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『テラスハウス』は米国でも配信

Netflix、日本上陸直前アピール。日本オリジナルの4K制作も検討

公開日 2015/09/01 19:26 編集部:杉浦 みな子
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いよいよ明日9月2日から、世界最大規模の定額制動画配信サービス「Netflix」が日本でスタートする。サービスイン前日となる本日1日には、米NetflixCEOのリード・ヘイスティングス氏が来日し、Netflix.K.K. 代表取締役社長 グレッグ・ピーターズ氏やNetflix副社長 執行役員の大崎貴之氏らと共に、日本文化を意識した“鏡割り”のパフォーマンスでローンチを祝った。

“鏡割り”のパフォーマンスでローンチを祝福

Netflixは全世界50か国、6,500万人の会員を集める世界最大規模の定額制動画配信サービス。なお、アジア圏でNetflixが提供されるのは日本が初となる。ヘイスティングス氏はアジア初進出に日本を選んだ理由として「市場が大きく、インターネット環境も整っている。2年前にスタートしても良かったくらいだ」とコメント。「まだ日本での認知度は低いので、まずは質の高い視聴体験を提供し、日本ユーザーから高評価を得られるように取り組みたい。登録後最初の1ヶ月間は無料で利用できるので、ぜひ使ってみて判断してほしい」とアピールした。

リード・ヘイスティングス氏

4Kコンテンツの配信については、今後オリジナル制作するアクション作品のほとんどを4K仕様で配信するとのこと。さらに、日本オリジナルによる4Kコンテンツ制作も積極的に取り組む予定だという。大崎氏は「テレビなどのハード機器側が4Kに対応してきている。だったらやはり4Kで見たいですよね」と語った。

大崎貴之氏

グレッグ氏は「Netflixには様々なコンテンツがあるが、それらを“絶対にヒットさせる”という考えではない。コンテンツそれぞれに対して、様々な視聴層が生まれる。私たちが大事にしているのは、そのコンテンツを見たいと思うそれぞれの視聴層に対して、効率的にコンテンツを届けること」と語った。日本市場については「どういうコンテンツが日本で好まれるのか。これから長い時間をかけてローカライゼーションに取り組む」とし、日本での経験を踏まえながら、アジアの他の国への進出も狙っていくという。

グレッグ・ピーターズ氏

本日行われたプレスセッションのようす

また、同社では日本市場に対して「欧米諸国と比較してオリジナルのローカルコンテンツが増えるのではないか」と分析。他国におけるオリジナルコンテンツは全体の15%ほどとのことだが、日本ではそれ以上の比率になると予想している。

■日本では3種類の料金プランを用意

日本では以下3種類のプランを用意している。画質や、同時に視聴できるデバイスの数に応じてユーザーが自分のライフスタイルにあわせて選ぶことができる。なお、加入後1ヶ月間は無料で利用できる。

■ベーシックプラン…月額 ¥650(税抜)
 画質:標準画質(SD)/同時視聴:1ストリーミング

■スタンダードプラン…月額 ¥950(税抜)
 画質:高画質(HD)/同時視聴:2ストリーミング

■プレミアムプラン…月額 ¥1,450(税抜)
 画質:超高画質(UHD 4K)/同時視聴:4ストリーミング

コンテンツに関しては、2日のサービスイン段階で、マーベルによるアクションドラマ『デアデビル』を含む多くのNetflixオリジナルシリーズや、『テラスハウス』新シーズンなどを配信予定。また、今後はドラマ・アニメなど日本のコンテンツをアメリカでも配信予定で、『テラスハウス』は日本でスタートしたあと、米国でも配信することが決まっているという。

視聴デバイスとしては、これまで国内主要メーカー各社のテレビでNetflix対応製品が発表されてきているほか、スマートフォン/タブレットでの利用も可能で、既にiOS/Android向け視聴アプリも提供開始されている(関連ニュース)。Netflixとしては、対応するテレビ製品の拡充も図っていくとのこと。

なお、国内ではソフトバンクが日本でのサービス取扱について業務提携しており、オリジナルコンテンツの共同制作も検討中であることが発表されている。今年10月以降に発売されるソフトバンクのスマートフォンにはNetflixアプリがプリインストールされる(関連ニュース)。

本日はNetflixオリジナルコンテンツに登場する女優陣として、ウォシャウスキー姉弟監督作『センス8』に出演するペ・ドゥナさん、本年度エミー賞作品賞ノミネート作『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』に出演するラヴァーン・コックスさん、ウゾ・アドゥバさんも駆けつけ、「欧米で人気のNetflixが日本でスタートするのはとてもセンセーショナルで嬉しいこと。日本の皆さんにも夢中になってほしい」などと祝福を述べた。

ペ・ドゥナさん

ウゾ・アドゥバさん(左)、ラヴァーン・コックスさん(右)


全員揃って鏡割り。超テンション高い
当サイトでは過去に日本法人幹部へのインタビューも行っている(関連記事)。ぜひこちらも参照されたい。

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