一列にマウントするインライン配置も採用。つながりの良いサラウンド再生を実現した。
接続するスピーカーのインピーダンスは4Ωにも対応。サラウンドバックおよびオーバーヘッドスピーカーを使用しない場合は、フロントスピーカーをバイアンプ接続して高音質化したり、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することが可能となる。
DSPやネットワーク・USBなどのデジタル回路への電源供給には専用の電源トランスを使用することで、デジタル回路とアナログ回路の相互干渉を排除。さらにデジタル電源のスイッチング周波数を従来の約2倍とすることで、スイッチングノイズを可聴帯域外へシフトさせ、再生音への影響を排除している。
DSPについては、従来モデルの約4倍の処理能力を備えたという最新のQuad Core DSPを採用。ドルビーアトモスやDTS:Xのレンダリングやデコーディング、音場補正などの高負荷処理と高音質再生を両立させている。
音質向上のために各種パーツも厳選。より透明感の高い空間表現を狙って新型ボリュームICを採用したほか、プリアンプ電源部のデカップリングコンデンサーは容量を約2倍に強化している。スピーカー端子は、ハイグレードのスクリュータイプを採用。バナナプラグにも対応する。また付属のケーブルラベルを使えば、色分けされたリアパネルと照らし合わせることで迷うことなくスピーカーケーブルを接続できる。
プリアウトはフロントスピーカーとサブウーファーで合計2.2chを搭載。フロントスピーカー用に外部パワーアンプを追加したり、サブウーファーを2台接続することで低域再生を強化したりすることができる。
自動音場補正能は「Audyssey MultEQ」に対応。最大6ポイントでの測定結果をもとに、スピーカーの距離、レベル、およびサブウーファーのクロスオーバー周波数を最適な状態に自動設定する。より精度の高い測定を可能にする紙製マイクスタンドも同梱される。
HDMIは8入力/1出力の全てがHDCP2.2に対応し、4K/60p、HDRやBT.2020のパススルーに対応。対応。SD/HD解像度の映像信号を最大4K/60pにアップスケーリングして出力することが可能だ。視聴環境の明るさやコンテンツに合わせて6つのピクチャーモードを選択したり、手動で詳細な調整を行ったりすることができる画質調整(ピクチャーモード)機能も備える。
昨年モデルに引き続きWi-FiおよびBluetooth内蔵。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/nに対応し、ワンボタンでルーター接続ができる「WPS」やiOSデバイスからの設定コピーも可能だ。Bluetoothはver 2.1 + EDRで、コーデックはSBCとAACに対応。本機のリモコンから再生/一時停止、楽曲スキップ、早送り/早戻しの操作が可能だ。マルチペアリングにも対応し、Bluetooth機器を最大8台まで登録することができる。
新たに「ワイドFM」対応のFM/AMラジオチューナーを新たに搭載。ワイドFM(FM補完放送)とはFMにてAM放送を受信可能な技術で、AM放送の放送区域においてFM放送用の周波数を用いてAM放送の補完的な放送を行うFM補完放送を聴取することができる。また、最大40局の放送局をプリセットできる。
マランツのコントロールアプリ「Marantz Remote App」に対応。スマートフォンやタブレットから本機を直感的に操作できる。
ネットワーク機能はDLNA1.5に準拠し、192kHz/24bitまでのWAV・AIFF・FLAC、96kHz/24bitまでのALAC、2.8MHz DSDの再生に対応。FLAC、WAV、AIFF、ALAC、DSDのギャップレス再生が可能となる。同様の音源をフロントのUSB-A端子から、USBメモリー経由で再生することも可能となる。AirPlay、iPhone/iPodとのデジタル接続、インターネットラジオなどの機能も備えている。
テレビ画面に表示されるガイドに従うだけで接続や初期設定が完了するセットアップアシスタント機能も引き続き採用。GUIは日本語表示に対応。リモコン上の4つのスマートセレクトボタンに使用中の入力ソース、音量レベル、サウンドモードの設定などを登録すれば、ワンボタンで設定を呼び出すことができる。
音声入力はアナログRCA×3、光デジタル×1、同軸デジタル×1を搭載。音声出力は2.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×1、ヘッドホン×1を搭載し、2ゾーン/2ソースのマルチゾーン出力に対応する。
映像入出力端子は、コンポーネント入力×2、コンポジット入力×3、コンポーネント出力×1、コンポジット出力×1を備える。
消費電力は250W(待機時0.2W/通常スタンバイ)。外形寸法は440W×105H×376Dmm、質量は8.5kg。
関連リンク
- ジャンルAVアンプ
- ブランドMARANTZ
- 型番NR1606
- 発売日2015年9月中旬
- 価格¥85,000(税抜)
【SPEC】●定格出力:フロント/サラウンド/サラウンドバック/ハイト…50W+50W、センター…50W(8Ω、20Hz〜20kHz、THD0.08%) ●実用最大出力:100W(6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動、JEITA) ●対応インピーダンス:4〜16Ω ●周波数特性:10〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●HDMI出力:入力×8、出力×1 ●映像入出力端子:コンポーネント入力×2、コンポジット入力×3、コンポーネント出力×1、コンポジット出力×1 ●音声入力端子:アナログRCA×3、光デジタル×1、同軸デジタル×1 ●音声出力端子:2.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×1、ヘッドホン×1 ●その他端子:LAN×1、USB×1、他 ●Bluetoothバージョン:ver.2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP ●対応コーデック:SBC/AAC ●消費電力:250W(待機時0.2W/通常スタンバイ) ●外形寸法:440W×105H×376Dmm ●質量:8.5kg