フリーフォームディスプレイの新モデルなども発表
<CEATEC:動画アリ>シャープ、スマホ内蔵ロボット“RoBoHoN”。新ビジョン「AIoT」発表でAQUOS新UIも
例えば液晶テレビ“AQUOS”では、新UIのコンセプトを参考展示。画面がオフになっていても人が近づくと声で好みのコンテンツをレコメンドしたり、Android TV対応によって声でコンテンツを探すことができるといいう
また、声でメモをすぐに登録できる「エモパーメモ」を搭載したスマートフォン“AQUOS Phone”も展示。さらに、賞味期限の近い食材を超えで知らせたり、食材登録を声で行えたりするプラズマクラスター冷蔵庫や、使いたい食材や料理ジャンルを音声で伝えると、それに沿ったメニューを検索してくれるオーブンレンジ“ヘルシオ”などもココロプロジェクトの製品として紹介している。
そのほか、ココロプロジェクトとは別にAQUOS 4K NEXT、8K映像モニターゾーンも展開。昨日発表した70型のAQUOS 4K NEXT「LC-70XG35」や、世界で初めて8K映像規格に準拠した85型IGZO液晶搭載の8K映像モニターも展示する。
■自由な形状を可能にした「フリーフォームディスプレイ」の新モデルも
また、同社は新たな手法によって自由な形状を可能にした「フリーフォームディスプレイ」の新モデルも発表。4種類の新モデルをCEATECにて展示する。
「フリーフォームディスプレイ(FFD)」は2014年に同社が発表したもので、今回は新モデル4種類をCEATECで初公開。中央部が凸型に湾曲した「曲面型FFD」、円形型ディスプレイの周囲に操作ダイヤルを備えた「ダイヤルUI搭載円形型FFD」、車のバックミラーを想定しFFDの側面にタッチセンサーを備えた「エッジUI搭載ミラー型FFD」、「台形型FFD」の4種類のFFDを開発した。
FFDは、同社のIGZO技術の応用と回路設計手法により実現させたもの。従来のディスプレイは、表示領域の外周部に、ゲートドライバと呼ばれる駆動用回路を配置するために一定の額縁幅が必要だったが、FFDではゲートドライバを表示領域内の画素内に分散して配置することで、額縁を極めて細くするとともに、表示領域にあわせた自由な形状に設計することを可能にした。
同社、2014年6月にFFDを開発。車載用をはじめ、ディスプレイ全面を表示領域とした「フレームレス型FFD」をPCやタブレット向けに提案しており、「今後も、さまざまな用途に適したFFDを提案し、製品デザインの革新に貢献していく」としている。